超今更なんですけどもね!笑
めちゃくちゃ期間空きましたけども、書きたいことがありすぎて後回しにしていたらここまで来てしまったという感じです。正直後回しにしている間に、お話ししてもらった内容とかがめっちゃ頭の中から抜け出てる感はあるんですが、頑張って思い出してみますよ。
前編はトランクショーの全体的な様子をお届けするレビュー編で、後編がフィッティング編です。
ちなみにRENDO(レンド)については、トランクショー開催時にThe Lounge by Brift Hにて書かれている内容がベストオブベストだと思いますので、ブランドの事前知識がない方はこちらをご覧ください。
RENDO TRUNK SHOW 2020 in Sapporo!
当日はディンケのRIOで参戦です
ということでやってきましたレンドのトランクショー!
開催場所は当然の如く、札幌が誇る靴磨き店The Lounge by Brift Hでございます。
日程は7/3~7/5の3日間。今年は4月に開催予定でしたがコロナの影響で7月へとズレ込んだとのこと。
もう三か月も経つんですね…(遠い目
正直消費者側としてはよくぞこのような状況でもやってくれましたという感じです。
普通こういうイベントってキャンセルフィニッシュも多いと思うんですけど、延期にしてしっかり開催していただけて、さらに限定のスペシャルオーダーまでできるなんてまじでありがた過ぎますよね。
諦めず開催していただいたThe Lounge by Brift H林田さんと、こんな状況下でも大陸違いの北海道まで文字通り飛んで来てくれるRENDO吉見さんには大感謝でございます。北海道民歓喜。アザマス。BIG LOVE。
首藤は最終日7/5の19時枠というまさにオオトリを飾る時間帯に予約させていただきました。
しかしながらぶっちゃけ全然お金なかったので、なんとただのフィッティング予約です。笑
オオトリ予約のクセして買わない前提で挑むという所業!!マジサーセン
でもどうしてもレンドのトランクショーには参加したかったんです。吉見さんにもお会いしたいし、レンドの色んなモデル見たり履いたり触ったりしたい。そして吉見さんに改めてフィッティング見てもらいたい。(去年は時間なくてちょろっとだったので)
そんな思いから、フィッティングだけでもということで参加させていただくことになりました。
いざ、会場へ!
会場であるThe Lounge by Brift Hは、MaWという札幌の超絶クソオシャンティーショップの中にあります。
ここはまじで札幌ファッションの聖地なので、The Lounge by Brift Hの立地は最高と言わざるを得ません。先日首藤はここにCIOTAのスウェットを試着しに行きました。欲しかった。
トランクショーの様子をリポート!
全体の様子
まずはトランクショーエリアの全体の感じですね。
こじんまりながらも、必要な準備は整っていて一人一人と向き合えるような素敵空間でした。
この感じ、たまりません。素晴らしい空間。ここで一泊したかった。
トランクショーのポートレートも飾ってありました。
くそかっこいいですね。雰囲気出てます。
ここがフィッティングエリアですね。
もうなんか自分のためだけの空間&接客という特別感にヤラれます。なんか大人な買い物してんなぁという感じ。
普段買い物なんてポチポチもしくは店舗でもサラーっと買いますーぐらいの感じなので、それらとは一線を画す特別な時間だと思います。
お次は各ゾーンを詳しく見ていきましょうかね。
ディスプレイゾーン
まずはディスプレイゾーンから。ギャラリー的に楽しんでください。
所狭しと並ぶRENDOのサンプルシューズたち。もはやこの時点でガンガンに物欲が揺さぶられます。RENDOのサンプルシューズってほんとかっこいいんですよねぇ。
手前のプレーントゥ、いいですよねぇ…。
出た、お色気お化け。笑
どうしても目が行っちゃいます。
定番の黒ストチやプレーントゥから、シボのコンビシューズ、新作のカジュアルUチップ、マスタードカラーのスエードダブルモンクなどRENDOでしか中々お目にかかれないようなものまで勢ぞろい。
個人的にこのシボコンビのパンチドキャップにめっちゃ惹かれます。なんなんだこのオーラは。
ちょっと上の目線から。
ほんとどれもいい表情してますよねぇ。上からざっと靴を見渡してもラストの美しさが伝わってきますもの。
中々攻めたデザインたち。こういうのもいいですねー。
このスエードコンビのダブルモンクとかバシッと履きこなしたい。
そして右側のナチュラルカラーのチャッカ、雪の中で履きまくってバッチバチにエイジングさせたい。
妄想が広がり過ぎてしまいます。恐るべしサンプルシューズ。もはやサンプルシューズが欲しい。
なんかいいショット。っていうだけです。笑
そして確か去年も見たグリーンコードバンのローファー。
去年長谷川さんが「ちょっとディスプレイも磨きますかー!」とか言って雑談しながら短時間でやばい磨きしてた記憶があります。笑
そしてRENDOと言えば!な定番のGBと新作のブーツですね。
GBに関してはこちらの記事でも首藤激プッシュしております。
アッパーのサンプルが豊富!
オーダー会なら普通のことなのかもしれませんが、アッパーのサンプルがめっちゃ豊富でちょっとテンション上がりました。
超分厚い!
本当にたくさんあって決めきれなそうですねこれ。
RENDOのオーダー会に来るなら予めどういう趣旨の革にするかというのはなんとなーく決めていった方がよさそうな気がします。
もちろん当日の革との出会いもあると思うのでどの革にするとかまでは決めなくていいと思うんですが、ざっくりとスムースだなーとかシボ系だなーとか起毛系がいいなーとか、そんな感じ。それでもかなり選択肢は多いと思います。
噂のホーウィンのアリントンを発見しました。
RENDOのトランクショー前のブログで書いてたやつですね。今回から取り扱いがスタートしたやつ。
ハッチグレインとの違いはわかんなかったんですけど、これもロシアンレプリカなのかな…?上品なシボですごく好みでした。いつかこれで内羽根のセミブローグとか作ってみたいです。
ソファゾーン
お次はソファゾーンです。
こちらも色々サンプルが。
シューツリーだったりオーダーシート?だったりいろいろ置いてますけれども、気になったものを。
デデン!骨格模型~~!
これフィッティング編の時にも出てきますけど、フィッティング時に足の特性見てもらったときにこの骨使って色々説明していただけました。
骨で見るとなぜか説得力がすごかったです。(吉見さんがちゃんと教えてくれたからだと思いますけども。笑)
そしてお次はこちら!!
今回のトランクショー in 札幌の目玉と言っても過言ではない、ホーウィンのコードバンです!
オーダー会 in 札幌The Lounge by Brift Hだけの特別企画!
まさかのRENDO × ホーウィンコードバンですよ!!
カラーはなんとバーボン、#4、ダークコニャックの3色!!
もうなんていうかレアカラー祭りじゃないですか!すでにこれらをレアカラーと呼んでいいのかわかりませんけれども。
しかしながら限られたブランドでしかオーダー出来ないコードバンカラー!
最近では色々なブランドでMTOで選択できたりなど目にすることも増えてきましたが、まだまだ貴重だと思います。
個人の工房やビスポーク等を除けば、ダークコニャックの取り扱いだってディンケの他には数ブランドぐらいしか知りませんし、バーボンや#4も同様です。
全てのカラーが魅力的過ぎる…。カラーのチョイスが絶妙過ぎます…!林田吉見コンビ完全に殺りに来てますね。札幌ヤりに来てます。これはヤバイ。
魅惑のバーボン…
そしてダークコニャックと#4です。
なんなんだこれは。全色使って3色コードバンシューズ作りたい。VASSみたいなやつ。
ラックゾーン
お次は気になるラックゾーン。
ディスプレイゾーンとはまた違ったラインナップです。
すでに好み。すでにやばい。
横のサイドゴアとか凛とし過ぎじゃないですか?もしかして:時雨?
左のコンビUチップはブーツの方にもあった新作の短靴バージョンでしょうかね。
…というかなんでラックだけこんなカメラワーク悪いんでしょうね。笑
からのアデレード。
あー履き倒して磨き倒したい。
そしてこの3アイレットフルブローグですよ。(カメラワークわっる
この角度なのにラストのツイスト感やばくないですか?越前リョーマかな?
下の段にはフィッティングサンプルが積み上げられておりました。
実際にいろいろ履いて試すときは、吉見さん自らがここから出して履かせてくれます。
気になるサンプルシューズたち
お次は気になったサンプルシューズたちをちょっとだけピックアップ。
まずは新作のブーツですね。GBの進化系?っぽいちょっとかわいいぽってりシルエットのブーツです。
バックルの位置も独特ですね。レースがあるのでフィッティングにはそこまで影響しないと思いますが、ただのブーツじゃないいいアクセントになってます。
無条件にバックルはかっこいいという男の年齢制限のない琴線をしっかり捉えています。笑
ブラウンのシボとナチュラル系スエードのコンビが非常にかわいい。
一見ド派手な赤いシューレースもなぜか妙にハマっております。相性いいなぁ。
ポッテリはしてますが結構ゴツめのシルエットだと思うんですが、このカラーリングでいい塩梅にマイルドになってる気がします。
正面から。
ほんと何とも言えない表情のブーツですね。
カジュアル全振りではありますが、RENDOのオリジナリティを感じます。
お次はスエードコンビダブルモンク。
やっぱり気になっちゃいますねぇこれは。
The Lounge by Brift Hの林田さんがこれの黒バージョンを去年作られていて、まじくそかっけえなこの靴ゥゥゥゥとテンション上がった記憶が当時のテンションと共に蘇ってきました。
ブラウンバージョンもやっぱりかっこいい。スーツも着ないし普段着も全然ドレス寄りじゃないので、作るならこっちのカラーの方がいいかなーなんて作りもしない男の妄想が止まりません。
ちなみに通常のダブルモンクはこんな感じ。
そしてお次はチャッカブーツ!
いやーこれシルエットやばいですね。レンドのプレーントゥチャッカのシルエットはヤバイ。(二回目)
アッパーは聞くの忘れましたがオイルドレザーかな?
ナチュラル系の将来性しか感じないエイジング原石の塊みたいなやつ。それも短靴より面積が広いから最高潮に磨いてて楽しそう…。
ラフに色落ちしたデニムに合わせてぇ~~~。くそー。CIOTAのワンウォッシュとかに合わせてぇ~~。あーCIOTA欲しいぃ~~~。CIOTA~~~。
からのコンビパンチドキャップ。
シボの入り具合といいストームウェルトからのコバの張り出しといい、内羽根なのに物凄いマッシブに見えます。
パンチがあって目が奪われてしまいました。こういう独特の合わせ方もRENDOっぽいですよねー。一味違うサンプルの魅せ方。
そして最後はお色気お化けことサイドエラスティックシューズです。
なんなんですかねこれは。これどなたかのブログでも見ましたけど、まじでかっこいいんですよねぇ。
吉見さんも「それ絶対皆さん手に取られます。笑」って仰られていたので、間違いなくみんなこの色気にやられるんでしょうね。
革の感じもあるんでしょうか。異常なオーラを感じます。
3ピースのシューツリーっていう高級感も理由なのかなぁ、ほんとなんなんでしょうねこの靴。笑
ソールから見てもやばいです。
普通のソールのはずなのにすごい魅力を感じてしまいます。なんなんだこの靴は。
改めて画像見るとまじでこれ欲しくなってきました。
サイドエラ自体はいつか欲しいなーとは思っていて色々ブランドの候補はありましたが、これはRENDOが頭一つ抜けてるかな…。
革はまさにこの感じでダミーレース付けてもらってヒールをちょっと高くしてもらって…。おや…なんかこれはもう…来年のオーダー会はこれかな…?
ブラックはAmazonであるんですけどねー。これもいいですが…、やっぱりアッパーの力が大きいんでしょうか。
別格なオーラを纏うヤバいヤツ
出ましたよこれ…。
意味不明なオーラ纏ってる靴出ましたよ。
他の靴ももちろん最高なんですか、いろんな意味で別格なオーラ纏ってるやばい靴が出てきました。
アップでドン。
これこそまさに今回の目玉でしょうね。
バーボンコードバンエプロンフロントダービーです。(長いので以下バーボンドーバーとします。笑)
やっばくないですかこれ?狂い咲いた夜に眠れぬ魂の旋律が聞こえてくるんですけど。
確か今年のオーダー会からRENDOで解禁となったドーバータイプ(スキンステッチUチップ)のデザインの靴を、なんと札幌オーダー会限定のバーボンコードバンで仕上げるという超絶スペシャルな一足です。
くsssssっそかっけえ…。(語彙力死亡)
ドーバータイプのコードバンってなっかなかないんですよね。
それこそビスポークとか工房系を除けば、レギュラーラインで扱ってるのは首藤が知ってる限りだと、Ascot Shoes(VASS)のTHE KAANとカルミナ(たぶん)ぐらいだと思います。
あとはMTOとかすればサンクリスピンでもやってくれる気がしますが。(たぶん)
なんというかそのレベルなんですよ。皆さんのお知恵をお借りすれば「いやほかに全然できるとこあるよー」って色々出てくるのかもしれませんけど、そういうことじゃなくて。
いざ実際に探してみようって検索してみると中々出てこないっていう感じ。伝われこの感じ。既製では中々なくてMTOでも限られたブランドしかないんだぞっていうこのレア感伝われ。
コードバンでスキンステッチ縫うのって通常のカーフより難易度高いんですよね、聞いたお話によると。
どれぐらい大変でどれぐらい技術力がいるのかとかはちょっと存じないんですけど、カーフと同じピッチで縫うと裂ける可能性があるんですよねーって聞いた気がします。
という感じでリスクが高いので普通はあんまりやらない仕様なんですね。
こういう中々通常ではお目にかかれない組み合わせでオーダーできるのも、オーダー会ならではですよね。
スペシャル三昧の仕様で見るだけでテンションが上がりましたほんと。
まとめ
今回はオーダー会って言うと絶対にオーダーしなきゃいけない雰囲気出そうだし、オーダーしない人以外来ちゃいけないんじゃないか感が出るのでトランクショーという名前でやるって林田さんが言ってた気がします。確か。確かね。
実際に今回は予約さえしていれば全然フィッティングだけでも来てくださいというスタンスでした。しかしながらなんというかそこには林田さんの自信というか、そういうものが見え隠れしていた気がします。
全然フィッティングだけで大丈夫なので是非来てください!(買わずに耐えられるならねッ!!)
みたいな。笑
まあ勝手な妄想なので純粋にみんな気軽にきてよーって感じだとは思いますが、正直RENDOに関してはフィッティングがヤバすぎるので履いてしまったら最後だと思うんですよね。買わずにはいられない感。
全然買うつもりなくて履いちゃったら気づいたら買ってた、みたいな人絶対にいたはず。いましたよね?
RENDOの靴のフィッティング自体が最高なのもありますが、あの空間にはそういう魔法がかかっていた気がします。最高な空間でした。
そして今回の札幌限定のホーウィンコードバンの3色展開、個人的には最高のオプションだと思いました。
札幌だとどうしても雪の心配があるので、実用靴としてRENDOを買うとなると水に強いアッパーでラバーソールってのが定石ではあるんですが、RENDOのあのフィッティングでホーウィンコードバンの靴がGET出来るというのも中々乙だと思います。というか最高じゃないですか。
他ではオーダーできない札幌の特別企画というのもあって、一消費者からするとこういう企画は本当に嬉しいものです。やっぱり北海道に林田さんがいてくれてよかったなと思いました。
ということでRENDO TRUNK SHOW 2020 in Sapporoのレポ前編でございました。
後編はフィッティング編となります。
前編では全然吉見さんが出てきてませんが、ご安心ください。ちゃんと後編で出てきます。笑
はてさて首藤は改めてRENDOのフィッティングを体験してオーダーせずに耐えることが出来たのか…!乞うご期待!