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【シューケア】後編 LINCOLN WAX(リンカーンワックス)OXBLOOD(オックスブラッド)の使い心地をレビュー!鏡面磨き&仕上げ編!柔らかくて簡単に光るぞこれ…!


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リンカーンワックスの使い心地後編です!

 

takei流で下地を作ってみた前編。

個人的にはかなりいい感じの下地が出来上がってる気がします。

 

後編では、そこからの鏡面磨き&研ぎの仕上げ編をお届けしたいと思いますよー。

 

 

目次

前回出来上がった下地!

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もはやすでに、首藤の今までの全力鏡面になってんじゃねえか疑惑がありますが、こちらは下地の状態です。

 

柔らかくしたリンカーンワックスを塗り込み、すかさずブラッシングを繰り返して作った下地ですね。

始めてやった手法ですが、感覚的にわかりやすく、非常にいい感じでした。

 

鏡面磨きにチャレンジ!

鏡面磨き!

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上質な下地が出来たので、今度は実際の鏡面磨きにチャレンジしていきます。

 

使うのはもちろんこちら。リンカーンワックスです。

 

実は首藤、回数で言うとそんなに鏡面磨きしたことありません。たぶんちゃんとやったのは10回に満たないんじゃないでしょうか。今更ながら超初心者です。

 

すでに下地はいい感じなのであれなんですけど、ここからさらにしっかり光らせていきたいと思いますよ。

 

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ハンドラップで指先を少し濡らします。

 

濡らし過ぎると、ただのべちゃべちゃに水分伸ばすだけになってしまうので、ちょっと指先が濡れるかな?ぐらいで大丈夫です。

 

上の画像は少し濡れすぎてしまったので、こういうときは掌にパンパンと叩いて水分を均しつつ飛ばします。プロの職人がやってるあの憧れのパンパンですね。カッコつけて真似していきます。

 

その結果首藤の場合ネル生地の切れ端のゴミが宙を舞います。ものすごい量の塵が出ます。なんなんこれ。

 

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ワックスを少しとり、円を描くように塗り広げていきます。

ワックスは取り過ぎないように。薄塗りを意識して、トントン、スッ、ぐらいの感じでいいと思います。首藤みたいにメリッととってはいけませんよ。

 

片足ずつやっていきます。

トゥ、アウトサイド、ヒール、インサイド、の流れで磨いていきます。光のつながりを意識してやるらしいですけど、全然まだよくわかりません。難しすぎ。

 

片足が終わったら、次はもう片方。両足で一周として、首藤は3周程してみましたよ。

この辺はよくわかんないですが、5周ぐらいやるって話も聞くのでとりあえず3周でストップしてみます。

 

全体の光り方を整える!

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ここでTHE LOUNGEのワークショップで習った手法を使います。

 

 

トゥやヒールだけギンギンに光っていてもバランスが悪いので、ヴァンプやサイド部分にもワックスを塗って、豚毛ブラシで整えて層を作ります。

 

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豚毛ブラシで均すと、荒々しい表面に戻っちゃうんですが、しっかりワックスは入ってます。

あとで水研ぎするので、その時にしっかり生きてきますよ。

 

山羊毛ブラシで全体を均す

写真撮り忘れましたが、この段階で山羊毛ブラシで全体を均してます。笑

やり方は下記のような感じ。

 

山羊毛ブラシがない方はまずはこの辺りからチャレンジしてみては。

 

水研ぎ!

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全体を水研ぎしていきます。

 

磨きのときと同様、ハンドラップで指先を少し濡らし、掌で均して水分を適度に飛ばしてから、全体を程よく磨いていきます。

この水研ぎでめちゃくちゃいい感じに光ってきます。もうこれで完成でいいんじゃないかぐらい。通常であればここでフィニッシュ。

 

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すでにいい感じの光り方になっております。

  

クレム研ぎ!?

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今回はここで「クレム研ぎ」にチャレンジしてみます。

 

クレム研ぎとは、クレム1925のニュートラルを使ってワックスで磨く要領でさらに研ぎを行うことで、コンパウンドで磨いたかのような鏡面が得られるという手法のようです。

 

名前だけは聞いたことはあったのですが、やるのは初めてです。

ちなみに、これもtakei流の一環です。笑 下地作りのあとは、ワックス磨き→水研ぎ→クレム研ぎの流れで仕上げていくとよいですよ、とのアドバイスをいただきました。

 

とは言え、全くやり方がわかりませんので、トライアンドエラーの精神でとりあえず通常のワックスで磨く要領でやってみます。

 

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水で濡らして、クレムをちょっとつけて磨いてみます。水多めの方がいいんでしょうか?やってみます。

 

…あ、やばい。

 

これ超難しい。めっちゃ難しい。水の量とか力加減とか、その他諸々めちゃくちゃ難しいです。とりあえず水多くした時点で失敗です。笑

 

そもそもクレムのニュートラルって、ワックス落としにも使われてるぐらいですから、普通につけて磨くとワックス落ちちゃうと思うんですよ。なのでこれを研ぎに使うって相当レベル高いんじゃないかって気がします…

 

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どうしてもクレムの油分が残る…

 

しかしながら、色々と試した結果、首藤的には下記を意識すると、光り方が強くなってきた気がします。

  • 水は超少なめでいい
  • クレムもかなり少量でOK
  • 力は一切不要
  • 表面をほんとに優しく撫でるレベルでOK
  • ゆっくりやったのちにスピードアップするとちょっとツヤが増した気がする

 

そんなこんなで試行錯誤しながらフィニッシュ。 

 

磨きの結果!

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ドーンこちらです。

如何でしょうか。よくわからないんで細部を見ていきましょうね。

 

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ヴァンプとトゥです。

ヴァンプはクレム研ぎしてませんが、水研ぎでめっちゃいい感じですね! 

 

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トゥのアップ。

改めて見ると、ちょっと磨き跡が残ってますね。笑

しかしながら、首藤的には今までの磨きで最大レベルでいい感じです。

 

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アウトサイドです。

個人的にはこの部分の輝きがめっちゃいい感じ!

モディファイドラストなので、この部分の膨らみに輝きが増すと立体体感が出る気がします。

 

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トゥの別角度三連発。

いやーいい感じじゃないですか?割と。

 

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インサイド三連発。

初めてにしては上出来だと自分で自分を褒めておきます。中々褒められることはないので自分ぐらいは甘やかしてやろう。首藤よくやった。秋の夜長に汗だくでよくやったよ。

 

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からのヒール。

ヒールは形状から簡単そうでしたけど、意外にむずかったです。

ヒールの磨きもしっかり意識できるようにしたいですね。

 

まとめ

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リンカーンワックスで鏡面磨きをしてみる後編でした。

 

使い心地としては、一言で言うと、めちゃくちゃ使いやすいです。

 

初心者の首藤でも、感覚的になんとなーくでしっかり光らせることが出来ました。

下地作りもやりやすいですし、実際の鏡面の方も鏡面の膜?が作られるのがとても早く感じました。

 

個人的には、サフィールノワールのワックスよりも使いやすかったですね。

いつまで経っても光らん…みたいなのがないので、磨けば磨くほどしっかり光るなーという印象がありました。

 

これはやばいです。全色とは言わずとも主要カラーは集めておきたい…。

 

いやー、リンカーンワックス。めっちゃいいですね。

引き続き、他のカラーの使い勝手もレビューしていきますね!

 


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この記事を書いた人

薄給のくせに年間100万円以上を服や靴につぎ込む30代子持ちサラリーマンです。
ハインリッヒディンケラッカーを筆頭とする東欧靴やオールデン、パラブーツなどを中心に歴代50足以上の革靴を買い漁ってきました。
主に大好きな革靴の紹介や靴磨き、ファッションレビューなどを暑苦しく語るブログです。

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