出会いってのは突然なもんで、それでいてどこに転がってるかわかんないもんだなーってよく思います。
最近は自分の中でシャツ系がとても充実していまして、最初に集めだしたSHINYAから始まり、ちょこちょこいい感じのドメブラでシャツを揃えつつ、GraphpaperのオーバーサイズオックスフォードBDにドハマりしてめっちゃ揃えて、その後90sのラルフローレンのシャツに急激にハマりツイルやリネンシャツなどを狂ったように集めていました。
凄まじいスピードで増えていったシャツの枚数はおそらく20を超え、もうこれシャツ5年はいらねえだろみたいな時に出会ってしまったんですよ。
そう、TOKIARI(トキアリ)のシャツにね…!!
別に自分で見つけ出したとかではなく、完全にオボイストさんのブログやSNSでたまたま見かけたってだけなんですが、一目見た時からとても惹かれてしまいまして。
あーこれ完全に好きなタイプのやつだなって
色々調べていくうちに間違いなく完全に好きなタイプのアレだったので、是非とも紹介したいなと思いまして信じられないぐらいのボリュームで記事を書かせていただきましたよ。
書きたいことはいっぱいあるんですけども、まずはブランド紹介からだなってことで、こんな感じのことをゴリゴリに書きました。
● TOKIARI(トキアリ)ってどんなブランド?
● TOKIARI(トキアリ)はどんなシャツがおすすめなのか!
● TOKIARI(トキアリ)のアイテムはどこで買えるの?
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まずはTOKIARI(トキアリ)ってどんなブランド?って話
ブランドについて
京都発2022年春夏スタートのドメスティックブランド
TOKIARI(トキアリ)は、合同会社時在服飾設計が運営する、京都発のドメスティックブランドです。
ファーストシーズンは2022年のSSで、比較的新しいブランドながら百貨店内にブランドの直営店を構え、コラボレーションなど積極的に行っている新進気鋭のブランドです。
ブランドはTOKIARIなのか時在服飾設計なのかどれが正解なのか…、正直首藤もこの辺の関係がよくわかってなくて、ブランドサイト見てようやく把握しました。笑
まとめるとこんな感じ
- 運営企業:合同会社時在服飾設計
- ショップ:時在服飾設計
- ブランド:TOKIARI(トキアリ)
という感じになっています。なのでブランドとしてはTOKIARI(トキアリ)となりますね。
アイテムの特徴として、ほぼ全ての商品が肌触りの良さにこだわった天然素材を使って製作されており、パターン・縫製・デザインをまさかの全てを自社で行っているという稀有なブランドです。
ちなみに、シャツだけは岡山の工場で仕立てられているそうですよ。
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30年のアパレル経験を持つ超ベテランバイヤーがデザインする洋服
首藤の勝手なイメージなんですが、最近のドメブラのデザイナーの方って、長年勤めた大手の企業デザイナーから独立されてブランドを持つみたいな方が多い印象があったんですけども、TOKIARIのデザイナーを務める中村 憲一さんはまさかのオーナー&バイヤー出身とのこと!
インポートショップを20年ほど運営され、その後パリコレでショップバイヤーとして10年ほど活躍されたのちにTOKIARIを立ち上げられました。
アパレル30年の超絶ベテランがまさかのデザイナーに転身、ブランドを立ち上げるっていう興味しか湧かないストーリーなんですけども!笑
長年仕入れ・販売という部分に関わってきて、自然と「自分でも作ってみたい」という気持ちが沸き上がってきたとのことで、ミッチリ詰まった30年分の経験がアイテムに反映されているってことですね。大変興味深いです。
ちなみに中村さんは、デザイン画をHPやSNSで結構公開されているんですが、めちゃくちゃタッチが好みです。
なんというか通常のスケッチと違って、FFシリーズの天野喜孝さんみたいな雰囲気を感じるんですよねー!
絵としてもすでに雰囲気があって素敵なんですが、このデザイン画がこの服になるのか…!みたいな発見も個人的に凄く楽しいです。
ちなみにデザイン画は公式HPの「DRAWING」というページから見ることが出来ますので、是非どうぞ。
DRAWINGのページはこちらからコンセプトはタイムレス・クローゼット
そもそも’TOKIARI(時在)’という言葉は、旧約聖書三章十一節「コヘレトの言葉 / 時の詩」の中の『何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある』というところから来ています。
そこから『時に在る衣服「タイムレス・クローゼット」』というコンセプトを基に、時代に流されず普遍的な服を作ることを主題とし、そしてこの服と共に人生の悲喜交々の瞬間を歩んでほしいという願いが込められてます。
やだ、素敵…
こういうブランドコンセプトみたいなものって、服バカからしたら地味に大事なんですよねえ。
正直お高い服を買う時って、着るだけでテンション上がるかどうかみたいなのがポイントだったりするので、コンセプトがあるだけで解像度が上がるというか、深みを感じられたりします。じわじわーっと良さが滲む感じ。
やっぱり年齢を重ねてくると、肌当たりだったり長く着れるものだったりそういうものを意識してくるようになるので、タイムレスな服ってのはとても魅力的です。
テーマカラーの白と黒で表現されるコレクション
人生における相反する出来事を白と黒で表現し、普遍的な服を作ることを主題としています。
「着やすいモード」を目指した服作りをしているとのことなので、テーマカラーとしては白と黒を軸にしています。
TOKIARIのラインナップを見ると確かに際立つのが、白と黒のシャツ。これがこのブランドの象徴となるアイテムなんですね。
この二つのカラーってコーディネートを組むうえで一番ベースになるカラーかと思います。自分のクローゼットを見ても、黒と白の割合ってめっちゃくちゃ多いですしね。
クローゼットに最後まで残るのって結局超シンプルな白シャツ、黒シャツだったりするのかなーとか思ったりするので、この清々しいまでの潔さがブランドコンセプトに合致していてそこもとても好きです。
いい白シャツ、いい黒シャツが欲しいなと思ったらTOKIARIで探せばいいみたいな。
そういう時に真っ先に思い浮かぶブランドになりそうです
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洋服について
天然素材で肌触りにこだわった生地選び
TOKIARI(トキアリ)の洋服は、天然素材を使って肌触りのいい素材にこだわって作られています。
正直これだけ聞けばもう耳にタコというか、最近のドメブラ好きな方ならわかると思うんですが、ぶっちゃけもう大体のブランドが天然素材にこだわって肌触りのいい生地使って服作ってるんですよね…笑
首藤の大好きなSHINYAもそうですし、大きなところでいえばCIOTA、COMOLI、Graphpaper、AURALEEなんかもそうですよね。
もう大体このぐらいの価格帯のブランドって、しっかり天然素材の良い生地使ってるわけですよ。それがスタートライン的な。カスタマー側からすると最低限そうだよねみたいな感じすらあります。
この部分だけ聞くとありきたりだなーってなっちゃうかもしれないんですが、でも首藤は改めて思うんですけどこの素材にこだわってますってちゃんと謳うのってめっちゃ重要だと思っていて。
やっぱり購入者側って全員が全員素材や生地の知識があるわけではないので、こういう風にしっかり宣言してもらえることで、まずは第一段階の安心感を得られると思うんですよ。「あー、ちゃんとこれだけのお金を支払うに値する素材なんだな」って。素材や生地の詳しい知識がなくても、ちゃんと価値を感じられれば納得感に繋がりますし、さらにそれは満足感や愛着に繋がっていきます。
だから首藤としては文章としては見たことあるなーって思いつつも、ブランド側から言ってもらえるってのはとっても大切だなと思うわけです
やっぱりどんな風に作られている素材で、どのような特徴があるのかがわかると嬉しいですよね。
TOKIARI(トキアリ)はオンラインショップを見るとそれぞれの素材に関してめちゃくちゃ詳しく解説が書いてあって、首藤的にはそこも大好きなポイントだったりします。
実物の服を見ながら、実際の質感と解説を照らし合わせることで素材の解像度が高まりますし、さらにその服への愛着が強まります。
ちなみに代表的な素材としては、ハードマンズリネンや高級ドレスシャツに使用されるブロードコットン、ガス強燃糸で仕上げた双糸コットンツイルなどなど、聞いてるだけで服バカがワクワクするような素材が目白押しです。
色々最近のドメブラの生地なんかも見てきてますが、TOKIARI(トキアリ)の素材はデザイナーの並々ならぬこだわりを感じますね。
余白を楽しむゆったりしたシルエット
次にシルエット(主にシャツ)についてですが、これが結構予想外でした。しっかり余白を楽しめるゆったりシルエットなんですよ。もうこれが意外で。
ブランドの方向的に結構モードな雰囲気を感じていて、そのせいかすごく全体的にシュッとしてる印象だったんですよね。
服単体で見ても、モデルさんが着ているルックを見ても。SHINYAのシャツ並のシュッとしてる感。
だから身幅的にもスッキリ設計なのかなー、首藤のわがままボディは収まりきらないかなーと思っていたんですが…
サイズ表みてびっくりしました。普通にオーバーサイズレベルの身幅なんですよね。
代表的なモデルのTOBARI(トバリ)で言うと、最大サイズの3の胸囲が134cmなんですよ。ざっくり身幅67cmぐらいなんですよね。めっちゃデカないです?いい意味で。
ちなみにコモリシャツのサイズ4ぐらいの身幅感ですこれ(サイトによって記載違うけど)。あのリラックス感溢れる空気を纏うと言われてるコモリシャツ並の身幅があるのに、見た目はめっちゃシュッとして見えるという。まじすごいです。
ちなみにこれSHINYA好きな方にしか伝わらないかもしれないんですが、SHINYAのバンドカラーシャツAstolfoの最大サイズ3の胸囲は118cm、身幅で言うと59cmぐらいです。もうサイズ感の違いにびっくりですよほんとに。
首藤から見た印象
- SHINYA(シンヤ):数字上はコンパクト、着てみると何故かゆとりを持って着れちゃう&見た目がシュッとして見える
- TOKIARI(トキアリ):数字上は大きめで着た感じも余白を感じられるが、見た目はシュッとしてる
真逆のコンセプトですね。どっちも最高なんですけども。
という感じで結論的には、首藤みたいなわがままボディの持ち主でもしっかり余白を楽しめる最高のシャツって話です。
デザインの由来やバックボーンにストーリー性があって好き
そしてTOKIARIといえば、デザインの由来やそのバックボーンも特徴的です。
代表的なものとして定番品のTOBARI(トバリ)は、京都の朝や夜の帷(とばり)から着想を得て作られています。
このモデルは、京都での体験からインスピレーションを得て形にされました。夜の闇の中に漂う艶や、内と外を隔てる薄衣の光と影を表現しています。
すでに文章だけで美しい。首藤の中のアナ雪ハンスも「そういうの大好きだ」って言ってる。
そして実際に画像でTOBARI(トバリ)のブラックを見ると、グッと服への理解度というか解像度が高まる感じがします。
ほんとにお前わかってんのかって聞かれたら、知識がないのでデザインとかパターンとかでどこがどう表現されてるかとかは全然わからないんですけれども、勝手に想像することはできます。というか勝手に想像して楽しんでます。
トバリの深い黒の陰影にきらりと光沢が差し込むところなんか、真夜中の川の水面に月明りが反射してるみたいだなとか、勝手にそんな想像を重ね合わせて楽しんだりするのも趣深いですよね。趣深ニストなんでね。首藤はね。
またエレガントなアロハシャツがコンセプトの半袖シャツGAUGUIN(ゴーギャン)は、後期印象派の画家ポール・ゴーギャンを連想し、「着たら似合いそう」というドストレートな視点でデザインされているそうです。
そしてパンツで言えば、24AWのワンタックパンツのKATANA(カタナ)は、その名の通り「刀」をイメージしたデザインとなっています。
KATANA’ワンタックパンツは「刀」をイメージしたデザインで、タックをステッチで切先のように仕上げています。切り裂いたようなスリットポケット、水牛ボタンのディテールが印象的です。
京都発らしい日本の美意識を西洋のパンツに融合させたデザインということで、もうめちゃくちゃ読んでるだけでワクワクしちゃうわけですよ。
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TOKIARI(トキアリ)のおすすめアイテムはどれなんだい!
やはりシャツ、TOKIARIと言えばシャツ!
ということでTOKIARI(トキアリ)では一体何を買えばいいんだい?って話なんですが、それはもうあれですよ。完全にシャツです。
TOKIARI(トキアリ)ではまずシャツを買え!
もちろん他のアイテムを否定してるわけじゃないので先に言っておきますが、個人的にはTOKIARI(トキアリ)というブランドの良さや特徴を感じたい、ということであればまずはシャツを買うのをおすすめしたいということですね。
やはりこのモードとカジュアルの狭間にある美しさと懐の深さを是非感じて欲しいです。
ぶっちゃけシャツなら大体全部良いので、好みに合うならどれ買ってもいいと思うんですけど、TOKIARI(トキアリ)には割と色んな種類のシャツがあるので、いくつか代表的なモデルやおすすめのモデルを紹介しておきますよ。
定番デザインのTOBARI(トバリ)は外せない
1stシーズンから展開されている、TOKIARI(トキアリ)を象徴するモデルとも言えるのがこのTOBARI(トバリ)です。
TOBARI(トバリ)の特徴
- スタイルはスタンドカラーシャツ
- 気品に満ち溢れた襟の高い二つボタンのドゥエボットカラー
- 背中と肩、袖にギャザーが施され陰影のニュアンスを演出
- 長めのカフスが上品でかっこよき
- 光沢のある白蝶/黒蝶ボタン
- 着物のような粋な雰囲気の中に色気も感じられるシャツ
いやーとにかくかっこいい。こんな雰囲気バリバリのシャツは中々出会えないですよねー。
これこそがまさにトキアリが表現したいものなんじゃないかなーって勝手に思ったりします。まさにこれ着やすいモードそのものじゃないです?
もう解説通り気品、上品さ、色気に満ち溢れたシャツで、着たらパツイチでかっこよくなること請け合いなわけです。
ちなみに首藤は全くモード系の服とかも着ないですし、バリバリのカジュアル街道を爆進しているようなスタイルなので正直このモード感着こなせるのかなとかも思ったりするわけですが、逆にこれめっちゃ着崩してもかっこいい気がします。
敢えてボタン全部開けてデニムに羽織るみたいな。スタンドカラージャケットみたいな感じにしても絶対かっこいいですよね。
当然の如く正統派な感じで、全ボタンしめでスラックスに合わせても確実にかっこいい。外しでオールドコーチ肩にかけて秋の街中を闊歩闊歩したいです。
想像が膨らむなあトバリは。
やはりトバリ…トバリは全てを解決する…
シンプルイズベストのHIKARU(ヒカル)は最初の一着目に相応しいと思う
そしてHIKARU(ヒカル)もめちゃくちゃおすすめです。
ブランドを象徴するトバリも当然いいですが、このヒカルも一着目のトキアリデビューに相応しいんじゃないかなーって個人的には思いますよ!
何を隠そう首藤のトキアリデビューもこのヒカルです。
HIKARU(ヒカル)の特徴
- やや短めに設定されたレギュラーカラーシャツ
- どんな場面でも活躍するンプルでミニマリストなデザイン
- 虹色の艶のある白蝶/黒蝶ボタンを採用
- 胸ポケットを省き、装飾や機能を一切排除したシンプルさを極限まで追求
とにかくシンプル。シンプルイズベストを地で行く名作です。
シンプルで無地のいい白シャツ、黒シャツが欲しいって思ったらこれ一択です。
決してオーバーサイズ過ぎず見た目はシュッとしたレギュラーカラーシャツなので、ジャケットなんかとも相性がいいんですが、この見た目からは想像つかないぐらい余白があります。
しっかりと服と体の間に空間があって着てるとめっちゃ楽なんですよ。なんなんでしょうねこのマジックは。トキアリマジックですかね。
首藤が所有しているのはサイズ2で胸囲129cm(身幅64.5cm)なんですが、すっごい快適に着れてます。このわがままボディでですよ?まじすごい。なのに見た目はスッキリという不思議。
当たり前ですが逆にめっちゃオーバーサイズ感を出したい、ストリート感を出したいみたいなのには不向きですね。笑
そしてもう一つはボタンですね。これはトキアリの全シャツ共通なのかわかりませんが、ボタンがとにかくいいです。まじでめっちゃいい。こんな好みなボタンに出会ったの初めてですね。
これまでに色々なブランドのしっかりお高いドメブラのシャツを所有してきましたが、一番好きです。少し小さめで、結構厚みがあるんですよね。この厚みが素晴らしいんですよ…ボタンも留めやすいですし、手触りがたまりません。宝石の原石を撫でまわしてるような気分になれます。
皆様にも是非このボタンを堪能してほしいですね。シャツの話で作りとかよりボタンをここまで推すのは初めてなんですが、それぐらいよかったです。笑
洗練された用の美を感じるスタンドカラーシャツのSOETSU(ソウエツ)
お次はドシンプルなスタンドカラーシャツのSOETSU(ソウエツ)です。
これもいいんですよねえ…トバリとは違った良さがあって。完全にシンプルなスタンドカラーが欲しいなあと考えている方は、トバリよりこちらの方がハマるかもしれません。
SOETSU(ソウエツ)の特徴
- トバリより襟は低めの一つボタンのスタンドカラーシャツ
- ポケットの佇まいに用の美を感じられる
- きらきらと輝く白蝶や黒蝶の貝ボタン
- ギャザーなどの装飾はなく、抑制されたミニマムなデザインの中に胸ポケットがひとつ
全てをそぎ落としているわけではなく、装飾は全て除外したうえで機能として必要なポケットを一つだけ配置しているこの絶妙な佇まい。まさに用の美。めっちゃ洗練されてますよねこれ。
ほんと言い方あれですが、特徴なんてほぼないんですよねこのシャツ。笑
ただ、だからこそ美しさが際立つというか。機能美っていいなって。
必要なものだけを追求した形って必然的に美しくなるんだなあというのがこのソウエツというシャツです。勝手に解説してますけど完全に首藤の印象です。笑
トバリは少し装飾的でモードなイメージがあって、一枚でらしさを感じられるシャツですが、ソウエツはとにかくシンプルで一枚で着てもいいしジャケットやコードのインナーとして着てもすごく懐が広いだろうなという感じがしますね。オールシーズン活躍しそうです。
トバリが主演ならソウエツはバイプレイヤーですかね。グッドな脇役が好きな首藤としてはソウエツのこの控えめな感じも好きポイント(SP)高いですね。
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半袖シリーズが心を揺さぶってくる
半袖シャツGAUGUIN(ゴーギャン)がヤバめ
エレガントなアロハシャツをコンセプトに作られたGAUGUIN(ゴーギャン)も他にはない感じのシルエットでいいんですよねー。
GAUGUIN(ゴーギャン)の特徴
- エレガントとリゾート、二つの表情を持った半袖シャツ
- 素材は毛羽立ちが少ない高品質なハードマンズリネン
- 襟はセミワイドカラー、前見頃は比翼仕立て
- ポケットと背中の細工を無くしてミニマルな雰囲気に
- ボックス型の裾と5分袖でリゾート感のあるシルエット
- 袖先のカフスにある2つのアジャストボタンで袖のボリュームを調整可
いやーたまりませんね!個人的に24SSはほんと半袖シャツがめっちゃ気になっていて、トキアリからすごい好みのシャツが出ててびっくりしました。
まず5分袖のシルエット感が最高なんですよ。半袖ってどうしても子供っぽくなりがちだと思うんですが、5分袖だとすごくスマートな印象になって大人でも着れちゃうんですよね。
アロハ的側面もあるので着丈は短めなんですが、これまたしっかり身幅はゆったり設計でサイズ3で胸囲133cm(身幅66.5cm)と、わがままボディもしっかりおさまるどころか余白までいただけちゃうシルエットに仕上がっております。
デザイナーの中村さんがわがままボディの味方すぎる
このバランス感はほんと秀逸ですよねえ。素材もアイリッシュリネン100%で言うことありません。
半袖シャツに欲しかったものを全て詰め込んでくれた素晴らしい逸品。これ着てパリとタヒチ往復したい。いや、贅沢言わないので地元の海でゆっくり過ごしたい。
TOKIARI初のポロシャツLlNDSAY(リンジ―)のかっこよさよ
スポーティーなアイテムなのにギュンギュンに知的さとエレガントさを感じさせる、ブランド初のポロシャツLlNDSAY(リンジー)も捨てがたい。
LlNDSAY(リンジー)の特徴
- ドロップショルダーと長めの袖が特徴
- 素材はイタリアのアルビニ社で紡績されたスーピマコットン
- 日本国内で染色、編み立てされた高品質な鹿子生地
- 左胸にTOKIARIのロゴ刺繍
- カラーはシックで知的なインクブルー
これまたちょっと子供っぽくなってしまうアイテム代表のポロシャツ。
それがトキアリの手にかかるとこうもシックでアダルトな印象になるわけですよ。やっぱりいいなあトキアリの半袖シリーズ。子供っぽくなっちゃいそうみたいな悩みを確実に解消してくれる。京都発のお悩みバスタートキアリ。
カラーは深いネイビーっぽいですがインクブルーの表記ですね。めちゃくちゃ良い色。安っぽいネイビーじゃなくて深いしっかりしたネイビーってほんと好きです。
こちらも半袖シャツのゴーギャンとかなりシルエットは似てるかな?着丈は短めだけど身幅ゆったり設計でサイズ3だと胸囲129cm(身幅64.5cm)というばっちり具合。
素材はドストレートなスーピマコットンの鹿の子っていう良いポロシャツの代表みたいな生地ですね。画像だけで見ててもこの色味なのに光沢感がすごく良くて、めっちゃくちゃ実物見てみたいですこれ。京都の方うらやましい。
首藤が2023年夏の欲しいものシリーズで更新したポロシャツ記事を書いた時にこれがリリースされていたら、確実にランクインしていたであろうリンジー。上質で大人なポロシャツが欲しい方には大変おすすめです。
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ブランドの特徴的なロングシャツも魅力
シャツが定番アイテムであるトキアリなんですが、実はロングシャツのシリーズも結構リリースされています。
ユニセックスなブランドなのでメンズレディース問わず着れますが、シャツワンピース的アイテムとしてレディースの活躍の場が広そうなロングシャツ。
メンズはシャツコート的にも着れますし、ちょっとモードなロングシャツとしてもいけちゃいます。
TOBARI LONG(トバリロング)の美しさを感じたい
まずおすすめしたいのはTOBARI LONG(トバリロング)という、もうそのまま名前の通りなんですがトバリのロングバージョンです。笑
特徴はトバリと同じながら、下記内容がアップデートされています。
TOBARI LONG(トバリロング)の特徴
- カフス周りと袖丈を調整し、袖の溜まりをより美しく表現
- 腰ポケットをつけシャツコートとして着ることも可能に
サイズ的にもまさにガバっと羽織れるサイズ感で、こんなん街中で羽織ってる人いたらめちゃくちゃっこいいでしょうね。こういうのサラッと着れる男になりたい。常々そう思っています。
いくつかの素材違いのバージョンがあり、24SSはお馴染みハードマンズリネンなんですが、これだけの生地量の100%アイリッシュリネンを纏うことができる幸せったらないですよね。贅沢過ぎる。
こういうの是非妻に着てほしいんですよねー。実際のところプレゼントしてブランド調べられたら一瞬で身バレしそうなので、残念ながら買ってあげることはできないんですけどもね。奥様に服飾趣味のこと伝えている正統派服バカの皆さんは是非プレゼントしてあげてください。
ハイネックにロングカフスが光るPHANTOM(ファントム)がくそかっこいい
そしてこちらはもう完全に役割的にはコートに近いのでは?という、モードに振り切ってる感のあるPHANTOM(ファントム)です。
PHANTOM(ファントム)の特徴
- 3つボタンのハイネックにロングカフス
- 光沢のあるトロピカルウール素材を使用
- ボディは比翼仕立てで肩、袖、背中にギャザー入り
- ポケットがありコートとしても着用可能
- 接触冷感で夏場でも快適に着用可能
- ウォッシャブル機能により家で洗濯が可能
- エレガントで風にたなびくシルエットが印象的且つ幽玄な佇まい
ロングシャツというよりもはやシャツコートとしての側面の方が強そうなファントム。めちゃくちゃシック。めちゃくちゃモード。ルックがただただかっこいい。
バチバチのハイネックにトロピカルウールのドレープ感がたまんないですねこれ。デザインは装飾的で華やかだけど、服の表情はとても落ち着いている感じがとても幽玄。
3つボタンのハイネックなので、コートとして着る場合前のボタン全開けで着た時に襟部分がどういう表情になるのか大変興味がありますね。襟が開いてもかっこよさそうですが。
そしてこのウール、接触冷感且つウォッシャブルらしいですよ。すごいな。ウールなのに。もはやコットンよりも余裕の夏向きなのでは?こんなにシックでモードな服なのに洗濯機突っ込んでガンガン洗えるとかギャップもいいですね。ガンガンに着倒して洗ってエイジングさせたい。
これもある意味とてもトキアリらしくて、とてもおすすめです。普通のシャツはいっぱい持ってんだよなーって方はチャレンジしてみてもいいかもしれませんね!
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TOKIARI(トキアリ)はどこで買える?
TOKIARI(トキアリ)の服は(基本的に)卸をされていないので、通常の大手セレクトショップなどでは購入することはできません。基本的には、京都にあるブランド直営の旗艦店かオンラインショップのみとなります。
京都藤井大丸の4階にあるアトリエ併設の旗艦店「時在服飾設計」
こちらがトキアリの本拠地ですね。2022年11月京都の百貨店 藤井大丸4Fにてオープンのトキアリの旗艦店としての役割も担うセレクトショップです。
百貨店の中にあるのに実際に製作が行われるアトリエが併設されているという異色の店舗ですね。もうかなり最高です。超行ってみたい。
こちらではトキアリの全商品がラインナップされ(たぶん)、その他にもアクセサリーの「律動」や「零」、シューズの「アシックス」、ドイツの香水ブランド「CIRO」(シロ)などを取り扱っています。
基本的にトキアリの商品を実際に見て、試着して買いたいということであればこの「時在服飾設計」に行く必要があります。オボイストさんのブログを見る限りだと、ショップの内装やレイアウトなんかもかなりオシャレに作り込まれているようなので、もうそれだけでも行く価値アリアリなんじゃないかと思いますよ。
そしてここであれば作り手から直接買えるという喜びもモロに味わうことが出来るので、ちょっと足をのばせば行ける地域に住んでる方はもう絶対行くべきなんじゃないかと思います。こちとら住んでる大陸が違うので気軽に行ける方大変うらやましいです。
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時在服飾設計の公式オンラインショップ
首藤みたいに直接京都のショップに行けない方は、オンラインから購入しましょう。
オンラインショップも素晴らしいですよ。HPはしっかり作り込まれているし、商品説明や素材説明もこまかーく書いてますし、サイズも大変わかりやすいです。
ちなみにトキアリはAmazonや楽天、zozotownなどの大手オンラインショップでは取り扱いされていないので、こちらの公式オンラインショップのみとなります。
どこが一番安いのかなとか考えなくて済むので大変わかりやすいですね。
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TTBO(別注シャツのサイズ調整オーダー)
https://theoboist.net/archives/15708
ちょっと変則的なアレですが、TTBOでもトキアリのシャツを買うことが出来ますよ。
TTBO(THE TRUNK BY OBOIST)とは、全ファッションブロガーの夢を(物理で)叶えた漢こと、オボイストさんが運営する愛知のセレクトショップです。(セレクトショップという呼び方が正しいかはわかりませんが、なんて表現していいかわからないので…笑)
オボイストさんの繋がりのある様々な職人やクリエイターがトランクショーが開催したり、TTBOでしか手に入らないオリジナルモデルを取り扱うショップとなり、詳細はこちらのオボイストさんのブログからご確認いただきたいのですが、トキアリのシャツの他に常設としてaldexのスーツやSewn shoe-makerのオボイストモデル、岩手県盛岡市のジュエリー職人・下川原学さん制作のシグネットリングなどをオーダーすることが可能です。
とにかく革靴、スーツ、ファッション、時計、アクセサリーなどすべてが揃う服バカ靴バカ時計バカ垂涎の夢のようなショップなわけです。
TOKIARIはそんなTTBO別注シャツも製作していまして、モデルはTOBARI(トバリ)とHIKARU(ヒカル)の2種類です。
通常ラインでは展開のないトーマスメイソンの100番双糸ブロードが使用されており、カラーも全7色から選ぶことができます。さらに必要に応じて一部サイズ調整も行うことが可能なため、まさに「ぼくのさいきょうのときありしゃつ」を作り出すということが出来るというわけです。
既製品にはない特別仕様のシャツを手に入れたいなら、是非TTBOに突撃しましょう。にっこりした中部支部長オボイストさんがお出迎えしてくれるはずです。無事沼に叩き落してくれますよ。楽しみですね。
まとめ
お疲れさまでした。ここまで無事辿り着けたあなた、トキアリがどういうブランドなのかというのは嫌というほどわかっていただけたんじゃないかと思います。
シュッとしていてインナーとしても長過ぎない超良素材重視のSHINYA、バカでかいオーバーサイズ気分のときに着れるGraphpaper、リネンやらシルクリネンなど多様な生地のシャツを安くゲットできるラルフの最強布陣で大満足していた首藤が、そこにねじ込むぐらい惚れ込んだ良いシャツを作るブランドです。
普通にいろんなシャツのモデルを試していきたいですし、同じモデルでも素材違いでも欲しくなりますよねえ。
インラインの定番を抑えたあとは、TTBOのスペシャル仕様のオーダーも体験してみたくなるし…。
これは是非皆さんにも見てみてほしい。
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