首藤革靴出張所

恋に部活に大忙し!急がないと首藤の夏が終わっちゃう!?革靴(特にHeinrich Dinkelacker)が好きな奴のブログです。

【履き心地】ハインリッヒディンケラッカーRIO(リオ) の履き心地を徹底検証!靴のロールスロイスの名は伊達じゃない?

 

Heinrich Dinkelackerより

 

 

ということで履き心地レビューです。

 

一つの靴を紹介するのに、どう伝えていこうかめちゃくちゃ迷ったのですが、こういう形にしました。

 

たぶんですが、靴紹介履き心地サイズ感、の3ブロックで分けて書くと思います。

 

最初全部まとめて書いたんですが、普通に1万字超えてレポートみたいになったので、諦めました。笑

 

原稿用紙25枚分ですよ。

 

完全に嫌がらせですよね。笑

 

大学の卒論はあれほど地獄だったのに。

 

遡れば読書感想文だって本当に心から大嫌いだったのですが、好きなことだと全然いけちゃうもんですね。

 

脱線しましたが、気になるリオの履き心地について紹介していきます。

 

※ちなみに今回も超主観で書いています。いつも通りですがこれが正しい!というわけではないですからね。予めご承知おきください。

 

 

 

 

 

 

トリプルソールについて

 

 

トリプルソール・ハンドソーン・ウェルテッド製法

 

 

 

 

 

ご存知ハインリッヒディンケラッカーのリオは、トリプルソール・ハンドソーン・ウェルテッド製法という技法で作られています。

 

革靴を履かない人からしたらただの怖い呪文なんですけど、僕らのような人間からしたら完全にご褒美ですね。ね?

 

一部の訓練された革靴狂の方であれば、この言葉を聞いただけで、「ハインリッヒディンケラッカー」を連想することも可能かと思われます。

 

そもそもトリプルソール自体が珍しいですよね。

 

浅学で申し訳ないのですが、首藤の知る限りだと、BUDAY SHOES や J.M.WESTON が一部採用しているぐらいしか思いつきませんでした。

 

他にも局所的に採用しているブランドがあるかもしれませんが、どちらにしろマイノリティなのは確かですね。

 

基本的に革靴って、フォーマルな場やビジネスシーンにおいて発展してきたものだと思いますから、トリプルもソールいらないですからね。笑

 

ハインリッヒディンケラッカーに関しては、なんとこのトリプルソールをハンドソーン(手縫い)で製造しているわけです。

 

ソールの2層目まではハンドソーンウェルテッドで取り付けを行い、3層目をセメント接着しています。(出し縫いはどうだったかな?うろ覚え…)

 

ソール交換のことも考えてこのような構造にしているそうですが、あのソール一枚の厚みですら相当なのに、オールソールすることは果たしてあるんでしょうか。

 

接着がベロンとはがれて来たら、3層目のソール交換をするんでしょうかね。

 

ちょっとディンケのトリプルソールの修理が想像できません。

 

いつか修理屋さんに聞いて記事にしたいですね。

 

 

ソールの品質は?

 

 

 

 

トリプルソールの前に、ソール自体はどうなのかって話なんですが、ハインリッヒディンケラッカーでは、レザーソールのモデルは全モデル共通で、ドイツのジョーレンデンバッハ(JR)社のソールを採用しています。

 

このレンデンバッハのソールですが、樫の木のタンニン鞣しで一年間鞣し続けるという、めちゃくちゃ手の込んだ製法で鞣されているらしく、誰に聞いても大体最高峰という答えが返ってきます。

 

手間暇かけて作られている良質なレザーソールは、摩耗が少なく、返りも滑らか且つギュッと目の詰まったような感触が特徴的です。

 

あとたぶんソール一枚の厚さ自体も、結構厚め設定だと思います。

 

首藤は正直今までラバーソール派だったため、あまりレザーソールの経験がないので何とも言えないんですが、ギュッと目の詰まった感じ、という表現はすごくよくわかります。

 

当然硬さはあるんですけど、グッと反発があるというか、高品質のウレタンをガッチガチに凝縮したようなそんな感触ですね。

  

なんとも表現しづらいんですが。

 

そんな最高峰の品質のソールが、リオではなんと贅沢に三枚も使われているわけです。

 

その厚さなんと約1.5cm!笑

 

もはや合板です。

 

ホームセンターでこんな厚さの合板売ってますよね。笑

 

首藤買ったことありますわ。こんなの。

 

 

ソール本当に曲がるの?問題

 

 

こんな厚さですから、地面からの衝撃吸収力はピカイチではあるんですが、これが曲がるのが信じられない。

 

なんと言っても見た目「板」ですから。

 

これは実際に見てもらったほうがいいでしょうかね。

 

 

 

 

見ての通り、「ある程度」曲がります。笑

 

物理法則的に、シングルソールみたいにぐんにゃりいくわけではないですが、トリプルソールなりにちゃんと曲がるわけですよ。

 

トリプルソールでシングルソールみたいにグニャリといったら、アッパーが弾け飛ぶんじゃないでしょうか。

 

おおよそ靴に適しているとは思えない厚さですけれども、レンデンバッハの柔軟性のあるソールのおかげか、3枚重ねても思った以上にはしっかりと曲がるので安心してください。

 

歩行の機能としての所謂「返り」については、やはりそれなりに履き慣らしは必要だとは思いますけどね。

 

ちなみにやっぱり分厚さはあるので、ここから

 

 

この瞬間!

 

 

カコっとします。笑

 

通常のソールと同じように角度付けて踵を接地させると、カコカコした歩き方になるので注意ですね。

 

歩いているうちに、なんとなく踵の接地の感じがわかってくるので、慣れてきますけどね。

 

 

首藤は別に妄信者ではないので、レンデンバッハのソールだからといって、ダブルソールやシングルソールより返りがつきやすいなんて少しも思ってないわけですけれど、

 

3枚も重ねている割にはという視点で見ると、結構優秀な曲がり方と馴染みやすさを持っていると思いますよ。

 

さすがはレンデンバッハ。

 

レンデンバッハやばいレンデンバッハ。(言いたいだけ)

 

シングルやダブルより慣らしは間違いなく大変だと思いますが、完全に馴染み切ったときに、一体どれ程の快適さが訪れるのかと想像する方が勝りますね。

 

 

 

履き心地をレビュー

 

ズレない当たらない痛くない!

 

 

 

 

RIOは踵と低い甲でフィットさせる木型です。

 

丸くて捨て寸の短いラウンドトゥは、その分ググッと横幅が広く設けられています。

 

広がったラウンド形状とGワイズという幅のおかげで、首藤の場合親指と小指がほぼ当たることなく、快適に履けている状態です。

 

しっかりと足と靴は固定されているにも関わらず、足の指はグニグニと動かせる感じ。

 

首藤は革靴を履くと、左足の小指が当たってしまい、時間経過と共にそこが痛くなってしまうことが多いのですが、RIOに関してはほぼ接触しません。

 

これはかなりの新感覚で驚きました。Gワイズハンパねぇ。

 

ただ捨て寸がかなり短めに作られているので、結構な細足さんだと合わないかもなぁ、という感じもしますね。

 

基本は踵と甲でのフィットなので、あまり幅は関係ないのですが、それを覆すワイズの持ち主の方は、厳しいかもしれません。

 

通常のサイズ感で履くとサイドがあき過ぎてしまい、サイズを下げると爪先ズドンの必殺コンボを喰らう可能性がありますね。

 

幅狭の自覚のある方は、RIOの購入の際はご注意された方がいいかなと思います。

 

ちなみにGワイズでも歩く際の横ズレやグラつきなどは、今のところ感じておりません。

 

甲の押さえが効いているのか、接地の際も足は靴の中で動かず、カッチリしています。

 

また踵に関しては、長時間歩くと靴擦れを起こすことがあるのですが、これはトリプルソールがまだ馴染んでない故に、返りがついていないことが要因として大きいような気がします。

 

ディンケ特有の踵の内側に靴擦れが起きるので、ヒールのカーブと食い付き自体はしっかりしていると思います。

 

それがトリプルソールの硬さによってまだついてきてないため、踵が靴擦れする状態だと思うので、構造的にはむしろガッチリキャッチで間違いなさそうですね。

 

インソールがしっかり足型に沈み、ソールが馴染んで全ての歯車が噛み合ったときに、初めて首藤も絨毯感を味わえるのでしょうか。

 

 

 

ソールの硬度について

  

 

上述の通り、知ってる人には聞き飽きた宣伝文句があるんですが、「まるで絨毯の上を歩いてるような履き心地」ってやつ。

 

所謂、絨毯ウォークですね。(そんな言葉はありません)

 

これはですね-、現時点ではまだ何とも言えないんですよね。

 

普通にアスファルトやタイルを歩いたら、カチカチのカコカコな感じなんですよ。

 

そのため「絨毯は…なぁ?ちょっとなぁ?」…という印象。笑

 

そもそも首藤がラバーソールの民出身なだけに、期待を持ちすぎってだけの話で、レザーソールの民からしたら感動するほどの感触なのかもしれないですけどね。そこはわかんないです。

 

でもこれは、レンデンバッハのソールの硬度?密度?が高いせいな気がするんですよねー。

 

逆に柔らかさでいったら、ALDENのシングルソールの方がよっぽど柔らかい気がするんですよ。

 

レザーソールなのにグニっとしてるというか。

 

だから、接地の時のフワッと感というかモチッと感というか、「柔らかさ」というものに言及すると、RIOはそこまでじゃない気がします。

 

レンデンバッハのソール自体が、そもそもギュッと凝縮された密度を誇っていて、丈夫で摩耗に強く、さらにそれが3枚も貼ってあるってことになれば、普通に考えて「硬い」んだと思うんですよね。

 

「硬い、柔らかい」と「しなやかさ」は別物ですから、ソールの返りがつかないっていう話ではないですからね。

 

あくまでソール自体の「硬度」の話。

  

ただ、この「硬度」が、イコール歩きづらい(疲れやすい)というものに繋がるわけではないんだなというのが、実際に長時間履いてみてよくわかりました。

 

 

 

想像以上の衝撃吸収力を実感!

 

 

  

 

ソールは硬いが侮ることなかれ。

 

こと衝撃吸収に関しては、かなりイカれた性能を誇ってます。

 

このトリプルソールとやらは。

 

最初はソールの分厚さに慣れなくて、なんかカクカクというか、踵の接地から足裏が当たるときにカコカコすんなぁって思ってて、まあそれも新鮮な感じとして楽しんでたんですよ。

 

その時は全然気づかなかったんですが、ふと違いに気づいたのは、ダイナイトソールの靴(シャノン)で歩いた時でした。

 

慣れてるのもあって段違いに歩きやすいんですよ。

 

ソールもがっちり曲がるし。

 

ラバーで滑らないし。

 

会社から約40分かけて歩いて、家に着いてから靴を脱いだんですが、まあ普通に疲れますよね。40分も歩けば。

 

普通にウォーキングですからね。

 

でもその時ふと思ったんですよね。

 

あれ、RIOの時こんな足ダルかったっけ?って。

 

数日後、晴れた日に会社にRIOを履いていきました。

 

もちろん帰りは40分の歩き。

 

たぶん履きならしで10分ぐらいは歩いてたけれど、この日が初めて長時間デビューだった気がします。

 

相変わらずカックカクなトリプルソールの洗礼を受けながら、それでも大好きな靴を履ける嬉しさで楽しみながら帰って家に着いたわけですよ。

 

そして靴を脱いだ時に確信したんですよね。

 

 

あー、これ全然疲れてないわ。

 

 

カクカクで歩きづらいのは、トリプルソールが馴染んでないからしょうがないんですよ。

 

でも現時点でもちゃんとそれなりに曲がるので、履きこめば全然返りはつくと思います。

 

上述の通りレンデンバッハのオークバークソールは、ちょっとその辺理解不能な性能です。

 

びっくりしたのはその衝撃吸収力

 

衝撃を吸収してくれるってことは、イコール足への負担も少ないのと同義なので、必然的に疲れないわけですけど、ここまで顕著にでるとは思わなかったんですよね。

 

いやいや言うても!

 

トリプルソールで!

 

そこまで!笑 

 

って思ってたんですよ本当に。だってソール自体は硬いし。

 

トリプルソールの返りがまだ馴染んでない状態でこれですよ。

 

現時点では歩きづらいのに、歩きやすいラバーソールの靴より疲れないんですよ。意味わからなくないですか?笑

 

これでソールに返りがついて、しっかり思うように曲がるようになった時、どうなってしまうのか。

 

恐ろしいポテンシャルを秘めてますこやつ。

 

ソールの材質自体が硬く感じても、曲がらないわけでもないし、痛いわけでもない。

 

むしろその逆で、密度や硬度が高くて、しなやかさを備えているおかげで、衝撃をしっかり吸収し疲れにくいのでは?と推測しています。

 

長時間歩いても疲れないという意味合いにおいては、確かに絨毯の上を歩いているレベルの衝撃吸収力はあるのかな、と思えますね。

 

そりゃ60年以上も残るわって素直に思いました。

 

おそらくリオは、こういう役割を持った木型として完成されてるんでしょう。

 

 

 

履いてみて感じたウィークポイント

 

 

 

 

せっかくなので、実際に履いてみて感じたデメリット?的な面もご紹介します。

 

完璧なものなんてないですから、やはり良い物にはそれなりにダークサイドが付き物なわけです。

 

人によってはデメリットに感じない部分もあると思うので、購入を検討するときはその辺も加味してご検討してみるといいと思います。

 

  • 滑りやすい
  • 馴染むまで時間がかかる
  • 厚さがある分段差などでカクっと行くときがある
  • 厚底なので機動力が落ちる(俊敏に動けない)

 

まずは滑りやすいという点。

 

これよく言われるんですが、飾り釘のせい説が多いですね。

 

実際に正直なところ、ALDENより滑るかな?という気はしています。

 

地下街やビルなどのタイルの床は、顕著に出ますね。

 

首藤の歩き方もあるかもしれませんが、タイルは結構滑ります。というかグリップ力が弱い、という感じでしょうか。

 

あとエスカレーターの乗り場っていうんですかね?あのステップみたいなところ。

 

あそこでガッツリ逝きそうになったことあります。笑

 

雨の日には履いてないので何とも言えないですが、人によって滑りやすさを感じることはあるみたいです。

 

次にソールの馴染みですね。

 

これは上述の通り、トリプルソールなのでなんていうか当たり前の話ですよね。笑

 

購入する前から分かってる話なので、正直デメリットではない気がしますが、まあ敢えて言うなら、普通の靴よりはちょっと時間を要するかもしれませんというところ。

 

あとは分厚いソール故の悩み二つですかね。

 

RIOを履いていると、ソールが厚いために「何かに乗ってる感」は確かに感じるんですよ。

 

全然別ジャンルですし、構造も材質も違うんですけど、本当に首藤の勝手なイメージで申し訳ないんですが、敢えて例えるなら『下駄』履いてる感じです。笑

 

下駄履いてるときの「何かに乗ってる感」にちょっと似てますね。あそこまで極端ではないですが。

 

なので、グリップが効くわけではないので、咄嗟の俊敏な動きが求められる時とか、デコボコや点字ブロックを踏んだりすると、足首がグニッといきそうになることがあります。

 

そういうところは避けろよっていうのと、革靴履いて無理な動きすんなって話なので、問題ない方にとっては全く関係ない話ではありますね。

 

まあでもゲゲゲの鬼太郎の例もありますし、慣れたらRIOでもパルクールぐらいなら出来るんじゃないですか。(できません)

 

以上、まとめてみると、首藤にとって致命的なウィークポイントはありませんでした。笑

 

あくまで履き方と好みの範囲で、引っかかる部分があるかもしれませんね!

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

 ハインリッヒディンケラッカーRIO(リオ)の履き心地をレビューしました!

 

3000字ぐらいでおさめるはずが、まさかの6000字越えで分けた意味全くありませんでした。笑

 

首藤はリオで今までにない履き心地を体験しました!

 

早く完璧に馴染ませて、リオのポテンシャルをさらに引き出したいところ。

 

履き心地の観点からも、リオは大変お勧めですよー!