また入院患者が出たんですよ。
一人はただの冬に向けての強化ですけど、もう一人は普通に入院です。
またまたリファーレ札幌にリペア依頼!
ほんと怒涛だな!!
この短期間に何足依頼してんだよって話ですがリファーレさんいつも本当にありがとうございます。
エリート入院患者を多く輩出している首藤革靴少年団の監督ですよろしくお願い致します。
前回はどちらかというと両方完全冬用強化なので、入院とはいいつつ強化合宿みたいなものだったんですが。
今回はどうなんでしょうか。
エリート入院患者2名をご紹介します。
ハインリッヒディンケラッカーROM:ヒールに冬用ラバー貼付け
ハインリッヒディンケラッカーBUDA:シャコ止め(かんぬき)修理
一人完全にダメな奴いるじゃない。
完全に修理なやついるじゃないどうしたの。どうしたのさ。何があったの。話なら聞くよ?(弱みにつけ込む男子大学生風)
BUDAストチ、シャコ止めが切れる…!
逝っちまったんですよねぇ…
しかもなんと両足です。笑
同タイミングで両足て。仲良しか。
完全にプッツン切れてますね。こんな簡単に切れるものなのか。それともなんにも気にせずガシガシブラッシングしてる自分が悪いのか。
首藤は内羽根の靴を全然持っていないのもあったりして、シャコ止め(かんぬき)の重要性が全然わかってなかったんですよね。
「別にこれぐらい全然履けんじゃね?」と思ってSNSで気軽に呟いたわけですが、リファーレの社長直々に「早めにリペアした方がいいですよ」とアドバイスいただいたので光の速さでリペアを決めました。プロの意見はまずは素直に聞くが首藤の座右の銘です。座右の銘いっぱいあります。
わかってないことなら尚更ですよね。アドバイスいただけるだけでありがたや。
ということでいつも通り見てもらいます。どんなもんですか店長?(最近店長だって知りました)
見てもらってる最中「ぶっちゃけこれって飾りだけの場合もあるみたいですし、そもそもやっぱり修理した方がいいんですかねぇ?(しつこい)」と世間話的に聞いてみました。
返答は当然の如くYES。「シャコ止めがないと下手したら羽根の根本から裂けたりしますよ。一番負担がかかる場所なので。」とのこと。ヒエエェェェェェェエエ
以前羽根の部分からガッツリ裂けた某エド○ードちゃんを見たことがあるとのことで、完全に玉ヒュンでした。こわやこわや。
甘く見ている自分を恥じました。当たり前ですけど重要なパーツなんですね…。笑
なんで必要なのかイマイチわかっていなかったですが、しっかり勉強させていただきました。
なんか結論から言うと見た目以上にめんどくさそうです。笑
この靴シャコ止めが羽根の外側にもついていて、どうやらこれ中で糸がつながってるんじゃないか説が出てきました。
糸結びなおして終了じゃないかもしれないですけどいい感じにやっておきます。といつも通り最高なリプライをいただいたので、首藤からもなんか必要だったら好きにやっちゃってくださいとお伝えしました(追加料金が発生すれば全然払うので的な意味で)。
この雑な感じ、場末の飲み屋みたいで最高です。お任せ出来る安心感て、いいですよねぇ。
ROMはついに冬仕様へ!
こんなに色が薄い靴なのに冬仕様へ…?頭大丈夫?
前回のリペア記事でも書きましたが、春夏に履く靴がもはや飽和状態でディンケのカーフはほぼ冬仕様になってもらう必要がありました。こんな色したROMも例外ではありません。
アンティークカーフのナッツというカラーですが、ウイスキーのカーフ版ともいわれる素敵な薄い色味です。しかしながら首藤にそんなことは関係ありません。(鬼)
むしろこの色合いならどんどん濃いブラウンに染まっていって、ヤバヤバなエイジングしてる方がかっこいいと思うので、雨だろうが雪だろうがガッツリ履かせていただく所存。(とか言ってウイスキーコードバンをGETしたら間違いなく過保護のカホコにする気がしますけど)
決してトゥにシミが出来たからそう考えたわけではありませんよ。決してそんなことは。まじでないですから。まじでまじで。先っぽだけマジで。
今回は夏に貼ったハーフラバーはそのままに、ヒールに滑りづらい冬用のラバーを貼ってもらいます。
前回この記事で検証しましたけど、普通に冬用じゃないハーフラバーでも雪道はいけないことはないです。
しかしながら首藤の結論的には、出来れば避けた方がいいかなという感じ。
トップリフトのレザーのダメージも去ることながら、何より雪が凍り付いて室内のタイル上では人間横転肋骨粉砕マシーンへと変貌を遂げることがネックでした。あれだけはマジで無理。もう肋骨折りたくないです。
これについてはヒールにラバーを貼れば普通に解決なはずなので、問題ないかなと思います。
そして以前何かで読んだんですけど、革靴が滑る原因はトップリフトにあるという説。
歩行の際に最初に接地するのはカカトなのだから、ハーフラバーを貼るだけでは意味がないというような記事を読んだことがあるような気がします(曖昧)。
読んでいて確かになという思う部分が結構ありまして、首藤の検証魂が疼いたわけです。
今回のROMのヒールラバーに新たな別の奴を試してみようかとも思ったんですが、ここは首藤革靴出張所ですよ。せっかくなら持ち靴と同じ状態で検証したい。
ということでROMのヒールにはたわらちゃんを貼ることにしました。
たわらちゃんについては下記記事をご覧ください。
チューリッヒにはハーフラバー・ヒールラバー共にたわらちゃんを貼っています。
そしてロムはヒールラバーのみたわらちゃん。ハーフラバーは夏に貼った普通のやつです。
ここで検証したいのは、ヒールのラバーさえ冬用にしてしまえば前面のハーフラバーは何でもいいのでは?というところ。
言い換えると、ラバーリペアにおいて滑る滑らないの基準はヒールラバーにあるのでは?ということです。
もし上述の説の通りであれば、ヒールのラバーさえちゃんとした冬用のものを貼れば雪道の滑り対策はヒールラバーを重視すればいいということになるわけです。
これが実感できれば夏靴用にハーフラバーを貼ったものでも、冬用カスタマイズをする際には、前面のハーフラバーを変更することなくヒールラバーの貼付けだけでいけちゃうことになるので、ちょっとお安く済むのでは?という貧乏人根性丸出しの動機なんですけどね。笑
首藤はこういう検証が大好きなので、ちょっと試しにやってみたいと思いますよ。
これから長い付き合いになる靴なわけですから、いろいろラバーも変えるでしょうし。今季はたわらちゃんの検証シーズンですね。
まとめ
リファーレ札幌さん、いつも通りよろしくお願いいたします!
嫁バレが怖いから出来上がりの連絡もいらないとか言ってすいません!
近々お迎えに上がります!!
これで完全に冬靴のメンツは出揃った?かな?と思われます。
完全に冬も佳境を迎えるあたりですけど、とりあえずよかったです。今回も仕上がりが楽しみです。