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【靴紹介】レアカラー?なのか…?ダークコニャックコードバン!ハインリッヒディンケラッカー RIO(リオ)のフルブローグをレビュー!

 

こちらでGETした憧れのアイコンモデル。

 

今更な感じもしますけれども、【靴紹介】の記事だけはちゃんとそれぞれの靴ごとに書きたい気持ちがあります。

変なところで几帳面なんですよね。漫画の背表紙はちゃんと順番通りになってないと気が済まないタイプです。あと上下逆とか。すごい嫌です。

 

こういうこと言うと大体A型ですか?キャイキャイ って聞かれるんですけどバリバリのB型です。B型ですって言った後「えぇ~…」みたいなリアクションすんのやめろ。最初から聞くな。この一連の流れが不毛だと何故気付かない。

 

血液型診断の話が出ると表面上は楽しそうに取り繕いますが、心は死んでいます。心眼(死んだ魚の目)で相手を見つめます。この話もうよくない?っていう無言の訴えをします。心の中で。心の中なので大体伝わりませんけど。

 

そんな血液型診断に私怨がある首藤が、ド定番にして、ドアイコン!ドフルブローグのドコードバンのモデルをドレビューしたいと思います!!ドドドドd

 

 

目次

スペック紹介 

 

大切なスペックをどうぞ。

靴紹介の記事はこれがメインと言っても過言ではない。

 

SPEC

BRAND:HEINRICH DINKELACKER / ハインリッヒ ディンケラッカー

STYLE:Full-Brogue Derby / 外羽根フルブローグ

LAST:Rio / リオ

MATERIAL:Luxurious Shell Cordovan / シェルコードバン

COLOR:Dark Cognac / ダークコニャック

SOLE:Triple Sole with Brass Tip and Set of 6 Nails / トリプルレザーソール

SIZE:6.0 G

 

RIOラストについて

その特徴は

 

RIOのラストに関しては、プレーントゥの方の紹介記事でも書いてますね。

 

RIOの木型の特徴は、まずはこの寸胴なスタイルですよね。(失礼)

トリプルソールで印象が重厚になっているにも関わらず、捨て寸が短いぽってりラウンドトゥスタイルを取るという、昔のドイツ人(ハンガリー人?)は一体何を考えていたのか…というようなスタイルの木型ですね。(最高という意味です)

 

プレーントゥはアッパーが装飾性のない真っ新な状態ですから、このぽってりな木型のシルエットがもろに出ていて、非常に可愛らしい顔つきになってます。

 

マッコウクジラのような顔立ちが愛嬌を与え、カジュアルにもばっちりハマるわけですが、フルブローグになるとそうはいかないようです。

 

フルブローグになると…

見てくださいこの凶悪な顔つき。一体何食ったらこんな凶悪になるんでしょうか。控えめに言って最高です。

 

フルブローグに、トリプルソール+寸詰まりのラウンドトゥが合わさると、途轍もない化学変化が生まれ、突然凶悪な顔つきに早変わりします。

 

プレーントゥのあの可愛さは一体どこにいったのか。私の可愛いあの子を返して状態。

首藤がプレーントゥとフルブローグの二足持ちをしたいなと思った理由は、ここにあります。

 

同じ木型なのに、あまりにも表情が異なるんですよね。

 

フルブローグになった途端急に戦車感出してくるじゃないですか。

プレーントゥまでは可愛い顔してやがったのに。ブローグ装備した途端攻撃力ガン上がりですよ。

 

ハンドル持ったら性格が急変するタイプのおっとり系女子みたいなものだと思っていただければわかりやすいのではないでしょうか?…ん?

 

とにかくトリプルソールの重厚感+フルブローグの重厚感がMAD MAXなので、ボリューミー且つかなりの存在感を誇る足元になるわけですよね。

 

トリプルソール・ハンドソーン・ウェルテッド製法

このブログでは度々登場しているので耳タコかもしれませんが、これがRIOの製法の正式名称ですね。

製法に関しては、グッドイヤーとかマッケイとか色々あると思うんですが、RIOはハンドソーンウェルテッド製法で作られています。

 

「ハンドソーンウェルテッドなので沈み込みが少なく、最初から柔らかな履き心地である」などと言われていますが果たしてその実態は!?というのは、同じRIOプレーントゥの履き心地記事で解説していますのでご参照ください。 

 

ハンドソーンはグッドイヤーの原型となった製法で、簡単に言うと手縫いです。笑

どこまでを手縫いでやってどこからミシンでやるか、など色々細かいところを見ていくと、そもそも定義とは!!みたいなめんどくさい話になるので、割愛しますね。

 

ハインリッヒディンケラッカーでは、ブダペストの工場で昔ながらのハンドソーン製法を維持しながら、チクチクと時間をかけて職人の手で縫われています。

 

グッドイヤー製法では、リブテープと呼ばれるテープを貼り付けてミシンで掬い縫いを行います。インソールにリブテープを貼ることで、アウトソールとインソールの間に空間が出来るため、その隙間を埋めるためにコルクなどの所謂中物が敷き詰められることになります。

 

グッドイヤーの靴の「沈み込み」とは、このコルクが足の形に成形されることを指しているんですね。ハンドソーンではグッドイヤー程沈み込みはありません。

 

一方ハンドソーンの製法では、リブテープは使われていません。

分厚いインソールを直接削って棒状の突起を作り(ドブ起こし)、そこに手縫いでの掬い縫いをかけていきます。(複雑な形状のためミシンが使えません)

 

グッドイヤーとは違ってインソールとアウトソールに隙間ができにくいため、中物はかなり少なく最小限で済みます。(確かちょっとは入ってるはずです)

 

以上のことからハンドソーンではコルクの量が少ないので、グッドイヤーほど沈み込みはなく、またオールソールでもその履き心地は変わりにくいと言われています。

また、所謂ソールのかえりの固さに直結するリブテープがないので、最初から履き馴染みがいいと言われているのも特徴の一つですね。

 

そんな機械縫いでは再現しきれない、手間のかかる製法でRIOは作られております。

 

首藤は鈍感足なので、そこまでグッドイヤーとの違いがわからないんですが、これからわかっていけるといいなぁと思っています。笑

 

ちなみにRIOの出し抜いはダブルソールまでで、三層目はオールソールの簡易性を考慮し、セメント接着されている、と首藤の読んだ記事には書いてあったんですが、その場合ヒドゥンチャネルも何もなくないですか?笑

 

今までRIOはヒドゥンチャネルと思って、紹介してたりしたんですが、これ書いててなんか今すごい違和感を感じてます。

 

セメント接着でソール貼り付けてんなら、そもそもオープンチャネルになりようがないというか。出し縫いかけてないし。

それでヒドゥンチャネル推しをしているのは、なんか微妙に納得がいかないんですよね。笑 当たり前やんけっていう。 

 

ダークコニャック(Dark Cognac)について

レアカラーなの?

ダークコニャックはハインリッヒディンケラッカーが誇る、コードバンのオリジナルカラーです。

 

ALDENで言うとちょっとシガーっぽい色味になるんでしょうかね。

カラーマップでいうとダークブラウン的な色かなと思います。

 

このダークコニャックがなぜレアカラーと言われるのかというと、ハインリッヒディンケラッカーにしか存在しないカラーだからです。

 

ダークコニャックの靴自体はディンケで普通に買えるので、ALDENでいわれるようなレアカラーではないんですが、ディンケでしか購入できないという意味では、充分にレアカラーかなと思います。

 

まあ正直コードバンって、ブランドごとに勝手にカラー名決めてるので、違う名前で実は同じカラーって存在するのかもしれないんですけどね。笑

 

ハインリッヒディンケラッカーで展開している、「ネイビー」と「ダークコニャック」については、現在の代理店のアイダスが正規代理店となった際に、新たに提案して採用となったカラーのようで、リリース当初は幻のコードバンとして華々しくデビューを飾ったそうですよ。

 

ネイビーについては、クロケや42nd、その他ブランドで最近見かけるカラーとなりましたが、このダークコニャックに関しては他のブランドでは見かけないですね。上述の通りカラー名表記の問題かもしれませんが。

 

首藤的にはこのディンケだけ、という意味合いにおいても、ダークコニャックが非常に好きなのであります。

 

色味の特徴

上記の通りダークブラウンに分類されるカラーかと思いますが、陽に当たるとかなり明るめのブラウンに変貌します。

 

首藤はこの日に照らされたブラウンの質感が超絶大好きです。

色んな服に合わせやすいですし、オールシーズンいけますし、オリジナル感の主張がすごいですし。

やっぱりダークコニャックはあと二足は欲しいですねぇ…。

 

室内だとちょっと緑がかった?焦げ茶ですかね。

それこそシガーの色味に近い感じになります。この室内の控えめな感じもたまらないですね。

 

ちなみにこのダークコニャックは、すでに廃版となり今では幻となったウィスキーコードバンの次に、染色が難しい色合いだと言われているそうです。

製造の都合上ロスも多いため、いつどうなるかわからない気もしますよね…。

 

そうなる前に、WIENとBUDAのダークコニャックは必ず揃えておきたい首藤です。

  

クラシックなフルブローグスタイル

ブダペスター

RIOのフルブローグは、まさに東欧靴を体現したかのようなブダペスターです。

 

東欧靴と言えば、真っ先にこの形状を思い浮かべる方もいらっしゃるんじゃないでしょうかね。

 

この雄々しく反り立った、断崖絶壁のサイドウォール。

見た目から堅牢性を感じる、カクカクしたボックス型のトゥ。

次いで、デザインはフルブローグ仕様。

 

このガッチガチの鎧みたいな最上級武装を、ブダペスターと呼称します。

最近では広義の意味合いで、断崖絶壁のラストのことだけを指す場合もあるようですけどもね。

 

ちなみに同じブダペストで生産されているVASSなんかでは、フルブローグダービーのデザインのことを「Budapest」と表記していますね。

 

どれが正解なの?って言われてもよくわかんないので、とりあえずRIOっぽい断崖絶壁ラストがブダペスト式で、それプラスフルブローグならブダペスター!って覚えておいたら間違いないと思います。

 

プレーントゥでもブダペスターっていう表記はされてましたが、一般的な意味ではフルブローグデザインがブダペスターっていうイメージの方が強い気がしますし。

 

全体の感じをどうぞ

上下の視点でお届け。

 

履く時の視点から、いつも足入れするときは、このゴツさが頼もしく感じます。

やばいやつに襲われても、これでトゥキックしたら肋骨ぐらいなら一瞬で折れそうですよね。笑

 

ということは防犯の意味でも、子供にはトリプルソールを履かせていた方がいいのだろうか。MTOで子供用ディンケ作ってくれないかな。素材はウォーターバッファローで。

 

再度からのショットで、フルブローグのゴツさとトリプルソールのゴツさ両方を堪能することが出来ますね。

 

ディンケのフルブローグの多くはブラウンステッチで、フルブローグデザインの存在感がかなり強調されています。 

それが、ディンケのフルブローグの戦車感を明確化している要因でもあるのかなーと思いますよ。

  

まとめ

 

ということで、RIOのフルブローグのご紹介でした!

 

BUDAのフルブローグと並んで、ディンケの二大戦車とも言えるRIOちゃんは如何でしたでしょうか。 

ファーストディンケには、RIOのフルブローグかBUDAのフルブローグは中々おすすめですよ。理由はかっこいいから!

 

それはさておきダークコニャックのカラーは本当におすすめなので、ディンケを買うなら一足はダークコニャックをご検討いただくのがよろしいと思います。

 

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この記事を書いた人

薄給のくせに年間100万円以上を服や靴につぎ込む30代子持ちサラリーマンです。
ハインリッヒディンケラッカーを筆頭とする東欧靴やオールデン、パラブーツなどを中心に歴代50足以上の革靴を買い漁ってきました。
主に大好きな革靴の紹介や靴磨き、ファッションレビューなどを暑苦しく語るブログです。

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