シーズン2の第二弾はこちら!
最近日本での知名度がうなぎ上りの東欧靴筆頭、ハンガリーはVASSのメダリオンアデレードです!正式名称というかなんて言っていいモデルかよくわかんないので、初志貫徹でメダリオンアデレードで通しますね。笑
めちゃくちゃ特別仕様で首藤にとってもとても特別な靴なんですが、今回こちらを手放すことにしますよ。個人的に大好きな靴なので、逆に言うとかなりお勧めできる靴でもあります。
色々スペシャルなのでその辺りも含めてご紹介できたらなと思います。
スペック紹介
BRAND:VASS / ヴァーシュ
STYLE:Sharp-Oxford with medalion and heel cap, plain / 内羽根プレーントゥ(アデレード)
LAST:FBラスト
MATERIAL:museum calf / ミュージアムカーフ
COLOR:Grey / グレー
SOLE:double sole tapering to single, beveled waist, metal toe plate / スペードソール+べヴェルドウェスト+メタルスチール(レンデンバッハ)
SIZE:40
一応恒例のスペック的にはこんな感じになります。
靴自体の詳細は【靴紹介】記事でも取り上げておりますので、画像はありませんがこちらもご参照ください。
アッパーはVASSぐらいでしかあんまり見ないグレーミュージアムカーフです。
とても美しいムラ感で独特な色合いが本当にかっこいいですね。
デザイン的にはアデレードの内羽根タイプ、トゥはキャップではなくプレーンですがメダリオンが入っています。なので仮称メダリオンアデレード。正式な名前は上記の通りクソ長いので。笑
ソールはハーフミッドソール、所謂スペードソールですね。
ウエスト部分はシングルですが、地面につく前足部だけダブルソールになっているという仕様。ゴツさとシャープさを兼ね備えた最高にかっこいいソールだと思ってます。
ラストはFBラストという中々にレアなラストです。
日本で持ってる人何人いるの…?というレベルな気がしますよ。笑
名作ラストであるFラストのモディファイ系で、ラズロ・ヴァーシュ氏の孫であるピーター氏が開発したラストだそうです。
Fラストよりもポッテリした形状で甲は高め、それでいてウエストからヒールはしっかり小さめに作られているので、とてもコンフォートな履き心地のラストです。
ちなみに首藤にはサイズが少し大きかったため、リファーレでサイズ調整をお願いしています。
詳細は下記ブログからどうぞ。(画像なしなのでわかりづらくて申し訳ないですが)
コンディション確認ギャラリー
ということでコンディションギャラリーです。
今回の販売靴のなかでも古株なので割と履いているかなという感じがします。
購入は2019年10月あたりでサイズ調整だなんだとやっていたら確か全然履けず冬になり、その後雪が解けてから履きだしたので実際に履いたのは半年ちょっとでしょうかね…笑
さらに首藤は今年の4~5月あたりからずっと在宅ワークに切り替わっているので、メインで通勤なんかでも履けていないので、一日のうち長時間履きっぱなしみたいな履き方はそんなにしていないと思います。
履いて散歩に出かけたり、街中にちょいっと遊びに行ったりがメインだったので、履き込み的にはまだまだな感じですね。
履いた回数・時間は、所有日数の割にかなり少なめかと思います。
また当然乱暴な履き方はしていないので、コンディションはかなり良好だと思いますよ!
両足
まずは両足そろっての画像です。
どうです、めちゃくちゃいい感じでしょう。コンディション良いんですよ。(全然履き込めていないともいう)
トゥは磨けば簡単に光ります。
ミュージアムカーフなのでニュートラルがおススメ。
履きジワはこんな感じです。
若干深めにシワが入っている気がしますが、ラストの設計的に甲が高めなことが理由じゃないかなと思います。
革質に対するシワ?としては、非常にきめ細かくエドワードグリーンなんかのシワにも引けをとらないぐらいのキレイさかなーなんて首藤は思いますよ。
この靴の横顔はほんとかわいくてかっこいいんですよね。
シルエット的にはぽってり丸いんですが、アデレードの引き締まった角度だったりハーフミッドソールのパワフルさだったりで、それらが共存している気がします。
踵もめちゃくちゃいいんですよ。
おさまりが最高です。この画像で見るとヒールの絞りが緩めに見えますけど、履いた感じは最高に絞られてます。ディンケみたいなガッチリキャッチ押さえつけでござる!みたいな感じじゃなくて、自然にキュッと掴んでくれている感じ。
個人的にヒールの掴み方とやさしさのバランスは、VASSがNo.1かもしれないですねぇ。大好きです。
上から見ても靴としてのバランス感覚が最高なことがわかると思います。
ゆったりした前足部とウエストからヒールにかけてのキュッとした感じ。狭い履き口なんかが、もう最高な感じ醸し出してますよね。
改めて履きジワのアップです。
これはツリーを抜いた状態ですね。ここだけ見るといい感じに育ってきている実感はありますね。ミュージアムなので皴の部分の色抜けだったりその辺りの将来性にも期待が持てます。
もっともっと履き込めばかっこよくエイジングしてくれることでしょう。
ちなみにトゥはこんな感じ。
めっちゃ状態良しじゃないです?まだまだ全然余裕な感じですね。
ちなみにこちらはVASSの方で最初からつけてくれているスチールです。まだまだ変えなくてもよさそう。
ヒールはこんな感じです。
自分の予想以上に減ってなくてびっくりしました。笑
めちゃくちゃソールの状態良好です。まだまだいけるぜ感。
グイっと絞られたグラマラスなウエスト。
バランス感やばくないですか?出るところは出て絞るところは絞るキュッと感というか。もう素敵。
ソール裏はこんな感じですね。
当然それなりに履いてますので、使用感はありますが思った以上に削れてない印象。
左足なんてちょっとマーク残ってますもんね。ハーフミッドでシングルよりは削れやすいかなーと思ったんですが、かなり耐久性は高そうです。
左足
それでは各足の状態をどうぞ。特に解説はないんですが、改めて見るとかっこいいし状態も全然グッドな印象です。首藤的には。
ソールのコバのこの感じ、最高にかっこいいですよね。
右足
両足共に気になる傷なんかはありませんでした。
強いて言うなら 開封の時にカッターで切ってしまったこの靴箱ぐらいでしょうかね。笑
ビーーーッって線入ってますので予めご了承ください。
販売内容と価格
販売内容についてですが、新品購入時と同様すべて付属します。
靴箱、シューバッグ、純正シューツリーですね。
次に気になる販売価格についてですが…、
49,800円
で販売したいと思いますよ!!!
…ちょっと高いかも?って思ったでしょう。笑
わかります。昨今の状況を鑑みるとちょっと高いかもって思ってしまうのも理解できるので少し説明をさせていただきます。それだけの価値があるものだとわかっていただけるはず!
この靴がスペシャルな理由
今年はもうVASSの爆裂セールイヤーなので、年始から始まったセールは今の今まで続いていて、正直新品が40%OFFだったりすごい時には50%OFFで買うことが出来るのも確かです。50%オフとかになると諸々込みで4万円ぐらいで買えちゃうので、感覚がバグってきますよね。笑
単純にセールのVASSと比べてしまうと、金額的には中古なのにこっちの方が高えじゃねえか!!ってなると思うんですが、ちょっと待ってくださいこの靴めっちゃスペシャルなんです。
①ベースとなるモデルがレギュラーラインに存在しない
この靴は首藤がVASSのインスタの投稿モデルをもとにデザインを指定してメールオーダーしたものです。なのでこちらの靴はRTWのレギュラーラインにはなく、オンラインショップから購入できません。
=こちらのデザインの靴は絶対にセールでは購入できない代物なのです!
そもそもがセールでは絶対に手に入らないデザインなので、単純に新品のセール品と価格だけで比べることはできないよーという感じをお伝えしたい。
②世界に一足しかない(と思われる)デザイン
そしてレアさを象徴するのはそれだけじゃありません。むしろこれがメイン。
この靴実はもともとレースステイの部分はステッチで表現されているモデルだったんですが、なんと職人さんのうっかりミスによってブローグのアデレード仕様となりました。
それによって結果的に、世界に一足しかない特別デザインのモデルになったのです。笑
VASSにも一応聞いたんですが、このデザインは他にはないという回答でした。
※確認当時の情報なのでその後作成された場合はもちろん存在しますし、VASSが作成を忘れている場合もあるかもしれませんがその辺は考えても無駄なので除外します。
さらにソールに関してもなぜかオーダーの際に「好きなソール選んでいいよ」ということだったので、元々のモデルはシングルでしたがハーフミッドに変更しております。
なぜ好きなソールタイプを選んでよかったのかは今でも不明です。笑
しかしながらこれによってソールからアッパーデザインから何からMTO並みの世界に一足のスペシャル仕様になったわけです。
個人的にはこの世界に一足しかないデザインっていうのは、靴マニア的にめちゃくちゃ価値を感じる部分だったりします。笑
③グレーミュージアムカーフは意外とレア
VASSと言えばミュージアムカーフ!っていうイメージあるんですが、実はレギュラーラインでグレーミュージアムって意外に少ないんです。
オーソドックスな外羽根フルブローグなんかのモデルで使われてたりするんですが、現在のラインナップで見るとブラウンとかゴールド、ウォルナットとかその辺りが多い気がします。ブルーはコンビ系で使われてたりしますね。
探してみると意外に少ないのがこのグレー。めちゃくちゃかっこいいんですけどねこの色味。
そういう意味でもセールと比較しても価値のある部分だと思っています。
ということで首藤なりに頑張って伝えてみましたが如何でしょうか。笑
正直細かいことを言えばまだあるんですが、あまりに多く書いてもうざい気がするのでこの辺りでやめておきます。
単純に「VASSの靴が欲しい」「VASSを履いてみたい」という感じでしたら絶対にこのチャンスでセール品をゲットされた方がいいと思います。ぶっちゃけめちゃくちゃ安いと思いますので。
しかしながらこのメダリオンアデレード自体のデザインや仕様に魅力を感じていただけたなら、絶対にこの価格でもお得だと言える自信があります。
シンプルにこの靴のデザインはめちゃくちゃかっこいいので、そういった部分に魅力を感じていただけましたら是非ともご購入をご検討くださいませ。色々なものを含めて他にはない靴だと思います。
そしてVASSの価格設定自体が最初からめっちゃ安いのと、現在のセールでのオフ率がバグっていて割と異常な事態なのであって、フルハンドであるVASSの靴の作りや素材なんかを鑑みても、この靴がこのコンディションで5万円を切るっていうのは純粋に結構安いと思うんですよね。笑
そんな感じで新品セールでは得られない価値がちゃんとあるんだよ、この価格で購入しても損じゃないんだよ、ということをお伝えしておきます。
靴の特徴や所感
まずデザイン等々については上記の通りなので割愛させていただきますね。
めっちゃスペシャル且つ他では中々見られない面白いデザインだと思います。
購入時も結構インスタで反響があったりしたので、結構皆さん「おっ!」って思っていただけるデザインなんじゃないかなと思います。
そして履き心地についてですが、さすがVASSだと思います。めちゃくちゃ履きやすくて気持ちいいです。
このFBラストはFラストのモディファイ系ラストなので、元になっているラストがすでに最高ですからこれ自体も非常にクオリティが高いことは想像に難くないわけですが。
とにかくヒール&踏まずのフィッティングがいいんです。
サンクリスピンみたいにガッチガチに完璧に掴んでくるわけじゃないんですが、とても優しくそれでいてしっかり掴んで離さないので、かなり歩きやすいんですよね。この部分のフィット感は本当にVASSの特徴的な部分だと思います。
またFラストに比べてボールジョイント周りがかなりコンフォートに作られているのでその辺りの余裕のある感じもまた履きやすさに繋がってるのかもしれませんね。
(結構な甲薄さんだと履きジワと先芯の関係上ちょっと指先が噛まれるかもしれません。首藤も最初噛まれましたが何度か履いたら解消されました)
ちなみにこちらの靴は首藤がサイズミス(というか履いたことがないので勘で買った)でハーフサイズほど大きい状態だったため、リファーレでサイズ調整を行っていただきました。
そもそもハーフサイズ大きいこととラストの特徴的に足先あたりの甲が高めに設計されていたため、2mm厚のスポンジインソールを前足部にいれ、タンにも同様にスポンジを装着していただきました。
タンの方は見えないように縫い付けで行っていただいているため、取り外しなどはできません。前足部に入っているインソールはVASS純正のフルソックの下に入っているので剥がしていただければそのまま抜けると思いますが、抜いたりサイズ調整が再度必要な場合は一度修理屋さんにご相談いただいたほうがいいかもしれません。
首藤と同じぐらいのサイズ(ヌードサイズ25.0cmぐらい)だと、おそらく厚めの靴下でめちゃくちゃジャストフィットで履いていただけると思います。
ちょっと前の散歩記事でも書きましたが、夏あたりにユニクロの厚めのインビジブルソックスで初めて履いてみたんですがフィット感が異常でビックリしました。VASSって完璧にフィットしたらこんなに歩きやすいものなんだ…と妙に感動しちゃいましたよ。
これがFBラストだけのものなのかわかりませんが、是非とも体験していただきたいですね。
おそらくですがハーフ上の25.5㎝ぐらいの方でも薄手の靴下で履くか、前足部の追加インソールを抜いていただければ、タンの方はそのままでも履けると思うんですよね。よっぽど甲が高くない限りタンパッドの方は気にしなくていいと思います。(あくまで首藤の感想なので完全にその通りではないかもしれませんが…)
スナップショット
お次はスナップショットです。
首藤はこんな風に合わせていましたよーというのをご紹介いたしますので、購入をご検討されている方は実際に履いたらこんな感じになるのかなーという参考にしていただければと存じますよ。
デニム×アヤメソックスです。
内羽根の靴ですがデザインが華やかでソールにも存在感があるので、デニムにも全然合いますね。これぐらいのソックスカラーとの合わせがめちゃくちゃ好きです。
ベージュのチノパン×アヤメソックスです。
こちらはサンダーソックスですが、こういった結構派手目のソックスとの相性がいいんですよね―この靴。変にとっ散らからないというか。まとめてくれるような感じです。
グレースラックス×イエローのノルディック柄です。
ユニクロのソックスですがちょっと秋っぽくていい感じです。
デニム×ドット柄ソックス。
一気にポップになりましたね。こういう感じでも合わせてました。
ベージュのチノパン×モノクロハッピーソックスです。
シンプルでいい感じ。グレーミュージアムがいいんでしょうかねー?どんなソックスでも無理がない感じにまとまってくれる気がします。
黒スラックス×インビジブルソックス。
もちろんこういう履き方もできますよ。意外にお気に入りでした。
ブラックのチノパン×ドット柄ソックスです。
ブラックのチノパン×イエローソックスです。
結構鮮やかなイエローでもするっと入ってくれますね。いい感じです。
以上スナップショットでした。
自分のコーデと照らし合わせていただいてご参照いただければ幸いです。
首藤の靴のサイズ感について
首藤のサイズとその他ブランドのサイズ感を載せておきますのでご参照ください。
足長:右25.1cm、左25.2cm
足囲:両足共にDウィズ(JIS規格)
備考:カカト細め、甲低め
次に履いたことのある靴のサイズとフィット感です。
※各フィット項目の解説
RF:リラックスフィット、JF:ジャストフィット、TF:タイトフィット
●Heinrich Dinkelacker
BUDA:UK6.0G(TF寄りのJF)
RIO:UK6.0G(RF寄りのJF)
ROM:UK6.0G(JF)
ZURICH:UK6.0G(TF)
●ALDEN
モディファイドラスト:US7.0D(RF – 6.5でもいけるかも?)
ハンプトンラスト:US7.5D(JF)
バリーラスト:US6.5D(TF)
アバディーンラスト:US6.5E(JF – もしくは7.0D)
●Paraboot
ミカエル、モジーン:EU40(RF)
フォトン:UK6.0(RF寄りのJF)
シャンボード:UK6.0(JFだが甲合わず)
ウィリアム、アヴィニョン:UK6.0(JF)
ランス:UK6.0(JF)
●VASS
FBラスト:EU40(ハーフ大⇒39.5がジャストと思われる)
Fラスト:EU39.5(JF)
●Church’s
シャノン(103):UK65F(RF)
●EDWARD GREEN
202ラスト:UK6.5D(TF寄りのJF)
202ラスト:UK6.5E(程よいJF)
●Saint Crispin’s
クラシックラスト:UK5.5F(TF寄りのJF)
まとめ
ということでVASSのメダリオンアデレードの商品説明でした。
特筆すべきはオリジナリティと希少なロマン仕様ですかねーやっぱり。
履いててテンション上がる靴だと思います。
普通の既製ラインのVASSじゃ満足できなくなってきた方、中々ないデザインが気になっている方、 ミュージアムカーフ大好きな方、首藤以上のジャストサイズで履けそうな方、是非ともご検討くださいませー!
そして販売日は…、
2020/12/20(日曜)の21:00!
に決定しましたーー!!
他の靴とあわせてドバっとまとめて放出です!お見逃しなく!
販売開始時に改めて各SNSにてお知らせします!(予定。たぶん。できれば。)
購入はこちらのURLからどうぞー!
首藤のラクマの販売ページにつながります。
※たぶんラクマのアプリがないと購入できないので、購入希望の方は事前にアプリをダウンロードしてアカウント作成して購入準備をなさってくださいねー!