とても久しぶりに筆をとりました。
先日移転したBrift H SAPPORO(ブリフトアッシュ札幌)に移転後初めてお邪魔してきましたので、せっかくなので改めて当ブログでもご紹介したいなと思いますよ。復帰記事にはやっぱりこういう内容がいいですよね。
もうオープンから半年ぐらい経ってるので正直今更感満載ではありますが、せっかくなのでね。色々せわしなく過ごしていたらすごく出遅れちゃいましたね。
一体Brift H札幌とはなんなのか、東京のBrift Hとの関係は、誰が磨いてくれるのか、移転してどんなお店になったのかってのを含めて、首藤の言葉でその魅力をお伝えしていければと思いますよ。
改めてBrift H SAPPOROについて
『Brift H SAPPORO(ブリフトアッシュ札幌)』は北海道は札幌にある、日本最北端の靴磨き専門店です。スタイリッシュなカウンター磨きの先駆けとして一時代を築き上げた東京 南青山の名店『Brift H』の姉妹店となります。
路上で靴を履いたまま足を差し出してワンコインで磨いてもらうというようなこれまでの一般的な靴磨きのイメージを覆し、スーツを着た靴磨き職人たちがバーのようなカウンターを挟んで、対面で様々な技術を駆使しスタイリッシュに自分の靴を磨いてくれるというまったく新しいこの形態は、Brift H代表 長谷川裕也氏の登場により世界中の靴愛好家達の間で爆発的に人気となり、全国に広まっていきました。
この現代靴磨き界の超正統派ともいえるBrift HのDNAを色濃く受け継いだのが『Brift H SAPPORO(ブリフトアッシュ札幌)』であり、北海道という一年の半分は雪に閉ざされてしまうどう考えても革靴アウェイと言わざるを得ない地域で、革靴ラバーから圧倒的支持を得ているお店でもあります。
そもそもよほど革靴が好きでない限り、お金をだして靴を磨いてもらうという経験自体を中々したことがないと思うんですが、なんというかこういうカウンター形態の靴磨き専門店というのは靴を磨いてもらうという行為に付随するあらゆる側面でプレミアム感を感じられるつくりになっています。
靴磨き専門店にわざわざお金を出して靴を磨いてもらうということに関する是非や意義については今後別記事にて首藤の思いのたけをぶつける所存ではありますが、簡単に申し上げますとこのBrift H SAPPOROというお店も例に漏れず3000円も4000円も出して一足の靴を磨いてもらう価値があるということです。(少なくとも首藤はそう思ってます)
Brift H SAPPOROでいうと、一般的な革靴で当日磨き(カウンター磨き)をお願いすると4,400円で大体1時間程の時間をかけて靴を磨いてもらえます。(2022年5月現在)
ちなみに目の前で磨いてくれるカウンター磨きの他にも預けて磨いてもらうこともできますし、バッグや財布などの革製品のケア、靴の修理なんかも依頼することができます。もちろん革靴だけでなくブーツからスニーカーまで大体いけるはずなので詳細は下記ページや公式のインスタページなんかをご参照ください。
Brift H SAPPORO代表 林田直樹氏
Brift H SAPPOROで靴を磨いてくれるのはこちら、我らが林田 直樹(はやしだ なおき)氏です。
2015年頃より靴磨きの世界に飛び込み、2018年より前身のThe Lounge by Brift Hの代表を務め北海道の足元を輝かせ続けている靴磨き職人です。
2018年、2020年の靴磨き選手権ではセミファイナルまで駒を進めた実力者でもあり、北海道の気候や地域性に合った防水性の高い靴磨きの開発なども行っています。
カウンター磨きに関しても初めての方でも何も心配することはありません。革靴のケアなどにそこまで興味がなくても、息つく間もなく飛び出す林田ギャグや革靴に全然関係のないトークでこちらを楽しませてくれますし、勿論靴磨きに対する専門的な知識やその説明などなど希望すれば磨きながらでも解説してくれます。磨きの相談なんかもできますしね。
首藤は大体が馬鹿話して笑ってたら一瞬で一時間過ぎてる感じです。笑 とりあえず話してるだけですごい楽しいです。
そして林田さんがどんな磨きをしてくれるの?ってのは是非ショップのインスタをフォローして覗いてみてください。こんなに綺麗に光るんやでっていうのがお分かりいただけると思います。
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そして林田さんの磨きについての感想や、首藤が感じている部分については下記記事にてもガッツリ載せているので是非ご覧くださいませ。
ちなみにこれ2020年の靴磨き選手権の時の応援ブログなので、靴磨き選手権?そもそも靴磨きって?みたいな方にもわかりやすい記事になってます。
移転してリニューアルオープン!
出典:https://brifth-sapporo.com/wp-content/uploads/2021/11/image0-9.jpeg
元々はThe Lounge by Brift H(ザラウンジバイブリフトアッシュ)という名称で札幌のオシャレセレクトショップMaWのインショップとして営業されていましたが、2021年12月より店名を『Brift H SAPPORO』にあらため西8丁目に移転されました。
こちらはインショップではなく独立した店舗ということで、正式に「Brift H」の名を冠する姉妹店としてグランドオープン!という感じですかね。
MaWにあったときはついでにMaWで服も見れたのでそっちはそっちで好きだったのですが笑、やはり独自店舗ってのはワクワクしますよね。林田さんが全身全霊をかけてプロデュースしたお店ですから店内のデザインなんかも専門店として特化していますし随分と雰囲気も違います。
ちなみに以前はこんな感じの店構えでした。
こっちはこっちで素敵でしたね
お店の場所は?
上記の通りお店は2021年12月に移転しておりまして、肝心の場所は何処かって話なんですけど住所は下記の通りです。
札幌市中央区南3条西8丁目11-2 島屋ビル 2-C
ちょっとわからない方は上記の地図でチェキしてください。
実際に行く時はこの住所をコピペしてグーグルマップに貼り付けてくださいね。なんとなくわかると思います。
具体的なお店の場所は狸小路7丁目を真っすぐ抜けたあたり。これ店の前から撮った写真です。
これだけ見れば地元民であればなんとなく位置関係を掴めるんじゃないでしょうか。というか一発でわかりますよね。なんてったって狸小路ですからね。狸小路。北海道外の方は何言ってるかわからないと思いますけど。笑
とりあえず狸小路をまっすぐ西側に歩いてアーケード抜けた次のブロックの左手にあります。GO STRAIGHT 狸小路。自分の心に正直に真っすぐ歩いていけばいずれかは辿り着けます。
ちなみに地下鉄なら東西線西11丁目駅の3番出口(ローソンあるとこ)を出ていい感じにこう南側にくねくね歩いたら着きます。
店舗が入ってるビル。このグルっと回る外階段を上って二階ですね。
ビル内に入って突き当りまで進むとありましたよ。シャレオツへの扉が。こんな感じの素敵な店構えです。期待に胸を膨らませながら開けちゃってください。
店内の雰囲気
次は実際の店内の雰囲気をお伝えしていきます。これ2022年5月現在のレイアウトなのでお店行く時には変わってるかもしれませんのであしからずご了承くださいね。
店内は広すぎず狭すぎずな落ち着く雰囲気に仕上がっています。
ちょっと角度の関係で全体がうまいこと映る画像はないんですけど、個別に紹介していくのでいい感じに脳内補完していただけますと幸いです。笑
まず入って正面、目の前には靴がずらーっと並んでます。入りきらないほど所狭しと並んでますが、これは依頼された靴でしょうかね。こんなに磨くんですねえ。
そして右手にはケア用品などの販売商品が並ぶ棚があります。上には取り扱いされているUSED靴やRENDOの箱が並んでます。
オシャレなドライフラワー付き。空間に彩りがあります。
棚はこんな感じ。
Brift Hのケア用品をメインに実際に店舗の磨きでも使われてる商品が販売されています。
クリームやワックス、ネル生地など靴磨きに必要なケア用品ほぼすべてが揃っちゃいます。
靴を磨いてもらっているときに色々相談しつつ、帰りに自分の靴に合ったケア用品を購入していくなんてこともできますよ。
そして新たに取り扱いを始めたKENJIRO SUZUKI PARISのソックスも。Brift H本店にも置いてある商品ですね。
靴下好きとしては非常に気になる存在です。
そしてオーダー会なども行っていたCrevaleathco(クレバレスコ)のサンプル。素敵。
そして移転と同時に正式に取り扱いを開始したRENDO(レンド)の靴のサンプルも置いてありました。俺たちのRENDO。Brift H札幌と言えばRENDOみたいなところありますからね。
北海道で実際にRENDOを手に取って見れる場所ってないので、是非ここでチェキしていきましょう。
ちなみにRENDOと言えばオーダー会というイメージがありますが、オーダー会でなくても随時注文は受け付けているそうなので、待ちきれない!すぐ欲しい!という方はサイズサンプルも全部揃っているとのことなので、是非林田さんに相談してみてください。
入って左手はこんな感じになってます。大きな鏡、いいですねえ。
座って革靴のフィッティングをしたり、磨いた革靴を撮影したり、鏡を見て合わせたり、色々想像が捗ります。
壁にはbananayamamotoさんの革靴点描画が飾られています。
めちゃくちゃかっこいい…!詳細はBrift H札幌のインスタで紹介されているので気になる方は是非そちらをご覧ください。
そして最後はカウンターです。ここに林田さんが立って、カウンター越しに磨いてくれます。
ちなみにこんな感じ。キャーーー、素敵ィィィーーー!!
カウンターの無垢材も素敵ですよね。オシャレで高級感があります。スベスベ。
ここに座ってこの無垢材に肘を置くと、なんかちょっと大人の男になったような気になれます。おすすめ。
そして首藤がめっちゃテンション上がったのがこの椅子ですよ!この椅子、超かっこよくないですか?形といいカラーリングといい素材感といいパーフェクツですよこれ。
確かBrift H本店と同じブランドのものだって仰られてた気がするんですけど、木工家具KOMAさんというところの椅子らしいです。すごい素敵。
首藤は家具とか椅子とか全然興味ないんすけど、これインスタで見た瞬間からすごいいいなと思っていて、実際に実物見たらもっとよかったです。
すんごい高級感。すんごいオシャレ。そして何より座り心地がたまらないです。
こういう系のハイチェアって足の置き所もよくわからないし疲れるし座ってる気がしないしで割と嫌いなんですけど、めちゃくちゃ座り心地よかったです。全然疲れないし、何より素材感の気持ち良さとかっこよさでテンション爆上がりです。是非座ってほしい。これに座るためだけに磨きに行ってもらいたいレベル。
お値段聞いたら絶対自分では買えないレベルのハイソサエティなあれだったので、首藤はBrift H札幌に通ってこの椅子を堪能したいと思いますよ。
カウンターの上にはBrift H札幌オリジナルのコーヒーも。パッケージもオシャレですね。欲しい。
カウンター磨きの際にはコーヒーも淹れていただけるので、是非とも味わってみてください。(はっきりこのコーヒーを出してくれたのかを聞き忘れたのでたぶんベースでよろしくお願いします)
今度買おうかな。最近コーヒーにはまってるので。
まとめ
という感じで、Brift H SAPPORO見学ツアーをご覧いただきありがとうございました。
今更感ありますが改めてしっかりご紹介出来てよかったです。
勿論内装は変わるでしょうしプランやその他諸々色々変更は今後あると思いますので、お店の内容については是非ともインスタをフォローしたり、公式HPを見たりしてご自身でご確認いただければと思います。
このブログはあくまでBrift H札幌を知るきっかけになればなーという感じなので、そこんところいい感じのアレでお願いします。お店行ったけどドライフラワー飾ってないんですけど?とか言われてもちょっと対応できないので。
お店に関してのリンクはこちらからどうぞ。
Brift H SAPPORO(ブリフトアッシュ札幌)インスタアカウント
Brift H SAPPORO(ブリフトアッシュ札幌)YOUTUBEチャンネル
今回のブログは革靴好き(普段靴磨きしたり磨き屋さんに頼んだりしたことがあるぐらい)の方であれば特に問題なくスッと入ってくる内容だと思うんですが、普段靴磨きにあまり触れられていない方にはまだちょっとわかりにくい部分もあったかと思います。
主にそんな高い金払って靴磨いてもらう価値ってあるの?みたいな部分だと思うんですが。笑
せっかく札幌に素晴らしい靴磨きのお店があるのに、そういう部分がブロッカーになって出会う機会すらないのも寂しい話なので、次かその次かあたりのブログで首藤が思う靴磨き専門店で磨いてもらう理由やその魅力について解説していきたいと思いますよ。