タイトルが何かわかった方とは仲良くなれそうなので是非ご一報ください。
ハインリッヒディンケラッカーを購入する方法はいくつか存在します。
出来れば店舗で試着して、自分の足に合う木型を見つけたうえで、エイヤッと買うのがベストであることは当然ディンケも共通なわけですが、中々そうもいかないもんです。
取り扱い店舗が少ないという問題が、多くのラッカー達を特に悩ませる問題でしょう。
最近知名度が上がってきたとは言え、英米仏靴ほど流通してませんから、特に目にすることは少ないと思います。
そして店舗にあったとしても、あるのはRIOかBUDA、よくてWIENです。
大阪の代理店(ショールーム)に赴けば、ウッハウハの選び放題なんでしょうけど、首藤のように試される大地に住んでいる身としては、気軽に行ける距離ではないわけです。
今は飛行機もLCCで安いですから、行けないことはないんですが、一人で大阪に行こうもんなら、首藤家のハインがリッヒしてしまいますので現実的に無理です。
じゃあどうすればいいんだ…!!
そんな悩めるラッカー達にお勧めしたいのが、公式サイトからの個人輸入。
何も知らない時の首藤は、個人輸入という言葉から何故かアウトローな匂いを感じ取り、「法に触れるのでは?」とよくわからない尻込みをしていたのですが、大丈夫です。合法ですよ。
海外のサイトから商品を買うことを、ただ個人輸入と呼ぶだけです。
しかも代理店を通していないので、はっきり言って金額的には安いです。 関税を入れてもまだ安く買えると思います。
それがセール品なんかであれば、尚のこと安い。(首藤はセール品しか買ってません!笑)
最初のハードルさえ飛び越えてしまえば、そこに待ってるのはディンケパラダイス。
値段で躓いていた方でも、憧れのあんなモデルやこんなモデルが買えてしまうのです!
素晴らしい買い物ですよ、奥さん。(パラダイスの具体例です)
個人輸入の方法!なんて何番煎じかもわからないような記事ですが、せっかくディンケラッカー大好きブログやってるので、首藤もしっかりまとめてみたいと思います。
そしてビックリするほど長くなったので、なんと前後編の二章展開です。ただの個人輸入の解説なのに。笑
そもそも個人輸入とは
初めての個人輸入の方向けの説明です。
個人輸入って難しくてめんどくさそうと思って、中々手が出せない状態かと思います。
実際首藤もそのクチで、ちゃんと調べるまで何が何だかわかりませんでした。
グダグダ並べてもわかりづらいだけなので、結論だけ書いておきますね。
個人輸入 = 海外のサイトから商品を買う事
です。笑
厳密には違いますが、事靴を買うという目的に関しては、上記認識で問題ありません。
また海外で買うなら通貨が違うのでは…?と不安になられた方、大丈夫です。今はクレジットカードで支払えば、勝手にその辺やってくれます。笑
だから何も気にせず、手持ちのカードでポンと買っちゃいましょう。
大丈夫。クレジットカード会社とPayPalが何とかしくれます。
さらに、ハインリッヒディンケラッカーのように、日本への配送を直接行ってくれるようなメーカーであれば、公式サイトから直接購入し、自宅へそのまま商品を発送してくれます。
ALDENとかだと、日本への直接発送ができないショップが多いので、「OPAS」なんかの転送サービスを使って、ALDEN → OPAS → 自宅 という流れで購入をしたりします。(それはそれでステージをクリアしていくようで楽しいですよ笑)
個人輸入とか難しそうなこと言ってますが、ディンケに関しては単純に本国の公式サイトから靴買いましょうってだけの話ですね。
超簡易的ディンケの個人輸入の流れ
- 公式サイトから商品を選んでカートへ!
- アカウント登録し購入!
- クレカ or PayPal で支払い手続き!
- UPSの配送を待つ(UPSサイトから追跡可)
- 届いたら配送員さんに関税を支払う
- 幸せ!
ディンケの個人輸入のイメージです。大して難しくないですよね?
幸せ!までの工程が短いですし。たったの6ステップですよ。
普通の日本でのネット通販に毛が生えたようなもんです。
思春期にお風呂入ってびっくりした時のような、あの毛ぐらいの感じですね。
迷うのはアカウント登録の住所入力とPaypalぐらいかなーと思うんですが、ググりながらやれば沢山情報は出てるので、普通の社会人の方であれば別段障害にはなり得ないと思います。笑
宿題と一緒でやるまでがめんどくさいのであって、やってみたら大したことないもんです。
ディンケの個人輸入にかかる費用と用意するもの
必要な費用
- 商品代金(カード請求)
- 関税(大体商品代金 × 18%)(到着までに現金で用意)
- 消費税、通関手数料(結構安いです)(到着までに現金で用意)
用意するもの
- クレジットカード
- Google翻訳
海外から商品を購入すると、税関を通るので、そこで国が定める関税というのがかかります。
これを支払うのは購入者=自分であり、支払う相手は届けてくれた配送員さんです。
革靴の関税は、商品代金の60%に30%をかけたもの(=18%)の税率が適用となります。
正確には『(商品価格)×0.18=関税 または 4,300円 どちらか高い方』となりますが、ほぼすべて4300円は超えるので18%計算で大丈夫です。
また現在関税の規制緩和で段階的に安くなっていたりしますが、とりあえず多めに見積もっておくことに越したことはないので、大きな動きがない限りはとりあえずこの公式で計算しておくのが吉だと首藤は思っています。
また消費税、通関手数料については、すごい安かった気がします。
値段によって変わるのでなんともですが。
以上より、オーダー後は関税や手数料等含めて、購入額の20~30%ぐらいの現金を用意しておき、商品到着に備えましょう。
首藤の経験はアテにならないかもしれませんが、何故か毎回諸費用含めた関税の支払額が18%より若干安いです。笑
税関がどういうかけかたをしてるのかわかりませんが、あれ?若干安い?みたいなことが多いですね。
謎です。
ちなみにディンケは、グローバルに展開している運送会社であるUPS発送オンリーとなるので、関税ヒット率100%です。笑
海外の郵便局?系の配送サービスなら、関税がかからない(免れる)場合がある、なんて話も聞きますけども、今はこのチェックもかなり厳しくなっているようなので、どちにしろかかるものとして見積もっておいた方がいいとは思いますね。
必要経費みたいなもんなので、安く買える恩恵だと思って快く支払いましょう。
個人輸入のメリット
他のブランドではどうかわからないので、あくまで首藤がハインリッヒディンケラッカーの個人輸入で感じたメリットです。
・安い。とにかく安い!(セール品だと日本で買うより5~6万円程安く買える場合があります)
・豊富なラインナップから選び放題!
・日本で取り扱いのないモデルを購入できる!
・セール品を購入できる(日本でディンケのセール品は中々ないです)
メリットは兎に角安いということに尽きますね。
ちなみに少し前まで、ログインしたり、カートに入れたのち発送先を日本に指定したりすると、表示価格からさらに安くなっていたことがありました。
首藤はこれを、EU圏の税金(TAX)が表示価格から差し引かれたんだなーと理解していたんですが、問い合わせてみるとどうやらそれ自体がバグだったようです。笑
現在はバグが修正され、現時点での価格表記が、すでにTAXを差し引いた実際の購入価格にあたるということです。
とは言え、ディンケラッカーの公式サイトはちょこちょこ表示バグがあったり、価格表記変わったりするんですよね…。
今回例に挙げた『Buda Full-Brogue AC』なんかは、検証時は「$555.00」でしたが、数日後に見てみると「$475.00」になってたりします。笑
どっちがバグの表記なのかはわからないですが、万が一購入時や購入後にそういうのを見つけた場合は、コンタクトフォームから聞いてみるといいと思いますよ。
個人輸入のデメリット
続いてデメリットです。
人によってはデメリットでもないんですが、敢えて言うならという視点。
・英語の翻訳がめんどくさい
・何かあったら英語でやり取りをしなければならない
・海外配送なので万が一の紛失の可能性がある
・関税がかかる
・配達タイミングが選べない(嫁対策が出来ない)
こんなところでしょうか。
英語については大した問題じゃないですね。英語2だった首藤が言うんだから間違いないです。
マジでGoogle翻訳ですべて余裕でクリアできます。笑
読むのも書くのも、すべてGoogle翻訳で事足りてしまいますね。
これまでのディンケの個人輸入でも、特別英語の力を有したという記憶もないです。
オーダーがうまくいけば別段メールでやり取りする必要もないんですが、首藤は情報が欲しいのでガンガンディンケのサポートセンターにメールしています。笑
おそらく迷惑がられていますが、その時もGoogle翻訳にぶち込んだ英訳をそのままコピペして、問題なくコミュニケーション取れてるのでご安心ください。
とりあえず「Dear Heinrich Dinkelacker team, 」から初めて 「Best regards.」で締めれば万事OKです。
また他のブランドも含めると、通算5回ぐらい?個人輸入してますが、一度も紛失はないですね。
正直このご時世でそんなに荷物紛失ってあるの?って話なんですけど、靴バカの方々で紛失経験ある方っているんですかね。
もしいたらインスタとかでも結構話題になると思うんですけど、あんまり見たことないんですよね。
とりあえず紛失はほぼほぼないので、大丈夫だと思います。気にしたら負けぐらいな感じでしょうか。(とは言え一応全て自己責任ですからね!)
万が一紛失とかになったら、首藤ならディンケに直接メールして相談してみますね。
全然どうなるかはわからないですが。
あと関税に関しては、正直日本で購入することを考えると、関税を考慮しても全然安いので、そんなにデメリットではないですね。
どうしても関税に納得できないという方(あんまりいないと思いますが)は、代理店などで購入しましょう。
そもそも首藤は物理的な距離の問題故、中々機会がなくて行けてませんが、一度はしっかり代理店で履き比べて購入したいと思っていますよ!(本当です)
日本で正式に展開しているお店にお邪魔して、自分の目で見て履いてそこから購入したい、というプチドリームはこの胸に秘めています。
最後は嫁対策。
靴バカの皆さんにとってはこれが一番の問題なのではないでしょうか。
自分ひとりで受け取れるという方や、嫁にバレずに自宅で受け取れる環境にいる方には無縁の話だと思いますが、大体が同じ悩みを抱えていることと思います。
ディンケが使うUPSについては、配達日が選べません。
不在表があれば、直接UPSに配達業者をヤマトに変更する旨の連絡ができ、再配達の依頼の際に配達日を指定することは可能ですが、どちらにしろ一度家に届かないことには話になりません。
到着予定日みたいなものは記載されてますが、首藤はそれより2日前に届いたこともあるのであてになりません。嫁に言ってなかったのでクソ焦りました。
タイミングの読めないこの配達ですが、正直対策は無理だと思います。笑
唯一出来るのは、友人知人の家を指定して配達してもらうことぐらいでしょうか。
しかしながらそれも中々難しい。
ここに関しては首藤は完全に開き直ってます。
少しでも問題を発生させないように、嫁に先に靴を買ったことを伝え、関税分のお金を概算で用意し、「もし届いたらここから払っておいてください」としっかりお願いしておきましょう。
嫁の目を盗んで受け取ろうとした結果、結局嫁が対応することになってしまい、あまつさえ関税をその場で支払わなければならないなんてことになれば、もう目も当てられません。
靴は大事ですが、家庭はもっと大事です。笑
個人輸入の際は、ここをしっかりクリアにしたうえで挑みましょう。
ちなみに国内で靴をポチった場合には自分で受け取れるよう日時指定するので申告はしません
まとめ
まずは個人輸入ってなんぞや? の部分から解説しました。
ディンケ特有の部分もあるので、すべてに当てはまるわけではないですが、なんとなくお分かりいただけたんじゃないかなーと思います。勝手に。
意外に簡単そうですよね?
これならいけそうですよね?
買えちゃいそうですよね?
ですよね…!
次回後編では、具体的な購入の流れをスクショを交えながら解説していきます。