ハワイで購入した思い出の一足です。
今回のハワイでの購入テーマは「北国の冬に履けるオールデンを常夏のハワイで買う」でした。
すでに履き下ろしは済んでいますが、こちらもしっかり靴紹介にしてまとめていなかったので、ここいらでいっちょまとめてみっかTimeとなりました。
細部を見れば見るほど、超絶イカしてるモデルであることがよくわかります。
自分で言うのもなんですがめちゃくちゃ首藤らしい靴だなと思います。よくぞここまで俺の好みを知っているな…というぐらいの詰め込み具合。
この最高さを今、伝えたい。あなたに。
スペック紹介
まずは恒例のスペック紹介からどうぞ!
BRAND:ALDEN / オールデン
STYLE:Dutton 3 Eyelet Blucher / 3アイレットプレーントゥ(Vフロント)
LAST:Hampton Last / ハンプトンラスト
MATERIAL:Alpine Grain Calfskin / アルパインカーフ
COLOR:Black / ブラック
WELT:270 Degree Flat Welt & Antique Edge / 270度フラットウェルト アンティークエッジ
SOLE:Black Commando Outsole / コマンドソール
Number:940C
SIZE:7.5 D
オールデンでまさかの3アイレットプレーントゥ(Vフロント)です。インスタなどでも全然見たことがないモデルです。このオールデンらしからぬ風貌に一目惚れしてしまった首藤は、ハワイでの思い出の一足を結構さっくりこれに決めてしまいました。
購入先はハワイのレザーソウル・ダウンタウン店で、見たことも聞いたこともないのでさぞマイナーなんだろうなと思っておりましたが、型番で検索したところめちゃくちゃ海外のオールデンショップのページがヒットします。笑
すごい色んなショップで売ってました。しかも3色展開でブラック、ブラウン、ダークブラウンですよ。どうなってるんですか。全然話題にもなってないじゃないですか。
全く。首藤の期待を返してほしいです。
まあでもいいですよ。おそらく間違いなくインスタやってる個人でこの靴を履いてるのは首藤だけだと思いますので。#alden940c で検索すると華々しい首藤のオンステージになりますので、是非とも皆さん見てみてください。笑
(今調べたら販売店舗らしきショップが1つだけアップしてました。ちくしょう。)
首藤はやはり定番ではない、人が持ってなさそうな靴に惹かれてしまうんだなぁと改めて感じた靴でもあります。オールデンらしくないオールデン。誰も敢えて買わなそうなオールデンですが、中身はしっかりオールデンなので、しっかりご紹介していきたいと思います。
まさかの3アイレット(Vフロント)
>>中身はしっかりオールデンなので、しっかりご紹介していきたいと思います。
とか言いながら最初は全然オールデンぽくない仕様からのご紹介ですね。笑
940Cはオールデンの中でも珍しい3アイレットの靴です。所謂Vフロントと呼ばれるデザインですね。
ディンケのRIOやBUDAも基本このVフロント仕様になっており、すでにディンケで数足所有しているにもかかわらず、懲りずにここでもVフロントです。好きなんでしょうかね。買ってからそういえばディンケもそうだったなって気づきました。笑
オールデンで3アイレット自体はチャッカブーツなどに採用されていますが、結構短靴だと珍しいんじゃないでしょうか。
首藤がさらっと検索した限りだと、下記のAOC-96なんかがありましたけど、そのほかはそんなに出てこなかったです。
購入したときにダウンタウン店の店員さんも「珍しいモデルだよ。ローカットチャッカブーツみたいなイメージだよね」って言ってた気がします。
まあ確かに?そう言えなくも?ないかな?とその時は微妙な感じで思ってましたが、これ見つけた時まじでそうだなって思いました。
これのこと言ってたのかなたぶん。
仕様は全然違いますけどこカラーの組み合わせ見ると、まさにこれのローカットチャッカ版ですよね今回の940Cは。
履きやすさ的にはチャッカブーツレベルです。首藤は3アイレットが好きなんですねきっと。
ラストは渋めなHampton Last(ハンプトンラスト)
この940CちゃんはHampton Last(ハンプトンラスト)が採用されています。
日本ではかなりマイナーなラストですよね。あんまり展開がなさそうですが、海外ではレアカラーに採用されたりもするみたいですね!レザーソウルでもハンプトンのレギュラーモデルを結構見かけましたし、レザーソウルの別注品としてもハンプトンラストがありました。
詳しくはサイズ感や履き心地の記事で触れたいと思いますが、結論から言うとこのハンプトンラスト、めっちゃくちゃ最高です。
履いていて気持ちいですし、フィット感も爆裂です。爆裂フィットです。爆裂パニエさんです。
出来るだけ頑張って簡潔にまとめると、すごくバランスのいいモダナイズドされたモディファイドラストみたいな感じです。細足の首藤には下手したらハンプトンラストの方がフィットするかも…という感じすらします。ハンプトンラスト…恐ろしい子…!
以前オールデン買うなら次もモディファイド以外ありえないみたいなこと書きましたけど、全然嘘ですね。嘘つきました。ハンプトンラストの方が欲しいかもしれません。いや、でもモディファイドインディーの方が欲しいかな。いや、どうかな。
いつかハンプトンラストでオリジナルモデルを…なんて夢も膨らむぐらい、かなりグッドな履き心地ですよ。かなーりおススメです。
上品なシボ革アルパインカーフ
マテリアルはアルパインカーフです。アルパインが何かわかりませんが、オールデンで採用されているグレインレザーですね。 所謂シボ革というやつです。
通常型押しレザーだと安価な革を使用されていることが多いそうなんですが、このアルパインカーフはしっかりと上質なカーフに型押しをしているとのこと。そのおかげか、表面は一般的な型押しと同様にパリッとしたハリがありますが、見た目以上に柔軟に足に寄り添ってくれます。
やはり型押しということで水分が染み込みにくく、撥水性も高い気がします。
ちなみに首藤の中でシボ革というと、アノネイのハイランドグレインみたいなブツブツのボッコボコなイメージなんですけどこのアルパインカーフはきめ細かくてすごーく上品です。
アノネイのハイランドグレインこれです。
今見ると野性的でこっちはこっちでかっこいいですね。ザッツワイルド。
上記に比べるとこちらはシボシボ感は薄めですね。めちゃくちゃ上品ではないですか。
首藤の三大上品型押しにランクインです。(ユタカーフ、ハッチグレイン、アルパインカーフ←New!)
アップにするとシボがようやく見えてくる感じですね。
デコボコというよりはほんとに型押し感。細かい線で区切られているような感じです。
ベースの素材が上質故革が薄いという記事を見たのですが、首藤はそこまで薄さは感じませんでしたね。割と肉厚な印象があったんですけども。
でも他の型押しを履いたことがないので、もしかしたら型押しの中では薄いレザーに分類されるのかもしれませんね。
履きジワの表情も豊かで、柔らかく噛まれることもありませんので、これからのエイジングが非常に楽しみです。他のアルパインカーフも欲しくなっちゃいますね。
270度フラットウェルト&アンティークエッジ
これが噂の270度フラットウェルトのアンティークエッジですよ!
ショーゴさんのブログ「前略、物欲が止まりません。」でしっかり勉強しましたよ!
パソコンのグラフィックの色味が違ってなければ、アンティークエッジなはずです。笑
今まで全然意識してなかったですけど、ちゃんと調べるとおお!ってなりますね。
それにしてもこのオールデン初心者に捧げるまとめは、まじで辞書ですね。本当に初心者にとってためになるまとめです。普通にわからないことがあったら、ココ見れば大抵のことは載っているので、いつも電子辞書として活用させてもらってます。笑
ウェスト部分でウェルトがストップしているので、270度ウェルトになります。360度じゃない分ヒールがシャープに見えますよね。
アルパインカーフでコマンドソールのこの靴なら、別に360度でもよかった気がするんですけど、そこは3アイレットのシャープ感を優先したんでしょうか。
ウェルトもフラットウェルトだし、デザイン上の仕様はドレス系で統一したんですねきっと。むしろこれでバランスが取れているのかもしれないですね。
デザインは3アイレット、270度フラットウェルトというドレッシー寄りな感じにして、マテリアルをアルパイン&コマンドソールでカジュアルダウンすることで、絶妙なバランスになっているのも確かです。
雨雪どんとこいのコマンドソール
首藤初のオールデンコマンドソールです。
今回の購入テーマは「北国の冬に履けるオールデンを常夏のハワイで買う」だったので、これがコマンドソール以外だったら買わなかったかもしれないです。
事実他にもレザーソウル別注品で惹かれたモデルはありましたが、レザーソールだったために諦めました。
真冬に買うならすぐに履きたい!を叶えてくれるコマンドソール!
ゴムの上から縫い付けてあるこのタイプ、初めてで楽しみです。
ゴムのパターンはオーソドックスですね。
果たして北海道の冬にも通用するのか。見ものです。
溝は意外にも深いなという印象。
ヒールの溝がこれだけしっかりしていれば割と安心かもしれません。
正面から見ると、そこまでラバーソールのゴツさが見えませんね。
これはたぶん縫い目の周囲の部分はゴムが削られてフラットになってるからなんでしょうね。
爪先は削れ安いのでゴムががっちしり厚くなってます。こういう仕様あるんですねー。
この黒とブラウンの切り替えが力強い感じでGOODです。
丸みを帯びてかわいいヒールをドカンとどでかいヒールが支えています。
これはラージヒールなのかな?270度だしスモールヒールなんでしょうか。コマンドソールがゴツすぎて判断がしづらいです。笑
オールデンなのに積み上げもコバ処理もすごい綺麗です(失礼) 。
ブラックアルパインとコマンドソールの黒に挟まれて、すごく良い感じにウェルトとヒールの積み上げのカラーが際立ちますね。
この対比が結構ツボです。かっこいい!
ロウ引きシューレース
今回の付属のシューレースは、かなり細め&ロウ引きでめちゃくちゃシャープな顔つきになります。
アンティークエッジとのカラーリングも相まって、ワンポイントになってかわいいですね。シャープさやゴツさが良い感じに緩和されます。
ちなみにこちらのブラックバージョンも付属しているので、ブラウンがダメになったらこっちにしようと思います。シックな感じになるでしょうかね。
色もそうですけど、このシューレースの使い心地が良すぎて、この靴にはこのシューレースで行きたい感が強いです。
まとめ
オールデン940C、鼻息荒めのご紹介でしたね。
なんかわからないですけど、とても好きです。おそらく全部お読みいただければ首藤がめっちゃ好きなのが伝わったと思います。
今まで好きなモデルってインスタやその他ネットで見てめっちゃかっこいーー!!って憧れるパターンがほとんどだったんですが、このモデルは現地初見ですぐ好きになりました。まさに一目惚れ。一瞬で目を惹かれましたからねぇ。
デザインも首藤の好みドストライク、マテリアルや仕様も今欲しかったものにドンピシャなんてこれはもう運命以外にありえないでしょう。完全にこれ買うためにハワイいったようなもんですよ。(ミシガンブーツはあれですよあれ)
とてもいいモデルなので、誰か個人輸入して是非一緒に履きましょう!(他のカラーが見たい)
以上靴紹介でしたー。
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