散歩がてら行ってみたらこれですよ。
もう20AWも21SSも厳選吟味のうえ限界まで枠は使い切っていたので買えないというのに…。
出逢っちゃいましたよ。くっそやばいヤツと…。
ARCH HERITAGEのファミリーセールに完全にやられた男
2021/2/11-2/15まで開催されていた、ミサンガインターナショナルのファミリーセール。会場はARCH HERITAGEです。
http://archstyle.tv/blog/news/item-info65642.html
ARCHのファミリーセールは、ARCH、ARCH HERITAGE、ARCH STELLER PLACE、ARCH TOKYO、ANATOMICA SAPPORO、genreとそれぞれの店舗から商品が一挙に集められドカーンと放出される一大イベントです。
前回は二階だけの展開でしたが、今年はなんと一階二階すべてがセールフロアに。
ファミリーセールですが誰でも入ることができ、普段セールにならないようなブランドやアイテムもセール対象となるとのこと。そしてMAX80%の割引率です。
首藤の大好きなキャプテンサンシャインや最近人気の高いOUTIL、その他ARCHでは定番の取り扱いブランドもかなりお安くなっていました。
ARCH系のお店ってここまで大きなセールやってること少ないので、このファミリーセールだけは毎回行っちゃいます。そう。もうお金を使えないとわかっていてもね。
ちなみに前回は確か去年の開催だったと思うんですが、その時もすごい下の方に隠れていたSCYEのパンツを発掘し、なんと80%OFFでゲットするというゴールデンラッシュを成し遂げていたので、なまじ成功体験があるものだから今回もちょっとワクワクしながら行ってしまいました。そう。もうお金を使えないとわかっていてもね!!
散歩がてら遊びに行ってみようかなー時間あるしなーぐらいの感じで行っちゃたが最後。完全に魔境でした。(いい意味で)
いやー歩いてる最中にLAMP EYEの証言聞いてたのがよくなかったのかなー。テンション上がり過ぎちゃったのかなー。やっちゃったもんなー。
まあファミリーセールの内容に関して言及するのはあれかなーと思うので、とりあえず買っちゃったんですよね。ヤバいコート。
初めてのrdv o globe(ランデヴーオーブローブ)
そう。首藤が購入したのはこちらブランド。
まさかのrdv o globe(ランデヴーオーブローブ)です!
rdv o globe / ランデヴーオーグローブ
クラシックとモダンを融合させたデザインが特徴。
ヴィクトリアンスタイルにミリタリー、ワークといったディテールを加え、いまの時代に合ったシルエットをつくり上げ、素材、縫製から全てジャパンメイド。時代遅れにならないモードを提案。
Designer / 前淵俊介
SHIPSのディレクター兼バイヤーとして、神宮前に「Le Globe」をオープンさせる。2012年、SHIPS退社後、rdv o globeを渋谷区東にオープンさせる。
「rdv o globe」という店名は、「Le Globeで逢いましょう」という意味で、前淵の「Le Globe」に対するオマージュが込められている。前淵の自分で着たい洋服という観点から輸入商材に加え、オリジナルコレクションrdv o globeを発表。
どちらかと言えば首藤の今のブランドの好みから言うとちょっと違う方向かもしれません。
首藤は現在はどちらかと言えばMaW系のドメスティックブランド(ナチュラル系?シンプル系?ちょっと表現を知りませんが)が好みなんですが、rdv o globeはどちらかと言えばそれこそアナトミカ的なトラッド系というか、勝手になんかこう、紳士的というかちょっと大人っぽいというか、大人なダンディメン的な男らしいイメージを持っておりました。
何となくこう、同じ高校だけど別のクラスのちょっとワルそうだけどなんか大人っぽくて妙にかっこいい奴、みたいなイメージ。笑
伝わりづらいですが、かっこいいなーとは思いつつ自分のテイストとはちょっと違って買わなかったブランドだったのです。もちろん名前は知っていますし、ARCHのブログでもよく出てきますからね。
しかしながらちょっとランデヴーのイメージが変わる商品に以前出会って、あ、ちょっとこのブランドやばいかも…って思ったことがありました。
それがこちら。
Gilles Pa(ジャイレス)という、デッドストックのシルク混デニムを使った2タックトラウザーズという首藤の好みくssssssっそドンピシャなアイテム。これはやばい。刺さり過ぎる…!!欲しい!!!(結局買えませんでしたが笑)
こんなアイテムを出すブランドなのか…rdv o globe…。
とそこから少し見る目が変わりまして、いつかGETしたいなぁと思っていたブランドでもありました。そして今回思わぬ形でそれが実現することとなったわけです。まさかのコートで。
GILLES MA (Wool Serge Coat)!
今回首藤が購入したのはこちら…!!
ウールサージの超ロングスタンドカラーコート!!たぶん!!
モデル名はGILLES MAです!!たぶん!!
なぜこんなにたぶんなのかと言うと、まじでこのコート情報がないからです。笑
型番でググっても出てこない。ブランド名/素材/コート系の情報を入れて検索しても出てこない。rdv o globeのサイトにもない。過去コレクションの画像を遡ってもまさかの出てこない。まじで情報がない。ないないばっかでキリがない。現実はこんなで。
そんな中頑張って見つけたのがrdv o globeの下記のブログ。
おそらく、たぶん、メイビー、これだと思います。
素材や着画から形状が合致してる気がしますし、またコートの特徴情報などから一致する部分が多いです。おそらくこれ。たぶんこれ。
むしろ詳しい人がいたら情報ください。笑 せっかく着るならもっとどんな特徴があってどんな作りに拘ってるのかみたいな情報欲しいです。
以上から現時点で分かっている情報をまとめるとスペックはこんな感じ。
2017AW
モデル名:GILLES MA(ジャイレス)
素材:ウール100%(鬼サージ)
特徴はブログより引用します。
これでもかというくらい、たっぷりとしたボリューム。生産工場の方も驚いたくらいです笑
生地は、鬼サージと呼ばれる通常のサージよりも凹凸感がありウール100%のものとしてはハリとコシがある耐久性の高いものです。
総裏仕立てで保温性も高く、ツイードジャケットの上から着ても
かさばりません。フロントの両サイドに配備した4つのポケットに加え、バックの両サイドにもポケットを配備しています。男性が必要最低限持ち歩くものは容易に入ります。
もうまさにこの通りなので画像にて詳細をご紹介していきますね。
着心地がジーマーでバイヤー
もう完全に一目惚れ。いや一着惚れ?一羽織惚れ?
もうね、着た瞬間ダメでした。
あーこれやばいわ。これやばいわーーー!これやばいわ…。の三段活用。
これ完全におさまるべきところにおさまっちゃったわー感。
持ったときはアホみたいに重たかったのに着た瞬間にふんわり軽くなるあの感覚。
ビシッと高密度に編まれたウールサージの質感。見るからに耐久性抜群。
ちょっとどっかネジが外れてるとしか思えない生地量から生まれるドレープ感。
生地の重ね方で重心が計算されてるのかフロント部分の安定感がやばい。全然崩れない。
ポンチョ羽織ってるレベルで腕や脇がノーストレスで超絶解放感がありつつも、見た目はスマートなロングコートに見えるという意味不明な魔法みたいなシルエット。
そして何故か低身長自分にもピッタリとくる袖丈。あつらえたかのような袖の長さ。これもうちょっと身長高い人だったら短いんじゃない?レベル。
こんだけの生地量でコットン100%の総裏地ってのも圧巻。ちなみに袖裏地はキュプラ100%でつるんつるん。完璧な着心地。
もう出てくる出てくる。挙げればキリがないほどやべえやべえ感が溢れてしまいました。溢れちゃう…BE IN LOVE
首藤の歴代ウールのロングコート部門No.1の着心地でした。(全然持ってないけど)
これは買うつもりないのに買っちゃいますね。しょうがない。コート界のRENDO。
GILLES MAの詳細を画像いっぱいで紹介
絶妙なロング丈
ボタン閉めver.
まじでやばいです。ボリュームがヤバい。
泣く子も黙る超ロング丈です。店員さんとも「ロングコートって結構ありますけどこの丈は中々ないですよねぇええええ」って二人で盛り上がりました。このゴリゴリのロングコート感がいいです。
丈は身長180cmぐらいの方からすれば全然普通かもしれませんが、170cmに満たない首藤からするともう足首ちょっと上ぐらいの気分。
ざっくり計測ですが着丈125cmぐらいありました。でもあれだな。数値だけ聞くとそんなに長い感じしないかもしれないですね。笑
しかしながら首藤はロングコートを持っていない(というか初めての購入)なので、初めてでこれはちょっと冒険だったなという気もしています。笑
スタンドカラー
襟はこれはスタンドカラー、になるんでしょうかね。ちょっと独特な表情です。
しっかり存在感はあるのでそのまま着てもかっこいいんですが、パーカーとか中に着ればノーカラー風にも着れる感じはありますね。
ゆったりどころの話じゃない身幅
次にこちらです。身幅がやべえです。笑
ポンチョかな?というレベル。
これはドルマンスリーブなんですかね…?もう脇が引っかかる…みたいな悩みとは無縁。引っかかる脇はそこにはない。
鬼サージのこの生地で、この超絶ワイドな身幅なもんだから生地量というか生地の重量感がハンパじゃないです。
すべてのスペースに余裕があってどこにも引っ掛かりようがないので、ノーストレスどころの話ではありません。
通称鬼サージ
通称鬼サージと言われるウールサージが使われています。(たぶん)
鬼サージはNEATなんかでも使用されていましたよねそういえば。
そもそもウールサージはウールで綾織されている生地のことです。ブレザーとか学生服でよく使われているというのを見て、「あぁ~~!」と思いました。それそれ。触ったことあるわ確かに。
ちなみに鬼サージの定義が調べても出てきませんが、より高密度に織ってるんでしょうかね?ハリとコシがあり、生地表面にも通常のサージより凹凸感があり他にはない表情がポイントだそうですよ。
確かに斜めの模様がすごいいい感じに出てます。
高密度だからなのか首藤が思ってたウール感と全然違いました。すごいなんていうか強そうです。笑
ウールって聞くとすぐ埃付いたり毛玉できたりモシャァァってなったりするイメージがあったんですが、この生地は全然そういうのなさそうですね。耐久性ありそう。楽しみです。
総裏地コットン&キュプラ
完全なる総裏地です。
こんだけゴリゴリのロング丈でアホみたいに身幅あるのにですよ。しかも下もめっちゃギリギリまで。ウールサージの生地量だけでもやばいのにコットン裏地の生地量も結構とんでもないことになってます。これだけでもう一着コートできそう。
触った限りだとこの裏地の質もすごくよさそうです。
ふんわり柔らか。
オフホワイト的なカラーなので裏地がちらっと見えるとまたいいアクセントになるんですよね。
袖は完全なるキュプラ100%です。
つるんつるんで袖通しやすさランキング1位です。
オール100%。素敵。
特徴的なポケット
このコート、ポケットが結構面白いんですよね。6か所あります。
フロントに上下二つずつ。段違いにつけられています。
上はハンドポケット的な?ちょっと小さめで手をブスっと入れるときに丁度いい。
下は通常の広めのポケット普段はこっちを使うことが多いかも。
そしてバックポケットですね。これコートについてんの割と珍しいですよね。
結構しっかり深めのポケットなのでズボズボ色んなもの入れると手ぶらで出かけられそうな気がします。便利。
独特な袖の切り替えパターン
もうこれ何?レベル笑
肩はラグランスリーブ?ドルマンスリーブ?違う?そもそも知識がないのに加えて切り替えが独特過ぎてちょっとよくわかりません。笑
しかしながらとりあえずこの切り返しもアクセントになっていて非常にいい感じですし、何より腕の動きがノーストレスなのでお気に入りの部分です。かっこよければ全てよし。
フロントに重心
このコートの着心地における大きな特徴が、このフロントの重心かなーと思います。
そもそもこれだけのイカれた鬼サージの生地量のおかげで、コート全体の重量感と落ち感はハンパじゃないです。そもそもの着心地に安定感はあるんですが、それ以上にフロントが非常に安定しています。
このフロントの折り返しの部分。中々に広く面積とられてるんですよね。
そのおかげでフロント部分全体が表裏重たいウールサージになっちゃうので、この部分に重心が生まれるわけです。
変にパタパタしたりしないのでそこも非常に好感が持てます。
ドシーーっとした安定感があるので、体の動きに合わせてゆーったりとドレープが生まれる感じというんでしょうか。動き方が非常に優雅です。
ポケットに手を入れると尚のこと安定するんですよねー。
ズドーーーーンと下に落ちる重心というんでしょうか。そこに手を添えている感じ。
何とも不思議な感覚です。うまく伝えられないですねこれ。
実際に着てみた感じ
伝わるでしょうかこのロング感。横から見ると特に。
前から見ても中々ですね。路面がべちゃべちゃだとコートに撥ねそうでちょっと気になっちゃいます。
噂のフロント重心です。このボタン部分がめちゃくちゃ生地重たいので安定感があります。
そして着てみると、襟の感じとフロントの部分はこんな感じになります。
パンチがあってヨシッ!
まとめ
ということで rdv o globe(ランデヴーオーブローブ)のウールサージコート/GILLES MAのご紹介でした。
全然お金使えないのにARCHとランデヴーの魔力にやられてしまいました。
財政状況は厳しくなりますけど、こんな衝動買いならしてもいいかなと思えました。
とても出会いだったと思います。
北海道の冬はまだまだ長いので、遅い春が来るまでガンガン活躍していってもらおうと思いますよ。