そういえばALDEN Modified LWB(a.k.a モデロン)の紹介記事書いてなくね?と突然思い出しました。
着弾記事やプレメンテは書いたんですけどね。スペックとか紹介してないですよね。忘れてました。
遅ればせながら、気になるスペックや購入方法などを程よくお伝えしていきますよー。
スペック紹介
まずはスペックからどうぞ。
BRAND:ALDEN / オールデン
STYLE:Long Wing Tip Pattern (LWB) / ロングウィングチップ
LAST:Modified Last / モディファイドラスト
MATERIAL:Horween Shell Cordovan / シェルコードバン
COLOR:#8 / カラー8(ダークバーガンディー)
SOLE:Single Oak Leather Soles / シングルレザーソール
Heels:Foot Balance Rubber Heels / フットバランスヒール
Number:58872
SIZE:7.0 D
通常のカラー8のLWBといえば、大定番且つ大正義の975ですよね。
ワイルドで力強い975は、バリーラストのダブルレザーソール仕様です。
一方首藤が入手した58872は、モディファイドラストのシングルレザーソール仕様。
個人的には、アンティークエッジにダブルレザーソールというゴリゴリのアメリカンテイストを感じてみたいなーというのはあったんですが、そこまでは言うまい。
むしろ実際に履いてみて、シングルソールの屈曲性の良さとモディファイドラストの相性に驚いているぐらいです。
シングルソールの理由は、モディファイドラストの形状から少しドレスに振ってるのかなーという気もしますが、そのあたりはどうなんでしょうね。単純にラストの履き心地を損ねないためなんでしょうか。
実際に975と比べてみると、ワイルドさよりドレス感が際立つシルエットになっています。
975(バリーラスト)
https://www.lakotahouse.com/brand/items/975/
57782(モディファイドラスト)
靴自体がかっこよすぎるので正直なんでも合わせられますが、首藤的には上記の仕様の違いから、デニムというよりは、チノパンや細身のスラックスなんかに合わせた方が特徴が生きるかなーという感じがしてます。
スペックを比べてみるとやはりあれですね。
アッパーのデザインが一緒っていうだけで、履き心地や靴の機能としては、もはや975とは別物ですよね完全に。
ALDENの夢を見た
ディンケディンケうるさい首藤が、なぜこのタイミングでALDENなのか。
今年はディンケに全振りする宣言もしていたはずなのに、むしろディンケよりたっかい金額でALDENを買っています。
インスタでも、「まさかの変化球」等のコメントをいただいておりましたが、なんというか世の中の潮流的にいうと、本来はこちらがストレートだと思うんです。笑
ハインリッヒディンケラッカーばっかり買ってる方が変化球な気もするんですが、とりあえずそれだけ突然の購入だったという訳で。なんというかこれは、ALDENファンの方がウエストンを買うような感じだと思ってください。
そもそも首藤、ALDEN大好きです。
正直当初は、ALDENいつか欲しいかなーぐらいの気持ちしかなかったんですよね。
いや、本当はめちゃくちゃ欲しかったんですけど、値段が値段だし、しばらくは手が届かないから敢えて触れないようにしてたっていうのもあったんですが。
あと、一期一会過ぎて欲しいモデルも中々手に入らない、試着もできない、個人輸入めんどくさそう、でめっちゃハードル高そうだな、というのも一つの要因でした。
それでもインスタではたくさんの憧れのALDENが掲載されていて、それをいいなーと軽い気持ちでなんとなーく眺めてました。(特にラベロのモディファイドパンチドキャップトゥに悶絶)
でもある日ALDENを試着する夢を見まして…。それがまさに夢のような履き心地だったんですよね。 なんだこれすっげえ!!!って言いながら、試着なのに子供のように飛び回って喜んでたんですよ。(現実では驚くほどのマナー違反ですけどね。笑)
「雲かよ!雲の上かよ!!」って絶叫してました。
夢の中だったのにしっかりモデルを店員さんに聞きました。
「#8のLWBですね。サイズはモディファイドラストの7.0Dです」
確かこんな感じの回答だった気がします。
なんか妙に覚えてます。笑
確かこの話はインスタにも書いた気がするんですが、そんな感じの出会いでした。
それから妙に気にかかっていて、妙に欲しくて、どんどん気になっていって、すごい欲しくなっていきました。
そして色々調べていくうちに、そもそもモディファイドラストのLWBが、レギュラーラインで見つけられないことに気付きます。
ALDEN初心者なので、全然詳しくはないんですが、そんな首藤でも普通に日本でお店に行ってこれくださいで買えるモデルじゃないのはわかりました。
ALDENのファンブログ等を拝見すると、首藤が欲しいLWBは通常バリーラスト。
モディファイドラストのLWBは、記念モデル等で出てくるぐらいの中々な恥ずかしがり屋さんベイベーのようです。
そもそも、モディファイドラストのモデル自体中々取り扱いが少ないようで、あってもアナトミカやラコタぐらいの雰囲気満載。
これはあれか。
最初に危惧していた、求めているモデルが中々買えないというあれか。
さすがはALDEN…。
やってくれる。
購入店舗と購入方法
…と思っていた時期が私にもありました。
その後フラッと覗いてみたページで、なんと憧れのモデルが売ってるではありませんか。なんというタイムリーな。
全然個人輸入が何かもわからず、海外のショップのことも知らず、なんとなーく海外から買ってる人がいるんだなぐらいしか理解していなかったのですが、どうやら調べてみると、ほぼ日本限定と呼ばれているモディファイドラストについて、何故かそればかりを扱っているイカれたショップがあるらしいという情報を入手しました。
中々海外のショップで展開していないモディファイドラストですが、逆にそればかりを扱っているというぶっ飛び具合に、すでにグッドフィーリングを感じます。
そのショップこそ、首藤がモデロンを購入したショップ、ニューヨークの老舗MOULDED SHOEです。
他のALDENのショップと違って、在庫もほぼ反映されているので(おそらく)、非常にわかりやすいです。
ブランドでALDENを選択すると「ALDEN MODIFIED LAST」という選択肢が出てくるのですが、そちらを選ぶと、大量のモディファイドラストの製品が出てきます。
そう、ここはモディファイドラストの楽園。
モディファイドラストならなんでも揃ってるのでは!?と思うほど。
首藤は別にそこまでモデルの希少性に詳しいわけではないので、どちらかといえばアッパーの素材やソールなどの組み合わせと自分の必要性を重視するのですが、とりあえず自分のあったらいいなは結構割と実現してました。笑
特にモディファイドインディーがかなり充実している点については、興奮を禁じえません。(サイズ有無は別として)
首藤的にはALDENといえばモディファイドラストの印象なので、もう今後もここで買えばいんじゃね?と思ってるぐらいです。
わぁいモディファイドラスト首藤モディファイドラスト大好き!
左足だけショップ名が書かれているのが、MOULDED SHOE別注の証(なはず)
そして購入についてですが、このショップもOPASなどの転送サービスを利用すれば、普通に個人輸入することが可能です。
首藤が調べていた段階では、とりあえずALDENの海外ショップは直送がほぼできないらしい、でも転送サービスを使うと購入できるらしい、転送サービスはOPASというところがいいらしい、というところまではわかりました。
しかしながら、肝心の購入レポートが出てこない…。
「MOULDED SHOEから購入した」、という履歴がどうググっても出てこなかったのです。
そのため個人輸入できる確証が得られなかったのですが、インスタ等で色々と皆さんからご助言をいただき、やってみればいけるのでは?と思い勢いでOPASに登録し、その後勢いでMOULDED SHOEから購入してみました。
結果はまあ当たり前ですけど、普通に買えたんですよね。笑
だからもし、MOULDED SHOEから個人輸入ってできるのかなと迷われている方がいましたら、ここにはっきりと記しておきます。
MOULDED SHOEは、OPAS等の転送サービスを使えば、他の海外ショップと同様に個人輸入が可能です。(2019年3月時点)
OPASの登録やらサイトでの購入方法については、正直オールデンファンサイト見た方がめっちゃ詳しく載ってるので、そちらを見てください。笑
首藤もそちらを参考にしたので。
もしまた購入することがあれば、スクショ撮りつつ改めてレポートしますね。
現在首藤はナチュラルCXLのモディファイドインディーがめっちゃ欲しいので、そう遠くない未来にご紹介できるかもしれませんが。笑
Modified LWBの素晴らしいポイント
モディファイドラスト特有のドレッシーな佇まい
まずはこのドレッシーな佇まいですよね。
上述の通りレギュラーラインの975とは違い、モディファイドラスト&シングルレザーソールなので、全体的に丸く綺麗な曲線美が特徴的です。
ふーん、えっちじゃん。
そしてこのヒールまでグイっと伸びたロングウィング。
土星の輪のようにきれいに靴の周りを一周しています。
これが、ショートウィングにはない独特な立体感を生み出しています。
フルブローグほど重厚になりすぎない、それでいてアメリカンな野性味のある意匠ですが、モディファイドラストのせいか絶妙にカーブしているおかげで、上品な仕上がりになっています。
くびれ×LWBの意匠のマッチング
モディファイドラスト特有の踏まずのくびれがハンパじゃないですね。
この部分のくびれや曲線と、ロングウィングのブローグ一直線がマッチしてるのか問題については、正直好みですかねー。
首藤はぐにゃんとしてるのが結構好きです。
なんかウィングの直線がラストに沿ってカーブしてることによって、ドレッシーさというか曲線美が際立つというか。
バリーの方がガツンと一直線でパワフル感はありますよね。
このロングウィングにどちらの意味を求めるのかによって、選ぶモデルが変わってきそうです。首藤はロングウィング自体が好きなのでどっちも好きですし、どっちも欲しいです。笑
履き心地がハンパない
あとは何よりモディファイドラストですから、履き心地がハンパじゃないです。
LWBの見た目でモディファイドラストの履き心地、というだけでもうなんかALDENを代表する二つのいいとこ取り感を得られて、首藤的にはそこがお勧めポイントですかね。
特に首藤と同じようなALDEN初心者の方、カツ丼も食いたいけどカレーも食いたいという時に決めきれない方、お勧めです。
踏まずの盛り上がりに加えて5アイレットで履き口の部分をしっかりホールドしてくれるのもポイント。
まとめ
夢にまで見た、いや、夢で見た最高の一足と、同じ靴を手に入れることができました。
レアカラーでもなんでもないけれど、思い入れが半端じゃない!
モディファイドラスト、ロングウィングというALDENを代表する特徴のうち二つを兼ね備えた、欲張りさん専用モデル!
これが首藤のマイファーストオールデンです!
ということでいい感じにフィニッシュ。