本格的に冬を迎え始めたEZO。
普段本州の方にはあまり馴染みのない、首藤が大嫌いな”THE 初冬”の様子第一弾をお届けしたいと思います。路面状況がころころ変わってほんとめんどくさくて嫌いです。
いや、お届けされても…という感じかと思いますが誰が何と言おうと勝手にお届けします。
レザーソールなんてもう物理的に履けないんですけど、ラバーソールですら歩くのが怖い地域の現状をどうぞ。
軽めに雪積もる
まず朝出勤する時です。
初冬なので軽めに積もってますね。この時点でレザーソールは諦めます。あとコードバンも怪しい。繊細な色の靴やデリケートなタイプのカーフも怪しい。
ということで履く靴がかなり限定されていきます。
このレベルなら雪かきもされないので、大体歩くところはこんな感じに積もっています。靴にも雪が乗っていきますね。
積雪に関してこんなの降ってないみたいなもんなんですけど、1月2月になれば膝ぐらいまで埋まるレベルの積雪になりますしね。地域によって異なりますけど、道路わきには除雪された2mぐらいの雪の壁ができて視界が遮られます。
普通の思考の持ち主なら長靴以外選択肢が浮かばないと思いますが、それでも雪国の革靴ラバーは革靴を履きたいと思うんです。頭おかしいですよね。短靴履くんですよ。膝まで埋まる積雪なのに。最高です。
路面凍結
スケートリンクかな?
朝昼の軽い積雪なんてまだいいんですよ。あんなの。
雪が付いたら室内入る前にほろえばいいですし、ラバーソールの靴だったら普通に歩けますからね。
問題はこれですよ。完全な路面凍結です。
もう見たまんまなんですけど、道路がスケートリンクなんですよね。
朝昼に降った雪が車の通行によって固められ、昼間の日差しと温度上昇によって溶け出して夜の気温低下と共に溶けた雪が凍るというメカニズムです。その結果このように見事なスケートリンクになります。
このレベルになると、通常装備の革靴であればラバーソールだろうがなんだろうが関係なく滑ります。どんな対策してもたぶん滑ります。(ビブラムのARCTIC GRIPとかだったらわかりませんけど、首藤が好きなブランドの靴では通常装備になってるの見かけません。)
なのであとは歩き方の問題。ゆっくり歩いて滑らないようにペンギンのように歩きます。油断すると一瞬でもってかれるので本当につらいです。
凍結+デッコボコ
ちなみに歩道はこんな感じになっているところが多いです。
軽めに積もった雪が昼間溶けて夕方以降凍るというメカニズムは一緒なんですが、車の熱がないので均一に均されないんですよね。その結果デッコボコのまま凍るんですがこれがまた厄介で。
道路よりは滑らないんですが、デコボコの上を慎重に歩くので違った意味でかなり気をつかいます。路面凍結より歩きやすいとは言えまだマシというレベルで、油断すると普通にもっていかれます。
ちなみにあんまり人が歩いてないところや、日陰になっているところはそもそも溶けないので、これぐらい雪が残っているところがあります。こういうポイントは普通にオアシスです。笑
恐ろしさが伝わりますでしょうか。
ブラックアイスバーン
伏兵はこいつですね。
ブラックアイスバーンに関しては別に北国限定じゃないですが、普通の凍結路面の合間に現れるとこれがものすごいフェイント効果を生み出します。
こういう路面から、
こういう路面になるので、おお凍ってないじゃん。ラッキーとなるのでめちゃくちゃ油断します。
横断歩道に多いんですけど、バリバリのブラックアイスバーンになってるんですよねこういうところ。光が反射してると氷張ってるってわかるんですけど、ないところもありますからね。
ずっと凍結路面を歩いてきて疲れ切ったところに、突然のセーフティゾーンが現れるのでついつい油断してしまいますが、完全にトラップです。ここもめちゃくちゃ滑ります。
ちなみにブラックアイスバーンとはいいますが、一番危ないのは横断歩道の白線の上です。あれはもう完全に歩行者を殺しに来てる。
全部こんなパリパリの路面だったら楽なんですけどねぇ
まとめ
今回は首藤の大嫌いな北国初冬の冬道コンボのご紹介でした。その地域の冬の路面状況とかって意外にわからなかったりもしますから、こういうのも面白いかなーと思いまして。
北国の革靴紳士は、このような様々なトラップを乗り越えて出勤退勤をせねばなりません。
地域によって違いますし、そんなんこっちの地域でもあるわーい!ってところもあるかもしれませんけども、とりあえず北国の路面状況に限定して紹介してるブログってそんなになさそうだったので、ちょっとやってみました。
まったく参考にならないかもしれませんけど、ご自身の地域との違いとかを楽しんでいただけますと幸いです。
最後にナイトモード?的なので撮ったら、めちゃくちゃ躍動感が出たBUDAをどうぞ。
漫画の集中線みたいな。すごいBUDAに視線が集まってくる。