首藤革靴出張所

恋に部活に大忙し!急がないと首藤の夏が終わっちゃう!?革靴(特にHeinrich Dinkelacker)が好きな奴のブログです。

【履き心地】ALDEN モディファイドラストの履き心地をレビュー!他の革靴(RIO)との違いは?

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魅惑のモディファイドラスト。その履き心地はいつだって革靴ラバーの男心を掴んで離さないものです。

 

曰く土踏まずを突き上げるような感覚、曰く他では味わうことができないホールド感。

 

首藤も例に漏れず、このような謳い文句に夢を見て、モディファイドラストの購入を決意したうちの一人です。

せっかくのモディファイドラストなら、デザインも一番好きなものを購入したい…と思い、初オールデンにして、ちょっとレアなモディファイドLWBを、個人輸入でGET致しました。

 

開封の儀、靴紹介の記事は下記からどうぞ。

 

実際に夢にまでモディファイドラストは、やはり格別の履き心地でした。

 

すでにいろんなブログや記事で解説されているので、目新しい情報はないかもしれませんけれども、首藤なりに感想を書いていきたいと思いますよ。

首藤なりのモディファイドラストの解釈と、ディンケとの比較なんかを中心に解説していきたいと思います。

 

 

モディファイドラストについて

モディファイドラストとは?

出典:Sizing — mouldedshoe

 

モディファイドラストは、元々矯正靴に由来するオールデンを象徴する木型の一つです。

取り扱いは原則的に日本、フランス(アナトミカ)、NYのMoulded Shoeのみとなりますが、その他サイトでもモデルによって限定的にちょいちょい見かけます。

 

アナトミカなんかは、モディファイドラストのオールデンしか取り扱わないことで有名ですよね。

 

当時アメリカではハイアーチ(偏平足の逆)の人が多かったといい、そういった方をサポートするために開発された木型が、このモディファイドラストになります。

 

ハイアーチの方は、土踏まずがグッと縮んだような形になるので、地面との接地面積が少なく不安定なことから、足への疲労度高くなります。
症状としては、足の裏がつったり、かかとが痛くなったりと様々ですが、通常のラストではこのハイアーチをサポートすることは難しいわけです。

 

そんなハイアーチさんたちを助けたのがこのモディファイドラストで、突き上げるようなと言われる程強烈な土踏まずの絞り(アーチサポート)が特徴的です。

 

かかとを小さく設計し、この土踏まずのアーチサポートで足の後部部分を固定します。

一方甲は高く、足先はワイドに設計されているため、指周りは自由に、親指は真っ直ぐになります。

 

前面部の足先にスペースはあっても、後半部のかかとと土踏まずでガッチリ固定しているので、歩いても足はズレないという設計思想ですね。

さすが矯正靴由来といいますか、名目上では解剖学に基づいて正確にフィットし、ほとんどの足の形状でも履けるとのこと。

 

割とアーチがしっかりあって、左足が過回内気味の首藤にとっては、まさにうってつけな木型なんですよね。

 

オールデンの他のラストとの比較

出典:Barrie, Trubalance, and Modified | The Agatine Eyelet: Obsessed with Alden

 

この図めっちゃわかりやすいですね!

海外サイトの拾い画ですが、モディファイドラストと他ラストの違いがよくわかります。

 

比較されているのはバリーラストとトゥルーバランスラストです。

トゥルーバランスラストも、モディファイドラスト同様矯正靴由来の木型です。インディーブーツを始めとしたブーツに採用されていますよね。

 

よくモディファイドラストは、「バリーラストとトゥルーバランスラストを合わせたような木型」と言われますが、なんとなーくわからなくもないような?

 

バリーラストは全体的に真っ直ぐなシェイプですが、他二つは足型に沿って内振りな印象です。

トゥルーバランスラストは、ブーツに採用される木型なので全体的にかなりワイドな幅ですね。

 

バリーラストのワイズ感で、トゥルーバランスラストのように内振りにシェイプさせると、モディファイドラストに近くなる気はするので、あながち間違いでもないかも?ですかね。

二つを掛け合わせて、さらにグリっと極端に土踏まずをシェイプさせると、モディファイドラストの出来上がりでしょうか。

 

こうして改めて比べて見ると、本当に土踏まずの絞りがすんごいですね。そりゃあの履き心地になるわなという感じ。

 

モディファイドLWBを見てみる!

 

足裏を揃えてみると、やはり半端じゃないシェイプです。

癖しかない木型ですね。笑

 

横から。

 

ここだけ見るとかなりドレッシー。

このシェイプにみんな魅了されるんですよねぇ。

 

別の角度から。

 

ゴリッとシェイプされていることがよくわかる角度です。

これがアーチにぴったりとフィットするんですね。

  

履き心地は?

立ち上がっただけでもわかる

 

まず履いて立った瞬間から、ほかの靴との違いがわかります。

どう考えても土踏まずがもりもりに盛り上がっています。笑

温泉とかにある足裏マッサージの器具あるじゃないですか、あれに近いです。あれの土踏まずピンポイント版。

 

先日ちょっとした施設に遊びに行ったんですけど、そこにあった「健康歩道」という竹が横に並べられている謎の歩行路を歩いた時に、「モディファイドラスト…やんけェ…」となりましたので、やっぱりこのあたりはつながりがあるんでしょうねきっと。さすが矯正靴。

 

この部分はやはり他のどの靴にもないフィット感なので、履いた瞬間「あ、これ…」ってわかるランキングNo.1だと思います。

首藤がたぶん履いただけでラストがわかる唯一の靴です。笑

 

実際に初めてオールデンを試着した時に、店員さんに事前に言われてないにも関わらず、「これ、もしかしてモディファイドラストですか?」と聞いてしまうぐらいには、特徴的でした。

事前に調べてた特徴と完全に一致する履き心地で、あーこれたぶん確定だなと思ったんですよね。笑

 

完全に土踏まずがアーチを描いた形状をしているので、土踏まず全体にガッチリとフィットします。逆に触れてないところがないぐらい。

首藤は割とハイアーチ気味なので、フィット感は素晴らしいですけど、これ偏平足の方とかってどうなんでしょう。土踏まずの盛り上がりに引っ張られて足浮きません?笑 そういう部分もちゃんと考えられているのかなきっと。

 

どの靴でもそうですけど、モディファイドラストは特に試着必須だと思います。

 

かかとはオールデンにしては小さめに設計していますよね。

絞りがきついわけではないので、いい感じに小ぶりで無理なく包み込んでくれます。

 

 

アーチサポートで盛り上がった分、甲部分はしっかり高めに設計してあるので履き口もストレスはなく、靴紐を縛れば、素晴らしいホール感を得られます。

 

アーチサポートで下からがっちりフィット、それを上から靴紐でしっかりと固定し、小ぶりなヒールで踵を安定させる。この連動によって、足の後ろ半分のホールド感というか、固定力がハンパじゃないです。

土踏まずとシューレースという、ほぼ上下同じ位置にある部分でしっかり固定することで、ホールド位置にズレがなくなり、かなり強いフィット力が生まれます。

 

歩行感も特徴的

 今度は歩いた時の感覚を。

 

モディファイドラストってちょっと前後で傾斜ある気がするんですよね。ちょっと語弊があるかもしれませんが、極端に言うとハイヒールっぽい感覚というか。

 

おそらくアーチサポートで足全体が少し浮くことによって、靴の形状としてヒールが高くてトゥにかけて低くなるので、そこに傾斜が若干生まれてると思うんですよ。

 

普通に歩けば、前後に傾斜があれば、体重で爪先側に滑っていくというか、詰まるような感覚になると思うんですけど、そのズレや滑りをアーチサポートでしっかり支えている感覚。

 

なので歩くと、さらに土踏まずの突き上げ感というのを味わうことが出来る、というのが首藤の感想です。

なんというか、爪先側に足が落ちるのをアーチサポートの盛り上がりで止めているような、そんな感じがします。

 

上述の通り、土踏まず・レースステイ・小ぶりなヒールの3点で強めに固定されているので、歩く際に足がズレるということもありません。

 

それでいて、指先はワイドなスペースがあるので、かなり自由になりストレスフリーな歩き心地ですね。足の指にしっかり力が入るので、無駄な力がいらず、蹴り足も軽くなります。

 

この部分だけ見ると、少しディンケの履き心地と似ていますね。

  

ハインリッヒディンケラッカーとの違いは?

 

ここでは特徴的なRIOとの比較を行いますね。

 

まずフィットの設計思想を比べてみます。

ディンケ:小ぶりなヒールと低い甲で足全体を固定、足先はワイドにとり指先を自由に

オールデン:小ぶりなヒールとアーチサポート&高めの甲で足の後半部を固定、足先はワイドにとり指先を自由に

 

ディンケラッカーのRIOは、かなり極端に絞った小ぶりなヒールで踵しっかり固定し、低めに設計した甲でグッと足を抑えることで、足全体を無理なく固定するという設計思想です。

そのうえで、ブダペスター形状から、爪先のスペースは広く高くとられているので、指先はフリーになるというものです。 かかと甲はタイトめな設計ですが、サイド幅と指先はスペースがあるので、そこにメリハリが生まれます。

 

RIOの履き心地についてはこちらの記事もご参照ください。 

 

一方オールデンのモディファイドラストは、前述の通り極端に絞ったアーチサポートとシューレースで上下からしっかりと隙間なく固定、小ぶりなヒールに踵を落とし込むことで、足の後半部分を完全にホールドします。

そのうえで、土踏まずより爪先側の足の全面部分はかなりワイドにスペースがとられているので、全体的に指先はフリーになります。

 

そういった意味ではモディファイドラストも、足の前後に分けて、かなりメリハリのある木型だと言えると思います。

どちらもフィット思想は異なりますが、両方違う方面でかなりメリハリの効いた木型になりますね。国やブランドが違うだけでかなり違いがあって面白いです。

 

どちらが優れているというわけではなく、どちらが自分の足型に合っているか、好みに合っているかという問題なので、是非とも両方ゲットして履き比べて楽しんで欲しい所です。

 

フィット感のイメージの違いを大まかに言うと、RIOは上から押さえて固定するタイプ、モディファイドラストは下から支えて固定するタイプでしょうかね。

 

首藤的には、長時間履いてて疲れないのはRIO、履いているときの気持ちよさはモディファイドラストに軍配が上がります。

首藤は左足が過回内気味でもあるので、矯正されているというか支えられている感を特に感じられるのは、モディファイドラストの方ですね。

 

ディンケでいうとBUDAは横幅がシャープで土踏まずの絞りも中々なのですが、モディファイドラスト程ではないです。ちなみにRIOは土踏まずの絞りはほぼ感じないですね。笑

 

過回内について詳しくは下記の記事をどうぞ。

 

当たり前ですが、ディンケとは全然違って履いていて面白いです。

この違いの大きさが、首藤がオールデンの中でも、バリーラストではなくモディファイドラストが欲しいと思う理由だったりもします。

 

次オールデンを買うなら、またモディファイドラストがいいですねぇ。 

 

まとめ

モディファイドラスト…、一度履けばこの魅力はすぐにわかります。

 

この極端ともいえる設計思想に好みはあるかもしれませんが、首藤はこのアーチサポートのガッチリ感、めっちゃくちゃ好みです。

ハイアーチ気味で、土踏まずが疲れやすいので、これを履いていると、歩く度にマッサージされているような気持ちになります。笑

 

ドレス感やスーツに合うか云々は、デザインにもよるかと思いますが、現時点でスーツを着ない首藤には全く関係ありません。

 

まだ未体験の方は試着だけでもしてみることをお勧めしますよ!

この痛気持ちいい感覚(?)に虜になること請け合いです。

 

モディファイドラストで日本にないデザインが欲しくなったら、Moulded Shoeから個人輸入しましょう!笑