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【革靴雪道対策①】ALDEN(オールデン)ミシガンブーツにビブラムソールのアークティックグリップを装着!レアな冬仕様カスタム!


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昨日の【靴紹介】で記憶にも新しいオールデンのミシガンブーツですが、完全なる雪国仕様にするため、リファーレ札幌に入院させておりました。

 

 

カスタム内容は雪国最強と噂されるビブラム・アークティックグリップの装着。

これをオールデンに施している方はすくないことでしょう。生産終了モデルのミシガンブーツなら猶更です。

 

そんなレア仕様カスタムを施したミシガンブーツが退院して我が家に帰ってきましたので早速ご紹介したいと思いますよー!

 

 

目次

アークティックグリップとは?

ソール型対凍結路面兵器

ビブラム社が新たに開発した凍結路面用の超絶グリップソールです。

ビブラム社公式のサイトから動画も見れるんですけど、なんかすごそうです。

 

ソールパターンはいくつかあるんですが、この青い粒みたいなものがARCTIC GRIPの特徴です。

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出典:https://www.abc-mart.net/shop/e/ewinter11/

 

シロクマの肉球をモデルにしたとのことで、乾いた凍結路面はおろか濡れた氷の上でも摩擦力を発揮し、滑りにくいという触れ込みなのです。

 

 

以前この記事でもお伝えしましたけども、北海道の冬において路面対策というのは非常に重要になります。本州と違って道路状況が180度変わるので、ラバーソールが必須と言えます。

それなら最初から夏も冬もラバーソール履けばよくね?ということで、北海道の革靴紳士の中でも夏冬兼用でオールシーズン履ける靴が好まれたりするんですね。パラーブーツがそのいい例だと思います。

 

ラバーソールと一口に言っても様々なものがあり、正直冬の凍結路面には全く対抗できないなーと思うものも多くある中で、まさに彗星の如く現れたのがこのアークティックグリップです。首藤が見た感じだとかなり信頼できそうな性能。な予感。

最近はスノーブーツと呼ばれる雪国向けのブーツのソールにも多く採用されているので、その性能は折り紙付きと言えます。これは非常に楽しみです。

 

なぜせっかくのオールデンをカスタム?

人それぞれ好みはありますが、首藤的にブーツというのは雪が降り積もる冬にこそ活躍してほしいもの。当然寒くなってきた秋にも季節的にはマッチするわけですが、正直な話雪が降ってないならレザーソールやコードバンを履きたいです。笑

首藤も昔は「どっちかの季節しか履けないとかコスパ悪いし最初からラバーソールの靴ばっかり欲しい」と思ってましたけど、今は逆にそれぞれの良さがあると思っていますのでなんなら夏と冬で履く靴を総入れ替えしたいぐらいには、レザーソールが好きです。

 

革靴が増えてきて中々一足にかける時間も少なくなってきている現状、少しでも長くレザーソールとコードバンを履いていたいのです。ブーツが登場するのはもうそれらが履けなくなってからでも遅くはない。だってめっちゃ降るんですよ雪。

遅くとも12月には降ってそこから融けるのが4月末ぐらいであることを考えると、4~5か月は雪に閉ざされてるんです。長い年だと半年ぐらい雪積もってるんですよ?絶望じゃないです?レザーソール半年履けないんですよ?買った意味あります?もうやめて!

 

いつか終わりが来ることがわかっていても、限られた時間の中で強く輝くのが、そう、人間なのでs…もうこの話はいいですかね?

 

とりあえずブーツ履くなら冬だし、北海道の冬で履くならラバーソール必須っしょってことで迷わずカスタムです。

ウォーターロックソールも水に強いらしいので、まあ防水という面では雪に対してはそこまであれかもしれませんけど、はっきり言って滑りますからね。そのまま履くのは自殺行為だと思います。ウォーターロックソールで凍結路面歩くとか想像すらしたくありません。首藤は弱い人間です。

 

ミシガンブーツ×アークティックグリップ!

アークティックグリップ装着の仕上がりを見てみよう!

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ということでドン!こちらが仕上がりです。アークティックグリップやーーー!!

裏から見たらあの青いネップみたいなのが特徴的で一発でわかりますね。笑

 

やはり裏のカラーリングだけ見ると、ブーツの雰囲気にマッチしているか?と言われれば正気NOでしょう。笑 ミシガンブーツが如何にワークブーツテイストとはいえ、ドレスブーツでクラシックな雰囲気を纏っているので、カジュアル感あふれるこのカラーリングは少々浮き気味です。

 

とは言え履いててわざわざ靴の裏を見せることもないですし、普段見せるわけではないのでそこは実用性を重視します。

 

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ハーフソール。

 

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ヒールもしっかり装着されいます。

 

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全体を見ると屈強な感じがしていいですね。これがアークティックグリップかぁ。

滑らなそうなオーラをビシビシと感じます。いけるなこれ?いけんな?

 

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ドアップ。需要はありますか?

 

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ヒールも。需要はありますか?どうですか?

 

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二足並べてソール見せ。可愛い感じ。でも需要はありますか?

 

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そして両ヒールです。ちゃんと両方貼れてる!笑

サイズ違いの試練はしっかり乗り越えていただけたのですね!感謝です。

何事もなくさらっと大丈夫でしたよって言ってましたけど、きっとたくさんの苦労があったはず…。ありがたい話です。こんなヒールサイズ違う靴持って行ってすいません。ほらお前も謝って!ミシガンほら!ちゃんと謝りなさい!

 

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改めて見てみても、やっぱりサイズ違いますね。笑

 

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真横から見るとここまで違います。

 

ここまでくるとたぶん手放すのも難しいだろうから、覚悟しておけよ。めちゃくちゃ履き倒して手入れしてまた履き込んでやるからな。ワークブーツとして冬は雪道を、その他の季節はキャンプとかアウトドアとか履きまくってやるからな。覚悟をしておきなさい!!

 

全体の仕上がり!

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ミシガンブーツ×アークティックグリップです。とりあえずミシガンブーツかっこいい。かっこいいよミシガンブーツ!

 

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まずは正面斜め上から。

このあたりただとそこまでわかりませんね。自然な感じ。

 

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そして正面から。

良い感じのコマンド感あります。普通に良い感じ。

 

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横から。正直どうですかこれ。

 

むちゃくちゃかっこよくないですか?

 

ミシガンブーツのクラシックアメリカンな雰囲気にタンク感がプラスされて、力強さが増してますよ。アッパーのユティカの柔らかさはしっかり残ってるので、なんかオリジナル感ありすぎて超かっこいいです。

 

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正面爪先。

ビブラムのタンクソールみたいにゴリゴリの溝はないので、そこまでワーク感が出てないのもいいですね。

 

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この角度だと結構わかりますね。ワイルドでかっこいい。

 

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ヒールシリーズ。良い感じです。

 

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ハーフの付け根も綺麗ですね。元のソールにうまいこと溶け込んでる気がします。

 

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サイドラインです。むっちゃ綺麗。

アークティックグリップの接着と同時にツメは削っているそうです。

オールデンは結構ツメがはっきりしている部分があるそうなんですが、それが残っているとラバーが剥がれやすくなってしまうとのこと。その辺りはお任せなので、良い感じに処理していただけました。

ぶっちゃけツメとか知らなかったぐらいなので全然大丈夫です。笑

 

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ヒールライン。多少ラバー貼って高くなりましたが全然許容範囲内です。

ちょっとヒールが高くなってカップの綺麗さが際立つようになった気もしますね。

 

まとめ

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以上、ラバー貼りました報告第一弾でした!

 

いつもの通り仕上がりには大満足です!ヒールの左右差があるにもかかわらず色々頑張ってくれてありがとうございました。リファーレ札幌さん大感謝やでェ…!

 

下から見ると中々アンバランスなカラー感ですが、そんなものは実用性の前には何の意味もなさないのです!この冬最強のウェポンを手にした首藤はようやく安心して冬を超えられそうです。

 

(この後また別のところで不備が出ます。)

 


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この記事を書いた人

薄給のくせに年間100万円以上を服や靴につぎ込む30代子持ちサラリーマンです。
ハインリッヒディンケラッカーを筆頭とする東欧靴やオールデン、パラブーツなどを中心に歴代50足以上の革靴を買い漁ってきました。
主に大好きな革靴の紹介や靴磨き、ファッションレビューなどを暑苦しく語るブログです。

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