雨の日でもディンケを履きたい!
雨&雪こそディンケ理論!
今日もそんな声が街のあちこちから聞こえてきます。わかる。わかるぞ…。首藤もそう思いますよ。
試される大地に関しては冬には当然雪もあるので、さらに需要は高いことでしょう。
雨もそうだが冬はずっと雪に閉ざされているので、晴れてる日の方が少ないですからね。
だからこそ、みんなに本当に必要なディンケは雨靴(雨雪靴)なのではないかとも思っちゃったりするわけですよ。
大体日本人たるものハインリッヒディンケラッカーの一足目と言えばBUDAかRIOのコードバンいっちゃうじゃないですか。二足目はまあちょっとおかわりコードバンか通常のカーフあたりを攻めるかな?という感じで分かれる気はしますけども。
三足目こそは!雨靴いきましょうよ!
なんなら二足目でもいいですよ。
とりあえずディンケの雨靴&雨雪靴を一足持てば、あなたのディンケライフがさらに充実すること間違いなしなので、ディンケなら雨靴でどのアッパーを選べばいいのか!というのをお伝えしていきますよ。
ディンケはなんかよくわからない革まで含めるとめちゃくちゃアッパーの展開多いですからね。はるか昔に消えていったものはちょっと知らないですけど、出来るだけ現行のもので頑張れば個人輸入あたりでゲットできそうなものをチョイスしながら紹介していこうと思いますよ!
ディンケの雨に強いアッパー!
スエード
まずは靴好きの雨用アッパーと言えばこれを想像するんですけど、皆さん如何でしょうか。靴が好きだったり革が好きだったりじゃないと、スエードが雨に強いってことあまり知られてなくないです?
首藤も普通に最初はスエードって雨に弱いんだと思ってましたけど、しっかり防水スプレーすれば結構革の中でも防水性は上位ランカーですよね。
ディンケも例に漏れずスエードのモデルは存在します。
ただ現時点で2019AWの展開ではスエードのメインモデルはないので、これからの展開に期待というところでしょうかね。ebayか何かでスエードのRIOを見かけたことがあるんですけど、新鮮ですごいカッコよかったです。
ルツェルンのこのモデルだったら、スエード×ノルウィージャン×ラバーソールで相当上位に食い込むレベルでの防水性が期待できると思いますよ!この3拍子揃った仕様のディンケは首藤もどこかで一足欲しいです。
ヌバック
お次はヌバックですね!スエードよりも毛足が短くて、マットな質感が特徴的なヌバックレザーです。ヌバックも例に漏れずしっかり手入れすればかなり強力な防水性を秘めているので、雨靴としては適しているレザーですね。
なんかスエードとヌバックの違いみたいなのって調べてみると結局色々書いててよくわかんなくなることもあるんですが、首藤はスエードは床面(革の裏側)で、ヌバックは銀面(革の表側)を毛羽立たせたものだと認識しています。
ヌバックはそのままマットな質感をキープしたいなら、防水スプレーやヌバック専用のケア用品を使ってお手入れをしましょう。万が一ビッカビカに輝かせたいなら乳化性クリームや油性クリームをバチバチに塗りこんで、疑似オイルドヌバックにすることもできます。その場合防水性も増すのでこちらも中々おすすめです。(パラブーツ・アヴォリアーズ、ヌバックグリンゴで経験済み)
アートグレイン(シボ革)
続いてはシボ革ですね。ディンケではアートグレイン(AG)と呼称しています。
シボ革は雨靴として一般的な選択肢だと思うんですけど、ここに出てくる他のレザーに比べるとそこまで防水性が高いわけではありません。
シュリンクレザーなんかだと結構強いみたいですけど、通常の型押しレザーだとスエードやヌバックのような強烈な撥水性は期待できないので、あくまでも一般的なカーフよりは強いという認識のほうがいいかもしれませんね。
型押しレザーはその特性上シミになりにくく、濡れたあとのお手入れは割と楽なのでそういった意味では雨靴としての利用も可能になってくると思います。
元々カントリーシューズとして悪路を歩くことを想定した出自だそうなので、雨の日に履いていく、というよりは今日は午後から雨降るかもなーぐらいの日に、通常のカーフの靴に替わる選択肢として力を発揮してくれると思います。
ウォーターバッファロー
次はウォーターバッファロー、そのまんま水牛の革ですね。
代理店の方曰く無敵のバッファローだそうで。
表面のシボは水や汚れを弾き、傷にも強いという耐久性に加え、手入れもほぼ拭くだけでよいというちょっと楽過ぎる素材です。
人呼んで「無敵のバッファロー」。
例え道が土でもコンクリートでも水たまりでも石畳でも坂道でも獣道でも草原でも雪原でも、
例え天気が雨であろうと雪であろうと霙であろうと霰であろうと、山でも川でも何処でも何処までも歩けてしまうのです。
アートグレインと比べて自然なシボ感ですね。
なんかもう見た目から本当に強そうの一言に尽きます。笑
但しこちらのウォーターバッファローをお持ちだった方のお話を聞いたことがあるのですが、意外にも雨シミが出来てしまったとのことで、直接の防水性はそこまで強くないのかもしれません。
どちらかと言えばオフロードに強いのかなと。キズや衝撃などの耐久性に優れていて、その副産物として泥や水たまりなどもへっちゃらやで!という感じなのかもと想像しています。
なので上から降り注ぎ続ける、そして濡れ続ける雨にはそこまで向いていないのかもしれませんね。これも多少の雨だったりどちらかと言えばちょっとしたアウトドアなどのオフロードに特化したモデルと考えておくといいかもしれません。
オイルドヌバック
最後はオイルドヌバックです!
もうこれが最強!だと首藤は思っています。
防水性&撥水性に関してはオイルドヌバックがまじで他の追随を許さないレベルですごいです。上にヌバックも出ていますけど、そちらよりもすでにオイルドヌバックとして処理のしてあるこちらのレザーが最強だと思いますね。
ちなみにレザー種類は他のサイトだと「Hillbilly」となっているんですが、これがそのレザーの名前なのかなんなのかまだわかってません。笑 ご存知の方いたら教えてくださいなー。
ちなみにまさにこのモデル、もでぃふぁいど さんが購入されており、防水加工&防水実験もされていてその防水性が確認できると思いますので、是非見てみてください!
首藤もこのモデルが欲しくてたまりません…!やはりオイルドヌバック×ノルウィージャン×ラバーソールが、首藤の考えるディンケの最強の雨靴な気がしています。
その他気になる防水レザー!
スイスカーフ
画像貼るのめんどくなったとかそういうんじゃないですからね。違いますからね。
ディンケの表記では「Premium Swiss Calf」となっており、説明文を見るとこれも水に強いと書いてありますね。見た目は普通のカーフなんですが。
Oiled, waterproofed, aniline-dyed calfskin that is very durable and water-repellent.
非常に耐久性があり撥水性のある、油を塗った防水性のアニリン染色カーフスキン。
確実に防水性を意識してますよねこのレザー。
正直ちょっと気になります。結構ブーツなんかに使われているイメージがあるので、機会があればゲットしてみたいですねぇ。
マンボ
ずっと謎なんですよね。なんなんですかマンボって。笑
確か昨年の2018AWのモデルからリリースされたレザーだったと思うんですが、Mamboという謎のレザーです。見た目はすごいオイルドヌバックっぽい。
The pull-up calf leather is additionally waxed, giving it a typical greased-leather patina over time and making it extremely robust.
プルアップカーフレザーはさらにワックスがけされており、時間の経過とともに典型的なグリースドレザーの古さを与え、非常に頑丈になります。
プルアップレザー、というとクロムエクセルとかが確かそうですよね。
押したらオイルが移動してるのがわかるぐらいたっぷりオイルが含まれている、みたいなやつ。そこからさらにワックスがけされているレザーなんでしょうか。オイルマシマシですねそうなると。
オイル系レザーなので確かにめっちゃ水には強そうです。
残念ですが現在リリースされているモデルは、首藤が持つBUDAのノルウィージャンストレートチップなので、モデルかぶりのため購入候補には入りませんが、また別モデルがリリースされれば是非手にしたいレザーではあります。
まとめ
以上、ハインリッヒディンケラッカーの雨に強いアッパーレザー特集でした!
やはり一人のラッカーとして、ディンケラッカーの雨雪靴モデルは一足持っておきたいところ。首藤は現在カーフのモデルを強制的に冬仕様にカスタムしているところなので、そろそろ本当に防水性の高いディンケをゲットしたいと思っています。
個人的にやはり最強だと思っているのはオイルドヌバックでしょうか。
マットな通常のヌバックも捨てがたいですが、次いで気になるのはスエードですかね。やはり紳士の嗜みとして一足スエードは欲しいところですし。
オフロードばきばきのウォーターバッファローも気になりますし、ダークホースのスイスカーフなんかも気になります。結局全部気になるんですよね。まとめた意味あんのかこれ。
ハインリッヒディンケラッカーの雨靴、みなさんもゲットして一流のラッカーを目指しましょう!(尚、一流の基準は不明)