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【プレメンテ】Jutta Neumann(ユッタニューマン) アリスを履く前にプレケアをしてレザーサンダルの靴擦れを予防したい!血まみれ修行なんてしたくないの!

レザーサンダルはとにかくかっこいい。かっこいいけど履き始めは足がヤラれる。

実際にユッタのアリスも検索してみると、馴染むまではかなり苦労する的なこと書いてる方が多い気がします。

インスタなんかを見ていても「最初は血だらけになった」とか「靴擦れが酷くて最初は数分しか履けなかった」とか散々な書かれよう。

かっこいいのはいいけどここまでの苦行を経ないと履けないってどうよ?とは思うんですがやはりかっこいいは正義。かっこいいには勝てない。でも痛いのは勘弁願いたい。ってことで、今回レザーサンダルではありますがプレメンテを実行してみたいと思います。

革靴の履き下ろしではもはや定番となりつつあるプレメンですが、果たしてレザーサンダルに効果はあるのか。足が血みどろになるような修行をせずにすむのか。そんな願いを込めてプレメンテやっていきましょうぞ。

目次

アリスをプレメンテしよう!

本日のプレメンテセット

ということで早速プレメンテしていきたいと思いますよ。

革靴であれば(流派によりますが)汚れ落とし、保湿(水分補給)、油分補給、鏡面磨き的なステップを踏みますが今回はレザーサンダルですからね。サンダルであることと、何を目的にしているかをピックアップして道具と手順を決めていきましょう。

首藤がポイントとしたのは下記です。

  • 足裏が黄色くなる、黒インクがつく、アッパーの仕上げ材や古いクリームをリセットする→汚れ落とし
  • プレメンテなので水分補給→デリケートクリーム
  • 油分補給、ピカツヤは不要、靴擦れ防止(革を柔らかくしたい)→リッチモイスチャー

首藤はこの流れでいきたいと思います。ということで今回使う道具がこちら。

クリーナーで汚れ落とし!

まずは汚れ落としからしていきましょう。

あまり靴磨きなどされない方は新品なのに汚れ落とし…?となるかもですが、実際には専用のクリーナーを使って製造時の古いクリームや仕上げ剤を除去して革をスッピンにしようってやつです。

今回使うのはプロも使用するクリーナーの定番、ブートブラックのツーフェイスローションです。

早速アッパーからフキフキしていきます。ツーフェイスローションをいい感じに布にとって古いクリームなどを落としていきましょう。

サンダルなのでアッパーとなる甲の部分とサムリング、またインソールやコバもしっかりフキフキしていきます。

コバをフキフキすると…
真っ黒でしたァァ

ユッタ触るとなんか手黒くなるな…と思ったらコバのせいでした。コバ超色つきます。1,2回ほどクリーナー使いましたが無限に落ちそうなのと色落ちしちゃいそうなのでいいとこでやめておきます。それでもだいぶ手につく黒さは抑えられるので、気になる方は履き始めにクリーナーでコバ拭いておくことをおすすめします。

ちなみにインソールについて、ユッタは履き始めは足裏が真っ黄色(もしくはオレンジ)になることで有名ですが、クリーナー使ったらめちゃくちゃ黄色〜オレンジっぽい色が落ちてきました。画像撮り忘れた…。こちらも同様に適度にフキフキしました。(履き下ろしでやっぱり足の裏黄色に染まったのでもっと落としときゃよかった…ってなったので、ここはガッツリ汚れ落とししてもいいかもですね)

デリクリで水分補給!

デリクリことデリケートクリーム

お次はデリクリで水分補給をしていきましょう。使うのはこちらもモゥブレィの水分系デリクリと並んで定番となりつつあるブートブラックのデリケートクリームです。

製造から手元に届いて履き始めるまでに時間が空いている場合があること、また汚れ落としでしっかりスッピンにしたので、最初に水分はしっかり入れておきたいなというところ。革ってのは水分と油分のバランスが大切ですからね。普通のケアならあまり気にしなくていいですが、プレメンテなので水分補給を重要視しています。首藤的にはですけども。

普通にぬりぬりして、

いい感じにブラッシングしていきます。ちなみに今回は豚毛ブラシで傷付いたら嫌なので馬と豚の中間ぐらいだと思ってる化繊ブラシでシャカってます。実は中々使えますよ。化繊ブラシ。

リッチモイスチャーで油分補給&革を柔らかく!

出ましたプレメンテの鬼

もはや首藤のプレメンテではなくてはならない存在。ブートブラックのリッチモイスチャーです。超高級成分が余すことなく注ぎ込まれていて、値段は高めですがめちゃくちゃ狙った効果を実感できる数少ないケア用品です。最高。

アッパーにとろーり

いい感じに油分が入るけどあまり光すぎないというのと、革が確実に柔らかくなる、という特徴があります。ガッチガチで一年がかりで足を殺しにくると噂のユッタのアッパーに相応しいではないですか。

塗ったら時間をおいて浸透させたのち乾拭きします。

インソールもかたそうだったので塗っときました。フキフキ。

せっかくなのでシャカっておきます。ちなみにちゃんとアッパーもブラッシングしてます。この辺はなんか適当なのでお好みでどうぞ。

プレメンテ完了!結果は如何に…!

プレメンテ完了です

革靴より簡単でいいですね。サクッとできますよ。

せっかくなのでプレメンテが完了したアリスを見ていきたいと思いますよ。

まずはアッパーの質感ですね。甲革ですが、めちゃくちゃ質感よくなってます。ちゃんと水分と油分が入って艶が増してますね。ひ

リッチモイスチャーなのでビカビカじゃなくてじんわりな感じがイメージに会っていると思います。

サムリングもいい感じ。革は確実に柔らかくなってます。親指入りやすそう。

インソール?中底?もいい感じですね。落とし切ることは出来ませんでしたが、何度か汚れ落としをかけてオレンジの塗料を拭ったので足裏の被害は少ないはず。

コバの黒い色移りね。これはあれですね。まだ付きます。笑

どんだけ色入ってんねんという感じなんですが、落とし切ってハゲても嫌なのでもうこれも落ち着くのを待つしかない気がします。まあでも最初よりは確実に被害は減るので、余裕がある方はやった方がいいと思いますよ。

お次は全体をぐるっと。いやーやっぱりメンテ前に比べると艶感というか革の質感が全然違いますねこれは。

みなさんも是非やってみて欲しいですこれは。ちゃんとプレメンテしてから履いた方が革的にはいいでしょうし。

まとめ

今回はユッタニューマンのアリスのプレメンテでした。基本は革靴と同じですが、面積が少ない分簡単でやりやすかったですね。

アッパーの質感や艶感、柔らかさからもビジュアル的には確実にプレメンテ自体はしてよかったなという感想ではあるんですけれども、実際に履いてみてどうなるか感じてみたいところですね。

そのあたりは別の記事でまとめていきたいと思いますよー!

そして今回使ったケア用品はこちらです。素直にお願いなんですが、購入しようかなと思ってたものや買い足そうかなと思ってたものは是非ともこちらのリンクから買ってください笑 誰も損しないみんながハッピーになる仕様ですので!何卒!

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この記事を書いた人

薄給のくせに年間100万円以上を服や靴につぎ込む30代子持ちサラリーマンです。
ハインリッヒディンケラッカーを筆頭とする東欧靴やオールデン、パラブーツなどを中心に歴代50足以上の革靴を買い漁ってきました。
主に大好きな革靴の紹介や靴磨き、ファッションレビューなどを暑苦しく語るブログです。

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