ハインリッヒディンケラッカーの靴で、これいつのやつだろう?見たことないなーとか、あれこれちょっと普通のモデルと違う?って思ったやつ。
大体JUNYA WATANABE MAN とのコラボモデル説あります。笑
JUNYA WATANABE MANとは
COMME des GARCONS JUNYA WATANABE MAN
コム デ ギャルソン ジュンヤ ワタナベ マンDesigner / 渡辺 淳弥
文化服装学院デザイン科を卒業し、COMME des GARCONSに入社。
レディースライン「JUNYA WATANABE COMME des GARCOS」の
チーフデザイナーに就任し東京コレクションデビュー。
93年にパリコレクションに参加し、2001年よりメンズラインの
「JUNYA WATANABE COMME des GARCONS MAN」を開始する。
Tricker’s、DUVETICA、Levi’s等とのコラボレーションアイテムも目を引く。
新素材等で未来を志向しつつ、どこかクラシックな雰囲気も漂わせるコレクション。出典:http://www.dug-corporation.co.jp/clark/brand/JUNYAWATANABEMAN.html
コムデギャルソンのメンズライン、という理解でよいのでしょうかね?
首藤のファッションロードはコムデギャルソンを通ってないので、正直JUNYA WATANABE MAN については全然存じ上げません…。なので完全引用で申し訳ないところ。
なんかサイト見てもそもそもブランド名表記がバラバラ過ぎてどれが正しいのかもわかりません…。笑
個人的には、手の届かない価格帯の高嶺の花のブランドだったのでほとんど調べたり触れることもなくここまで来てしまったという感じです。笑
ただ昔から名前は知ってますしむちゃくちゃ有名なのは存じ上げているので、正直ディンケが好きになるまでまさかコラボしてるとは思ってもみませんでした。
JUNYA WATANABE MANとのコラボ?別注?
日本でのハインリッヒディンケラッカーといえば、JUNYA WATANABE MAN の別注モデルというのはやっぱり外せない存在なんじゃないでしょうかね。
デザイナーの渡辺 淳弥氏が個人的にハインリッヒディンケラッカーを愛用していることから、このコラボが実現したという話ですね。ディンケの靴は毎シーズンのLOOKで使われていて、毎年コラボモデルが出ているイメージです。
首藤もラッカーになって日が浅いので正確にいつから別注モデルを出していてどんなモデルが出ていて、どれくらいリリースされたのかとかは全然わからないんですけども。
結構中古市場であれ?これちょっと違う?と思ったやつは大体JUNYA WATANABE MAN モデルです。笑
具体的にはあんまり見たことないアッパーの質感だったり、カラーリングだったりですかね。そういうのもインソールの画像で一発ですけどね。オレンジ色してたらあーこれあれだJUNYA WATANABE MAN モデルだってすぐわかります。
勝手なイメージですけど、JUNYA WATANABE MAN とのコラボモデルは革靴好きに刺さるというよりは、ファッション好きの方に刺さりそうなイメージですね。モード系(で合ってるだろうか)などのファッションアイテムとしてすごく有用そうなイメージです。
なんとなーくJUNYA WATANABE MAN モデルの靴を見てても、こうパッと見で目を引くというかファッション全体としてのインパクトに重視を置いてるような、そんな感じが個人的にします。
アッパーの素材もちょっとガラスレザーっぽいのだったりメタリックブルーみたいな色合いだったり、これどうやってケアすんの?みたいなものもあったりしたので。笑
革靴好きの方ならエイジングとかケアをやはり好まれる方が多いと思いますので、おそらくそちらの方は本家ハインリッヒディンケラッカーのラインの方が好きだろうなーとは思いますね。
あとこれ不思議なんですけど、靴好きの方の情報網から調べてもJUNYA WATANABE MANとのコラボモデルの販売情報って、全然出てこないんですよね。笑
やはりJUNYA WATANABE MAN の方のファッション好きの情報網の方に展開されているんでしょうか。個人的に興味があるからちゃんと調べたいんですけど、中々に難儀しています。
それでも頑張って(というかたまたま)今回見つけられたのが、このRIOのコラボモデルでした。
今回のコラボモデルはいつもとちょっと違う?
飾りステッチゴリゴリのRIOプレーントゥ!
ということで早速今回のコラボモデル見てみようかと思うんですけど、これ、中々にすごくないですか?
最初RIOじゃないかと思いました。
でもラスト形状は間違いなくRIOですよね。このマッコウクジラみたいな形。
なんかペイントでもされてんのかと思ったらこれ全部ステッチデザインなんですね。
通常のカーフかな?カーフの種類まではわかりませんが、ブラックのプレーントゥのアッパーに飾りのステッチがゴリゴリと入っているモデルです。
ちなみに個人的な主観ですが、JUNYA WATANABE MAN とのコラボモデルはRIOが圧倒的に多い印象です。次いでローファーモデルのWIENも見かけますね。どれも特徴的なのはオレンジのインソールカラーでしょうか。
こっちからみたらステッチがUチップに見えるぐらいガッツリサイドラインに沿ってステッチが入ってます。
ステッチも一種類じゃなく、様々な縫い方されてますよね。
正直アッパーにこんだけ飾りのステッチ入れると耐久性とかどうなんだろうとか、磨くときどうすんだろうとかいろいろ気になるんですけど、このあたりは完全に靴バカの視点なんでしょうね。笑
いつものコラボモデルと違う点は?
正直今回はいつもとちょっと違うなという印象がありますね。
いつもはプレーントゥならプレーントゥ、フルブローグならフルブローグみたいな感じで、割とディンケのデザインそのままなんですよね。マテリアルとインソールカラーが違ったりして、ああ、JUNYA WATANABE MAN かーって判断するみたいな。
今回はこれまあデザインはそのままプレーントゥですけど、結構冒険してきたなこれという感じ。ディンケのことをそんなに知ってるわけじゃないですけど、あまりにもイメージにないのでよくディンケが許したなという気もしてます。笑
ディンケもこういうなんというか、機能性から来ていないデザインっていうんでしょうかね?今回のステッチってモデルデザインや靴として求められた機能から由来しているものではなくて、完全にファッション目線でのカスタマイズだと思うんですよ。
そういったものを取り入れる土壌というのが、あるんだなーと思ったりしました。
改めて見てすんげえですねこれ。
完全にRIOがファッションアイテムに落とし込まれている気がします。
首藤の中の靴バカは「こんなにステッチ入れちゃってェェ!!どうすんのこれ!裂けないのこれ?長く使えないんじゃないの?元のRIOのプレーントゥの良さが全然出てないし、ディンケと言えばコードバンか上質なカーフなのにこれはどこの革使ってんの!?ちょっとわかりづらいんじゃないのこれェェ!!」とか叫んでいたりしますけれども。
片一方で首藤の中のファッション好きおじさんは、「これはこれで新しい試みでめちゃ面白いな。アシンメトリーな飾りステッチで普通のプレーントゥと差別化できるし、なによりそもそもステッチ自体のデザインがかっこいいかも。(高級革靴に期待する機能や在り方は全く別に)ファッションアイテムの一つとしてすごいかっこいいのでは??」と思っていたりもします。
このあたりについては好みや考え方、また靴に求めるものによっても変わってくるので一般的にどうだーというつもりは全くないんですけど、様々な意味や思いを込めて首藤は個人的に「面白いな」と思います。
まとめ
今回のコラボRIOは、ハインリッヒディンケラッカーという質実剛健を通り越した重戦車的且つ伝統的な紳士靴に、JUNYA WATANABE MAN というファッション的なエッセンスが落とし込まれ、新たな革靴としての形になってるんじゃないでしょうか。
靴を一つの機能的なプロダクトとしてみるのかファッションの一部としてみるのか、そういった視点や考え方によっても違うとは思いますが、それぞれがしっかり独立したスタイルを持ち続けてさえいれば、単純にとてもいいことだと思います。
これが靴好きとファッション好きをつなげるアイテムになれば面白いですよね。
JUNYA WATANABE MANで知って、ディンケ沼に落ちてきましたという方がいたりしたら超絶最高だと思いますし。
それが相乗効果を生み出せばさらにお互いの発展に繋がるのではないでしょうかね。知らんけど。
ということでカモンディンケ沼!
実はJUNYA WATANABE MAN とのコラボモデルには中々ないBUDAという最高な木型があってだな…