ずーーーーーーっと買っていたのに装着していなかった高級靴紐を、我が革靴軍団のエース達に装着しました。
その名も紗乃織靴紐(さのはたくつひも)です。
紗乃織靴紐って靴バカの皆さんにとっては結構馴染みのあるシューレースだと思うんですが、まだまだ手が出せていない方も多いはず。
普通に靴紐に1300円出せるって中々の沼へのハマり具合ですしね。笑
今回はそんな高級シューレースをブラックとブラウンの二本GETしまして、ハインリッヒディンケラッカーのコードバン靴に取り付けましたので、こんな感じになるのか―というのを見ていただければなと思いますよ。
- 革靴用の靴紐がすぐほどけてしまうので、キープ力の高い間違いない靴紐が欲しい!
- 紗乃織靴紐(さのはたくつひも)気になってるけどぶっちゃけどうなの?
- 高級靴紐って、靴紐ごときにそんなに高いお金出す意味あるの?
という方向けに、メリットとデメリットを踏まえて、しっかりレビューしていきたいと思います。
好みはあれど本当にいい靴紐だと思います紗乃織靴紐(さのはたくつひも)。
首藤にとっては現状間違いなく最高の靴紐です!
紗乃織靴紐(さのはたくつひも)とは!
紗乃織靴紐はシューケアブランドの名門R&Dさんからリリースされている高級ろう引きシューレースです。
紗乃織靴紐(さのはたくつひも)は、メイドインジャパンの靴紐ブランドで、日本の職人によって紐一本一本を手作業で作り上げられている至極のシューレースです。
蝋(ろう)引き紐は、編み上げの綿紐に独自の配合のロウ分を丁寧に加工することで、靴紐の結び目がしなやかに、しっかりと結束する特長があります。
また、靴紐の先端に付けられたセルは、アンティーク仕上げの金属を丹精込めて丁寧に取り付けています。
強靭な作り、しなやかな使い心地が堪能できる靴紐の逸品「紗乃織靴紐」で、日本の職人による品質とこだわりをお楽しみ下さい。
https://www.randd.co.jp/brand/
首藤は出来ることなら手持ちの靴を全部紗乃織靴紐に替えたいぐらいには好きなんですが、如何せんお値段が張りますからね。
ちなみにお値段は1,320円
全部は無理なので、今回は特別な二足に装着することになりました。
それがこちら。
左 | ハインリッヒディンケラッカー BUDA プレーントゥ ダークコニャックコードバン |
右 | ハインリッヒディンケラッカー RIO プレーントゥ オックスブラッドコードバン |
BUDAは史上最高に出来る限りの贅沢で迎えてあげたいというコンセプトなので選ばれました。
RIOの方は仕事の方で試験的なものに合格した時に履いていた願掛けシューズだったので、RIOちゃんナイスというご褒美で取り付けることになりました。単純。
紗乃織靴紐(さのはたくつひも)の特徴とメリット・デメリット
紗乃織靴紐の特徴
上記の通り紗乃織靴紐(さのはたくつひも)は、M.MOWBRAY(M.モゥブレィ)などを手掛ける老舗のシューケアブランドR&Dが手掛ける高級蝋引きシューレースです。
展開バリエーションとしてはこんな感じ。
種類 | サイズ展開 |
---|---|
編紐・蝋丸(丸紐) | 60, 70, 80, 90, 100, 120cm |
組紐・蝋平(平紐) | 60, 70, 80, 90, 100, 120cm |
丸紐と平紐の2バリエーションで、10cm単位で刻んでの展開です。(120だけ違うけど)
カラー2色で主要な丸紐平紐はしっかり押さえてますし、長さも選びやすい10cm刻みなので迷わずチョイス出来るかなーと思います。
ドレスならブラックでちょっと遊びたい靴ならブラウンかなーとかそんな感じのお気軽さ。
ちなみに首藤は3アイレットだと60cm、5アイレットだと80cmぐらいがちょうどいいのかなと思っていますよ!
そして特徴についてなんですが、主な特徴は限界レベルまでロウ引きされたガッチガチの質感と高級感のある金ゼル仕様かなと思います。
見てくださいこのカッチカチ感。
端っこ掴んで持ち上げてもたらーんて垂れないんですよ。
曲がったままのカチカチの状態をキープしています。超ロウビキパワー。
こんぐらいすごいです。
これによって実際にアイレットに通したときにかなりのキープ力を発揮してくれるわけです。
靴紐を結ぶ前にギュッと引っ張ると思うんですけど、そこで力入れなくてももう引っ張られた状態でカチっとキープされるレベルですからね。
そのうえさらにしっかり結ぶことでとてつもない結束力を生みます。
これ解けることある?レベルです。
たぶん紗乃織靴紐は何時間履いても自然に解けることないと思います。笑
そしてお次の特徴はこの金ゼルです。カッコウィィ。
首藤は金ゼル大好きです。
靴紐の先端に金属が付いてることでちょっと高級感でますよね。
先端のセル部分がプラスチックだと結構壊れやすかったりすると思うんですけど、金属だったら中々壊れません。
靴紐って引っ張りでブチっと切れるかセルが割れて先端がファシャファシャになって使えなくなるかのどっちかですからね。
その原因の片方が改善されるってだけでもよいではないですか。
今でこそ金属セルが付いた靴紐なんて至る所で目にしますが、当時あまりなかった記憶があります。
というか良い靴紐(高級靴紐)的なあれってちょっと前まで全然なくなかったですか?
紗乃織靴紐一択みたいなところあったと思うんですよね。
色々選択肢は増えましたが、それでもやっぱりさのはたっていいなって思わせてくれる良さがありますね。
紗乃織靴紐(さのはたくつひも)のメリットとデメリット
首藤が感じる紗乃織靴紐の良いところと好みじゃないところをお伝えします。
メリット | デメリット |
---|---|
見た目に高級感がある キープ力がすごい(ほどけない) ロウ引きのおかげで結びやすい バリエーションは豊富だが選びやすい展開 | ロウが若干ベタつく 太さ的にそもそも入らない靴がある 靴紐を緩める時の手間(サッと片手間にできない) 金ゼルがアッパーを傷つける可能性がある 靴紐にしては値段がお高い |
という感じでしょうかね。
まずメリットというか良い点からですが、やっぱり見た目に高級感がありますよね。金ゼルパワー。
そして限界ロウ引きの力でしっかり引っ張る力をキープしてくれるので、めっちゃ結びやすいです。
そして尚且つ長時間履いててもほどけにくい。
というかこれ脱ぐとき以外絶対にほどけることはないと思います。笑
ここだけでちょっとお高い金出して買う靴紐に欲しい機能は大体そろってますよね
お次はデメリットですが、ロウ引きのおかげで靴紐を結ぶときに結構ベタつきます。
何度も脱ぎ履きしているうちに少し良くなってはきますが、それでもちょっとベタつきますかね。
手でパンパンと払えば問題ないので首藤はそこまで気にする派ではないですが、嫌な方は嫌かもしれませんね。
そしてドレッシーな靴だとアイレットが小さめだったりするのでそもそも入らない靴とかもあるみたいです。
この辺りは事前にググったりすると出てくると思いますので、気になっている方はチェックされるといいと思いますよ。
あとは靴紐を緩めるときにちょっとめんどくさいです。笑
ロウ引きの特性なのでしょうがないというかこの辺はメリットとのトレードオフだと思うんですが、ロウ分でしっかりキープされてることで脱ぐときにサッと緩められないんですよね。
一個ずつアイレットから緩めてくみたいな作業になるので、この辺も好みは分かれるかなと。
首藤は愛着が感じられて革靴をゆっくり靴を脱ぎ履きする時間が好きなので、全然気にはならないです。
またそもそも金ゼルが好きじゃない方もいますよね。
歩いているときやブラッシングの時にアッパーが傷ついちゃうかもみたいな。
この辺は好みや靴の履き方にもよると思いますけども、こちらも首藤は全然気にしないです。
コードバンだろうがディンケだろうが付けますし、そもそもあまりアッパーが傷ついたという経験もないので。
最後はちょっとあれですね、お値段ですよね。笑
1300円ぐらいするので、え、靴紐にそんなかける?????っていう方にはちょっと向かないかもしれないです。笑
しかしながら首藤はこのメリットの部分に値段以上の価値を感じているので、全然出せる範囲だと思っています。
それでもまあ一気にたくさんは買えないので、特別にカスタムしたい靴を優先しています。
まあぶっちゃけ高いのは高いんですよ。単純に値段だけ見ると。笑
でもたっかいけどやっぱり良いんですよねえ。自分の革靴がワンランクアップするというか。
靴紐を変えるだけで本当にかっこよくなりますしね。
自分の好きな革靴がもっとかっこよくて機能的になるなら1300円出してやるか…!っていう気になります。
そして革靴ライフは長いので、一気に買わないで一か月ごととかに少しずつ買い足していくと、全然値段は気にならなくなるというライフハックもあります。笑
是非ご活用ください。
BUDAプレーントゥに編紐・蝋丸の60cm ブラウンを装着!
紗乃織靴紐のご紹介も完了したところで、さっそく装着していきたいと思いますよ。
装着するお靴はこちら。ハインリッヒディンケラッカーのBUDA、ダークコニャックコードバンのプレーントゥでございます。
首藤にとって特別な一足ですね。
特別なシューズには特別なシューレースを付けてあげたい気持ち。
靴が気になる方はこちらの記事からどうぞ。
そして装着するのは紗乃織靴紐の編紐・蝋丸の60cm、ブラウンです。
丸紐バージョンの方ですね。
3アイレットなので60cmをチョイスしました。
純正の靴紐と比較
比べてみると紗乃織靴紐の方はギュギュっと目の詰まったような編み込みタイプなのがわかります。
そして結構カラーも違いますね。
ブラウンですが結構濃いめのダークブラウンな感じです。
高級感のある金ゼルと相まって引き締まった印象になりますね。
ちなみにディンケ純正の靴紐と比べると短め。
純正の靴紐のことを考えると70cmの方でも使えそうですが、見栄えや結びやすさを考慮すると60cmが正解な気がします。
いざ組紐蝋平ブラウン60cmを装着
ということで早速装着です。
3アイレットなので自動的にパラレルになりますね。
金ゼルのせいか細いアイレットには入らないことで有名な紗乃織靴紐ですが、ディンケの靴にはすんなり入ってくれました。
ディンケの紗乃織靴紐カスタム考えられている方、安心してください。余裕で使えますよ!
ロウ引きパワーメーイクアップ!の力でギュッと引っ張っただけでキープされてしまうという。
靴紐の結びやすさとキープ力が段違いです。
ギュッと結んでみましたよ。
これでどれだけ歩いてもほどけることはないでしょう
純正との比較
良い機会なので比較画像です。
向かって左が純正、右が紗乃織靴紐です。
比較してみると結構雰囲気変わりますねー。
紐自体の太さも影響してるかもしれませんねこれは。純正は結構太いんですね。
純正は薄めのブラウンカラーで全体の雰囲気を明るくしてくれる感じ。
逆に紗乃織靴紐の方は結構濃いめのブラウン且つ純正より細いので、アッパーに馴染んでクールな印象になります。。
編み編みな感じがカジュアル過ぎるかなーとも思いましたが全然目立たないですね。
純正の方です。
レースステイ部分に表情が出て、むっちりした質感とカラーがカジュアルに見せてくれます。
首藤的にはカラー自体はこちらの方が好みかも。
紗乃織靴紐の方はどうでしょうか。
やっぱり全体的に落ち着いた雰囲気に変わりますね。
細さやカラーもそうですし、金ゼル効果もありそう。
これがアップ比較です。
めっちゃくちゃ比較画像多いですね今振り返ってみると。笑
靴紐って買って合わせてみるまでわからないという結構チャレンジングな部分があると思うので、この比較画像で出来るだけイメージしやすくなればなと思いますよ!
装着完了
ということでBUDAに装着完了です。
どうでしょうこの佇まい。
大分印象変わりましたね!
カジュアルなプレーントゥから、かっこよさが際立つ感じになったと思います!素敵ィ!
アップでもいい感じ。似合ってるぞ!BUDA!
これで最高のお迎えプロジェクトのうちの一つが完了しました。
RIOプレーントゥに組紐・蝋平の60cm ブラックを装着!
そしてお次はハインリッヒディンケラッカーのRIO、オックスブラッドコードバンのプレーントゥでございます。
首藤のマイファーストディンケラッカーですね。
試験や面接なんかでも一緒に戦ってきた戦友的シューズです。
いい感じにアップグレードしてやろうぞ!
靴が気になる方はこちらの記事からどうぞ。
装着するのは、紗乃織靴紐の編紐・蝋丸の60cm、ブラックです。
BUDAにつけたやつのカラー違いですね。
長さは同じ3アイレットなので60cmをチョイス。
いざ装着
さあではこちらも装着していきましょうかね!
オリジナルの純正靴紐はブラックです。
ディンケの純正靴紐はほどけやすいことで有名なので、このカスタムでそのあたりをしっかり改善できるのかなと。
いざ装着していきますよー。
同じくパラレルです。
こちらも同じくアイレットのサイズ感は気にしなくてOKです。
問題なくすんなり装着することが出来ましたよー!
気を付けることとすれば、コードバンなので金ゼルで傷つけないようにしないと…ぐらいですかね。
結構この辺雑にやっちゃいがちなので、ちゃんとタンに気を付けて装着しましょう。
ぶっちゃけ首藤は傷はかっさ棒でなんとかなると思ってるタイプなので全然気にしませんでした。笑
純正との比較
片方装着完了しましたので、純正との比較です。
どうでしょうかね。
カラーが同じ黒なのでそこまで大きな違いは感じられないですが、それでもかなり引き締まって見えると思います。
紗乃織靴紐の方がキュッとしてますよねやっぱり。
細く堅牢な編み紐感と、金ゼルパワーによって大分高級感出てます。
紐が太めでむっちりした素材なので、よりRIOのカジュアルさが際立ちます。
またブラックだと特に出ちゃうんですけど、セルのセロハン感がすごく安っぽい感じがしちゃいますね…紗乃織靴紐に比べるとですが。
こちらが紗乃織靴紐。
ギュギュっと引き締まった表情。
キリッとした気がしません?
ワンランク上の男になったような感じがしますね。
アップでの比較。
やっぱり紗乃織靴紐の方がかっこいい!
間違いなく変えてよかったですこれは!
装着完了
装着完了しました。
如何でしょうかこの感じ。
まんまるぽってりプレーントゥなのに、靴紐を変えるだけでスタイリッシュに変わりますよね。
かなり良い感じです。
ブラックだとやっぱり素材による高級感が全然違う気がします。
結果:革靴がワンランクグレードアップした感じになる!
両方揃えてみました。
どうでしょう、やっぱり紗乃織靴紐に替えると革靴がワンランクグレードアップしたような感じになりませんか?
ディンケの純正の靴紐みたいにちょっとポップな感じだと、尚更変化はデカいと思います。
紗乃織靴紐の方が細めで金ゼルも付いており、シャープ且つ高級感があります。
またロウ引きなので、結び目の蝶の形もすごく綺麗にでるので見栄え的にもグッドです。
さらに結びやすい&キープ力が超絶アップとくれば、もういいところしかないのでは??という感じ。
デメリットとして挙げられている部分に関しては、あくまでそれを許容できるかどうかという部分になってくると思いますね。
特別な靴だったりエース級の靴ならば、ちょっと奮発して紗乃織靴紐カスタムするのも全然アリだと思います。
まとめ
ということで改めて紗乃織靴紐(さのはたくつひも)のご紹介をさせていただきました。
お高いだけあってというのもアレですが、単純にめちゃくちゃいい靴紐でした。
特徴やメリデメはあるので人によってそれぞれ好みはわかれると思いますが、首藤的には非常に高級感があって靴がワンランクパワーアップする感じがとても好みです。
今回のBUDAとRIOの比較を見てもらってこの変化が気に入ってくれた方であれば、是非ともチャレンジしてみてください。
かわいいかわいい靴がさらにかわいくなりますよ!
もしお手持ちの靴がドレッシーな靴であれば、平紐の方にしてもいいかもしれませんね。
首藤はドレッシーな靴がないので今のところあれですが…。
一気に全部紗乃織靴紐に替えよう!という感じではなくていいと思うので、まずはエース級の靴や特別な靴に装着してみてはいかがでしょうか。
気に入ればちょっとずつ時期をみて追加購入していけばいいですし。逆にエース級に靴に合わなかったら別の靴につければいいだけなので!
正直チャレンジしてみて後悔はないと思います!非常におすすめ!
ということで気になる方は是非一緒にサノラーになりましょう。