コードバンに手を出したとか言っちゃって!!このハレンチ!!
もはや何の迷いもなく、革靴は趣味ですと即答する首藤なのですが、世の中には実用靴として革靴を楽しんでおられる方もいらっしゃることと思います。
この実用としての革靴、そして趣味としての革靴、一体境目は何なのか。
当たり前ですが、それぞれご意見あるかと思いますが、首藤的には『コードバン』というものが一つの境目なのでは?と思ったりするわけです。
…というかこれ書いてて思ったんですが、死ぬほどどうでもいい題材なので何が言いたいのか不明かと思うんですけども。
簡単に言うと実用性度外視のコードバンを持ってる貴方はすでに沼の住人!仲間だね!!悩まないで!!開き直って趣味って言っていいんだよ!!革靴大好き!!おいでよ革靴の森!!っていうだけの話です。最初にまとめておきますね。
あと完全に思いついたまま書いてるので、全然まとまりがないのも最初にまとめておきますね。たまにはこういうのもいいですよね。まとめておきますね。
革靴は男の実用靴?
※めっちゃ適当に画像拾ってきました。サラリーマンの戦闘服であるスーツに革靴というのを表現したかっただけです。
まず革靴と言えば、僕ら靴バカからするとそれぞれブランドごとに出来上がってきたルーツや伝統があって、デザインや仕様なんかもちゃんとバックボーンがあるので一括りに出来ないものなんやでェェェというのは周知の事実ではありますが、一般的な方の認識としてはめっちゃザックリ言うと「ビジネスマン(サラリーマン)が履く黒い靴」じゃないでしょうか。
上記は、スーツを着用するビジネスシーンで履く(もしくは履かざるを得ない)ということがメインの印象であるために、革靴=ビジネスマンの靴みたいなイメージになっているのかと思います。
まあ革靴の大部分はスーツを着て働く男性が履いていると思うので、間違いではないと思うんですけども。首藤のように私服しか着ないのに革靴ばっか買ってるやつはそれこそマイノリティなのかもしれません。
恐らく世の中の大半のビジネスマンが、休日まで革靴履きたくねェ…と思ってるはず。
ということで、スーツを着て働く人にとっては革靴はユニフォームの一部のようなものなので、実用靴としての機能が求められるのは自然なことかと思われます。
首藤が考える実用靴ってこんな靴
実用的な靴というと、当たり前ですが仕事で履ける(スーツで履ける)ということを指すかと思うんですが、そうなると自ずと照準は絞られていくかと思います。
会社の空気感や職種なんかにもよると思うので、この際デザインについては言及しませんが、実用靴というとやはりタフでなければいけません。
外回りの営業さんの場合は、ドレッシーでありながらも天候関係なくどこにでも履いて行けることが望まれますしね。(首藤が新卒で入った営業職は黒靴以外だめでしたそういえば)
そうなると選択肢はカーフ、グレインレザー、ガラスレザーなどなどになるでしょうか。
それでいて作りは堅牢で、顔つきは誠実で派手過ぎず、一日履き続けられる履き心地もほしいところです。
ふむ…。
…完全にチャーチしか出てきません。笑
堅牢なつくりだったり、実用性に特化したポリッシュドバインダーだったり、クラシックなラストだったり、実用靴といういイメージがすごいピッタリきますね。
チャーチだけじゃなく、チーニーやクロケット&ジョーンズなんかも当然同様に実用的でかっこいいです。
こういうことを考え出すと、チャーチをはじめとした英国靴ってやはりすごい実用性が高い靴なんだなーと改めて思います。
紳士的で誠実な顔つきを保ったまま、実用性を意識した合理的なつくりになっているのがよくわかります。ビジネスマンに好まれるわけですね英国靴は。
ちなみに首藤は、少しも革靴に興味のない営業職時代めっちゃこういうの履いてましたそういえば。懐かしい…
(もちろんこういう靴が悪いって話じゃないですよ。革靴には必ず用途と目的と好みがあって貴賤はないですからね)
コードバンは実用的じゃない?
ということで主役のコードバンの話です。
コードバンの成り立ちは…とか元々コードバンは…とかコードバンは実は強度が…とかそういうのはこの際置いておきましょう。
もうこれは大体9割の方に共通の認識だと思うんですけど、コードバンは水に弱いです。
実用性で言うとカーフより格段に落ちると思いますし、ガラスレザーに至っては比較するまでもないほど差が出てきますよね。だって雨雪で履けないんですもん。
いや、履くことは出来ますけど、わざわざ履かないじゃないですか。(首藤防水実験室?うっ…頭がッ……
めっちゃ単純ですけど、この1点の問題が非常に重要です。
地域にもよりますが、日本は年間平均で約3分の1が雨(もしくは雪)の日となります。
企業戦士たちは雨の日も雪の日も革靴を履くわけで、バーサタイルに使うことが求められるのが実用性であると考えると、年間の3分の1の確率で履けない靴っていうのはちょっと実用的ではないですよね。
コードバンはロマン=趣味の領域!
当然コードバンが悪いと言っているわけではありません。
コードバンにはコードバンの良さがありますし、むしろ最高です。あのうねるような波打つシワ、コードバン特有の濡れたような光り方、モチモチツルツルのあの質感。コードバン最高。最高なんだ。
ただレザーの特性として、ビジネスマンに求められる実用性には特化していないよねという話。
仕事で年中どんなタイミングでも履けてタフに使える靴欲しいわーっていう方は、たぶんコードバン選びませんからね。選んでる同僚がいたら止めてあげてくださいね。選び方間違ってるよって。
以上のことから首藤は、コードバンの靴というのは革靴を楽しむことを良しとする方が買っているのではないか、という考えなわけです。
実用的じゃないものを買う時点でそれ以外の何かを求めているはずなんですよ。
靴なのに雨に弱いって普通に考えて致命的なはずなのに、それでもコードバンを買う。
完全にロマンじゃないですか。
靴にロマンを求めている時点でそれは革靴というもの自体を楽しんでいることになり、そして実用性以外の何かを求めて楽しんているということは、それすなわち趣味なわけですよ。
ふー。やっとつながりました。
ということで首藤は、「革靴」ってコードバンに手を出した時点で立派な「趣味」になっていると思うわけです。
またコードバンを持っていなくてもコードバン欲しいなーって思ってる時点で、その方は革靴をただの履物としてではなく、楽しむものとして捉えている気がするのです。
趣味と実用性としての境目は、様々なご意見があるかと思いますし正解なんてないですしそもそも答えを求めることに意味なんてあるのかは不明ですが、その中の一つの指標としてコードバンの靴があげられるのではないかなーとふと思ったんですよね。
まあだからどうしたって話なんですけどね。笑
まとめ
コードバンはロマン!!
コードバン靴を持っている方は、「俺は革靴は実用性重視だから」とかかっこつけてないで、素直に革靴超たのしィィィィィコードバン最高オォォォォロマンあるッゥゥゥゥゥ!!!って言いましょう。
少女漫画風に言うと、好きっていいなよ。です。