前回開封の儀を行ったVASSのメダリオンアデレード。
超絶かっこいいんですが、ちょっとだけ問題が…。
サイズがデカい…(絶望)
開封の儀を終えて、よし足入れしてみようということで、夜中に足入れしてみました。
ほんとまじでなんつうかっこよさなんだほんと…。いやーパナいですね。ほんとかっこいいです。
ねーさぞや履いてみると気持ちいいんでしょう。ねー履いてみ…
OH……デケェ…
もう一度ちゃんと言おう。
サイズが…デケェ……
きれいな羽根の開きしてるだろ。ウソみたいだろ。ハーフサイズでかいんだぜ。これで。
嘘でしょかっちゃん…なんてことなの…ここにきて楽しみでしょうがなかったVASSがサイズミスなんて…
ちなみにこれ、かなり分厚い靴下履いて、結構緩めに紐締めてます。笑
キュッと縛ると完全に羽根が閉じ切ってもまだ足りないぐらいにはデカイです。
なんでこんなことになったんや…
なんでというか、試着してないからなんですけどね。笑
答えパツイチで出てきます。
今回の靴は日本にはない新しいラストなので、どっちにしろ履けなかったんですけど、でもVASS自体の何となくのサイズ感というか、近いラストでの試着というのは日本でできないこともなかったかもしれない。
いや、無理だ。
蝦夷に生きる首藤にとっては、VASSの試着の機会なんてどちらにしろないんですよ。
だから買うなら予想を立てて、購入するしかないわけです。
首藤のサイズ調査
- 自分のサイズをサイズチャートと見比べる
- 所有している人にサイズ感を聞く
- VASS所有者のブログを読み漁る
- メルカリなどでサイズ感書いてあるやつを見てみる
- VASSに普段履いてるサイズを伝えて直接サイズ相談する
首藤がやったのはこんなところでしょうか。
以前バッチリ自分の足のサイズは図ってるのでヌードサイズ(実測)は把握しておりました。
首藤のヌードサイズは約25.1cmぐらいでウィズはDです。
英国靴なら大体UK6.5E、ディンケなら6.0G、ALDENのモディファイドで7.0Dです。
なので、大体25.0という目安から、VASSだと、39.5か40.0で迷っていました。
そして一足先に購入していたもでぃふぁいどさんは、40.0を購入したとのこと。
今までの度重なる情報交換の結果、ほぼすべての靴で首藤はもでぃふぁいどさんのハーフサイズ下であることがわかっています。(パラブーツは違うけど)
レングスはかなり近い、というかほぼ一緒なのに。不思議ですよねぇ。
ということで、サイズは39.5が妥当かなと思っていたのですが、さすがに全く履いたこともないしラストも新しいラストだったので、結局VASSに直接相談したのでした。
以下相談の結果
首「最初39.5でいくと言ったな。あれは嘘だ。」
V「なんと…」
首「やっぱりVASSのサイズ感相談させてやで。ディンケなら6履いてるお。39.5と40どっちがええんや?」
V「なら今回は40でいこや。ディンケより幅も狭いから40でいいと思うやで。」
首「おけおけ。なら40にしよか!」
ということで結果出来上がったのが今回のサイズ40.0なわけですが、物の見事に合いませんでした。笑
やっぱりネットで靴を購入するのは難しいなぁ。久々に痛感しましたね。
簡単な英語でのコミュニケーションしかできなかったので、もっと深堀できなかったっていうのはありますけど、どちらにしろ限界はあると思います。
ちなみにVASSって公式サイトにサイズチャートないんですよね。笑
なのでVASSを取り扱ってるAscot Shoes でサイズチャートを調べた結果がこれ。
UK6 / EU40 / US7
首藤のサイズがこうなってたので、チャート通りにいけばドンピシャだったと思うんですよねぇ…。
ここがVASSの返答と結びついて、これはいける…!と思ったんですけど、やっぱりサイズは数字だけじゃないんだなぁと改めて感じた次第です。
今回の具体的なサイズ感は?
具体的なサイズ感で言うと、
- レングスが長い(おそらくハーフサイズ。ワンサイズまではギリいってないと思う)
- 甲が高い(羽根の閉じ方がエグイです。東欧靴なので甲高いかも?といわれました)
- かかとと踏まずのフィット感は抜群
という感じ。
元々たぶん捨て寸は長めの設計だと思うので、おそらくハーフサイズ大きいんだと思います。
そして甲高なラストかと思われるので、それも作用してると思われます。
ここはさすがVASSだと思うんですが、カカトと踏まずのフィット感は異常にいいので問題ないんですが、足の後半部を起点として前半部が大きくブレブレになってしまう感じ。なんというか、足の踏まずより前が全体的にボワンと大きくなってるような、そんな感じです。
踵と踏まずのフィット感が抜群過ぎるので正直厚めの靴下を履けばこのまま履けないこともない。
しかしながら、そのルーズさはALDENなんかのルーズさとは似て非なるもの…。
ALDENのモディファイドラストはルーズというよりはリラックスフィットと言った方が正しいかもしれないですね。
さらに言うと同じ東欧靴であるディンケはバチバチのフィット感で履いているので、このまま履くにはどうも気分的に納得がいかない気がする。うーむ。
サイズミスをしたときの具体的な方針
サイズが小さかったらまた話は変わるので、今回はサイズが大きかった時に限定します。
ネットでこれだ!と思ってポチってみたら地味ーに大きかった場合。そんなときどうしたらいいのだろうか、何をポリシーに考えたらいいのかな、ということを考えてみます。
そのまま履く
今回ぐらいの感じだったらそのまま履く、というのも可能だったかもしれません。
ハーフサイズでかいぐらいだったらまあなんとかならないこともない。しかも今回は踵と踏まずは爆裂フィットだったので、まあいけそうですよね。
あとはそのまま履く場合にできることとすると、厚手の靴下を履いてみること。
なければユニクロとかで売ってますからね。靴下の厚さでサイズ感てハーフサイズぐらい余裕で変わりますから。そういう風にできないこともないです。
もし靴下を変えていいフィット感で履けるのなら、それに越したことはないですね。
専用の靴下買い揃えてもいいぐらいです。
今回の首藤の場合は、厚手の靴下を履いても納得のいくサイズ感ではなかったんですけどね…。
これでいってもよかったんですけどねぇ。せっかくの特別なモデル、というか思い入れのある靴だからちゃんとしたサイズ感で履きたいなという思いが強かったので、今回はパス。
思い切ってすぐ売る
思い切って路上デビュー前に手放してしまうのも一つの手だと思います。メルカリやらヤフオクで新品が結構出てるのってこういう理由もあると思うんですよね。
試着だけの新品であれば、買い手もつきやすいですし何より高く売れます。一回履いてしまうと完全に中古になるのでブランドやモデルによっては結構値段下げないと売れなかったりもしますし。
当然よっぽどのことがない限り購入時より安くなるので損はしますけども、傷が浅いうちにやり直すというのも大事ですからね。出来る限り高い金額で手放して次の靴の軍資金に出来ますし。持ち出しも少なく再スタートを切れます。
また、厚手の靴下を履いて自分的に満足できるなら全然そのままでもいいと思います。
でもずっとその靴下で履けますか?薄めのドレスソックスと合わせたくなりませんか?
サイズが合わなくて例えば調整をしたとして、ずっとその靴履いていたいと思えるほど愛せそうですか?
というところが手放すかどうかのポイントだと思うんですよね。
靴下買い替えやサイズ調整でずっと履きたいと思えるならやったほうがいいですし、それに届かないお試し購入だったり、どうしても納得ができない、または簡単に買い替えられるという場合なら、手放すのは全然アリだと首藤は思いますよ。
首藤の場合、今回のVASSはかなーり特別なモデル且つ初VASSで思い入れも強いので、ずっと履きたいなと思える靴だったということで手放すのはナシにしました。(ぶっちゃけめちゃくちゃ悩みましたけどね。笑)
インソール等を買って調整する
サイズ調整の際に一番お手軽な方法ですよね。インソール。
今は色んな所からたくさんいいインソールが沢山出ているので、ちょっと追加するだけで快適に履けるなんてことも少なくなくなりました。
もしくはタンパッド。インソールだとかかとが抜けそうかなぁという場合には、タンパッドがいいです。ローファーなんか特にそうですよね。
正直これでも全然よかったんですよね。
ブログやってる身としては、インソールちょこちょこ買って合うか合わないかレビューしたりとかして、色々お役立ち情報とかも載せれそうですし、そっちの方がいい気もするんですけど…。
でも…。
早く最高の状態で履きたかったんです。笑
色々検証するのもいいですけど、雪が差し迫っていたのもあったので、できるだけ早く履きたかったんですよ。(結局は雪を迎えてしまうんですけどね笑)
自分で色々調整するのも楽しいんですが、やはりプロによる調整って全然違うと思うんですよね。特別なモデルだから完璧なフィッティング調整で履いてみたい、という思いもあり…。
あともう一つは費用ですかね。自分で購入して色々やったりする方が安く済みそうな気はしたんですけど、ちょっと待てよと、計算してみたわけです。
自分の求めているフィット感を再現するにはおそらくある程度金額を出して買わないといけないだろうと思いますので、上記からビルケンのインソールを買うとします(3410円)。そしてさらに羽根が閉じ切ってしまう問題もあったのでタンパッドが必要です。ペダックのタンパッドを買いましょう(1100円)。
そうすると合計4510円なんですよね。意外にいくなおい…というのが首藤の所感なんですけども。笑
そこまで出すならもうちょっと追加して、プロに完璧に調整してもらったほうがよくね?という結論になりました。
まあ首藤の結論とは別として、インソールやタンパッドは使いまわしがきくので、もしその靴を手放すことになっても他の靴に流用できるというのは自分でカスタムする際のメリットではありますよね。
このあたりのメリットデメリットを差し引いて、どちらが自分の気持ちに即しているかで検討した方がよろしいと思います。
修理屋でリペア(サイズ調整)してもらう
最後はプロにサイズ調整をしてもらうという方法ですね。
正直やると決めたんなら、これが一番手っ取り早いというか、色んな側面からバランスを見てベストだと思います。金額、労力、フィット感、仕上がり、アフターケア等々、全部含めて所謂コスパが良いと思います。
金額に関しては上述の通り、自分で最良のフィット感を求めて購入するとなると4500円ぐらいかかりますが、プロにインソール&タンパッド調整を依頼すると大体6000円ちょっとぐらいでできると思います。インソールだけだったらもっと安いですよね。(お店によって違いますし内容によっても変わるので要確認ですよ。あくまで目安です。)
既製品を購入する代金に1500円ちょっと乗せるだけで、その靴にできるベストな調整をしてくれるなんて最高じゃないですか?
また既製品とは違うのでどこにどれぐらいの厚みが必要で、とかも全然やってくれますし、履いてるうちになんか違う…ってなっても気軽に相談しに行けます。
一見良さそうに見えますけど、これは近くにリペアショップがある方限定ですかね。
環境依存の意見なので万が一適切なショップがなければ、自分で調整する方がコスパがいいかもしれません。
またそこまで完璧なフィット感を求めないのであれば、サイズ差を埋めるというイメージでサクッと既製品のインソールを買って処理するのも全然アリだと思います。このあたりは自分の靴をどう履きたいか、という部分に起因してきますね。
まとめ
ということで、今回はネット購入した靴のサイズが大きかった場合の対応ポリシーについて考えてみました。
今回の首藤のVASSについては、厚手の靴下でカバーできるレベルではないし、特別で大切なモデルだから手放したくもない。自分で時間をかけてインソールやタンパッドを購入して調整するのもありだけど、うまくいくかわからない。もっと言うと早く履きたいし完璧にやれる自信もない。
こう見ると消去法に見えますけど、今回のVASSの靴に関しては、首藤が求めているものがすべて合致したので、プロに依頼する方法を選んだというわけです。
てな感じでプロにサイズ調整を依頼することにしました!
首藤が依頼すると言えば、当然リファーレ札幌しかないわけで。
次回はサイズ調整を依頼してみた内容と結果について書いていきたいと思います!
…最初から直観を信じて39.5にしておけば…なんて思ってないんだから!!
常に前だけ向いて生きてるんだからな!!くそう!!
コメント
コメント一覧 (4件)
わかりみが深いです😢
私も伊勢丹で把握したサイズに比べてハーフ大きくて、爪先にハーフソック仕込んで何とかしてます😅
伊勢丹の店員さんに後日話をする機会があったのですが、同じラストでも伊勢丹モデルは日本人向けに更にひと手間 加えてるとのことでした。
サイズ交換すれば良いのでは?
良い経験とネタになるかと
べるさん
伊勢丹モデルは若干モディファイされてるんですね。知らなかったらダメージ受けますねそれは。笑
でもお互いせっかくの大切なモデルなので手放せないですよね!色々仕込んでなんとか履いていきたいもんです。
高橋 さん
サイズ交換ができる商品ならそれがベストですよね。個人輸入の返品はめんどくさいですが確かにいい経験にもなりますし。