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【状態確認】レザーソウルでディスカウント品として購入したミシガンブーツの状態を見てみよう!リジェクト品の理由は?


前回の開封の儀でもちらっと触れましたが、今回首藤がレザーソウルダウンタウン店で購入したミシガンブーツはリジェクト品でした。それ故ディスカウントコーナーにあったんですねー。

 

中々激安でゲットできたのでそのあたりはいいんですけども。

どのあたりはリジェクト品足る理由なのか、状態を確認してみることにしました。

 

結果、今回のミシガンブーツ、めちゃくちゃリジェクト品でした。笑

 

よく「どこがリジェクト品なのか理由がわからないぐらい綺麗です!いい買い物しました!」みたいなのをインスタで見かけるんですが、首藤のミシガンブーツはそれはもう完全なるリジェクト品だなと誰が見てもはっきりわかるレベルです。

履く前にしっかり確認して検証しておくのは大事かなーと思いますので、ここに記しておきましょう。

 

 

目次

リジェクト品とは!

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ソールの裏に見事にRスタンプが押されていますね。

 

首藤いつも思うんですけど、これわざわざロゴつぶさなくてよくないです?笑

コンビニで袋いらないときにバーコードにシール貼るみたいな、悪用防止的な観点があるのは何となくわかるんですけど、なんかもったいない気がするんですよね。ロゴの横にボスって押せばいいのではと思ってしまうんですよねぇ。削り取ってRスタンプ見えなくするみたいなことも出来ちゃいますけど、あとは残るでしょうしわかる気もするんですが。

まあこの辺はあくまで首藤の感想なので、ほかに理由があるんだろうなーと予想はつきますから別に全然いいんですけどね。コナン君みたいにいつも一つの真実を追い求めてる感じでもないので。

 

話が逸れましたが、リジェクト品ってなんじゃらほい?ってとこなんですけど、簡単に言うとメーカー(またはショップ等)の検品をクリア出来なかったもののことです。

 

アッパーやウェルトになどのキズ、レザーの色ムラやシミ、縫製が乱れているなど様々な理由がありますが、そういったメーカー等が定める基準に満たなかったものの中でも、靴を履くという用途に問題がないものについては、リジェクト品としてリーズナブルな価格で再販売される場合があります。

イギリスのブランドの靴なんかはそういったものはファクトリーショップで安く販売されていたりしますよね。首藤もノーサンプトン行ってみたいです。

 

ちなみにオールデンの場合は、アメリカのThe Shoe Mart(シューマート)に集約されて販売されているようですよ!詳細はショーゴさんの「前略、物欲が止まりません。」で超絶詳しく解説されているのでそちらをご参照いただけますと幸いです。

 

この記事によると基本リジェクト品はシューマート経由での販売のみな感じのようですけど、なんでレザーソウルにあったんでしょうね?笑 謎です。

 

ということで何らかの理由でメーカー基準を満たさなかったという今回のミシガンブーツ。いったい理由は何なのか!見てやりましょうぞ!

 

全体をざっくりと!

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まずは全体をざっくり見てみますよー。特に問題なさそうですね。

 

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横顔も綺麗だし。

 

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まあこのあたりのシボ感も許容範囲でしょう。というかそもそもユティカというレザーがどういうものなのか正式なものを知らないですし。笑 この辺りは個体差あるんだろうなぁという気がします。

 

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この辺りも綺麗。モカもいい感じ。

 

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トップリフトもまあ雑ですけどそれがオールデンですし。笑

 

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アッパーの革質の差が結構ありますねぇー。最初はこれが理由かなーとも思いましたが、全然違いました。もっと大物が隠れていましたよ。

 

リジェクト理由を予想!

しっかり嘗め回すように見てたぶんわかりましたリジェクト理由。絶対これらです。

 

ウェルトに抉られたようなキズ!

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見つけましたよ完全にこれですよ絶対。絶対そう。

だってウェルトがゴリゴリに抉れてるもん。笑

 

ウェルトはグッドイヤーの靴にとっては非常に重要なパーツです。

ウェルトはアッパーとソールをつなぐ役割をしており、オールソールをする場合にはここを起点に新しいソールを張り替えることが可能となります。

通常ウェルトにダメージさえなければ普通にオールソールが出来るのですが、このウェルトが機能してないと、リウェルトと言ってウェルト自体を巻き直す必要が出てきます。

 

何が言いたいかというとソール交換の際にめちゃくちゃ金がかかるぞってことです。笑

お願いする修理屋さんにもよると思いますけど、通常オールソールだと1~1.5万ぐらいのイメージですが、リウェルトまでやるとなると2.5~3万ぐらいするイメージです。(あくまでイメージ)

 

グッドイヤーの靴であれば何度かオールソール出来ることが前提となっているので、このウェルトのダメージは結構痛いところですね…。ソール変えるときはリウェルトが確定してますからね。

 

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まあウェルトがガッツリ欠けてるとか履けないってことじゃないと思いますので、このまま履きたいと思ってますよ。むしろリウェルト最初っからするってのもどうかと思いますし。

ゴツめのラバーを貼ってソール自体の延命をはかりつつ、先にウェルトの方がゴソッと欠けてやばそうになったらいよいよ交換することにします。

 

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多分これが一番のリジェクト理由だろうなぁ。一番ってことはまだまだあるんですけどね。笑

  

トップリフトのサイズが全然違う…!!

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これがおそらくリジェクト品第二の理由です。

この時点で不穏な空気を感じます。笑

 

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おやおやおや…これはまさか…こんなの初めて見るぞ…

 

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めちゃくちゃトップリフトのサイズ違う!

 

ほんとに同じサイズこれ?っていうぐらいヒールサイズが違うんですけど。笑

さすがにこのヒール自体のサイズが違うってことあります??リジェクト品ですら結構稀だと思います。笑 さすがオールデン…と言わざるを得ないですね。大らかなお国柄や…。(戦慄)

 

これさすがに歩行に問題でるかなぁ…。これヒール丸ごと交換したほうがいい気がしますね…。

それにしても長さだけじゃなく横幅もサイズ感が違う気がするので、そもそも普通に交換できるのかなというのが心配なところですけども、俺たちのリファーレ札幌に相談ですねこれは。

 

さすがにこのサイズ差にはちょっと笑いました。

 

ソールの色が左右で全然違う?

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見てくださいこれ。全然色違いません?笑

 

EGのダークオークアンティークとチェスナットぐらい違いますよ。

もっと言うとガナッシュとアーモンドマフィンぐらい違いますよ。

もっと言っちゃうと明治チョ

 

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両方ちゃんとウォーターロックソールなんでしょうか…?笑

 

片方ずつ見たら全然あれなんですけど、両足揃えたらソールの色があまりにも違います。使用に問題はないので全然いいんですけど、ここまで違うとこれ本当に同じソールの種類か…?って思ってしまいます。

まあ上の二つに比べれば、これぐらいなら全然いいかなとなってきたのは感覚が麻痺してきたからなんでしょうか。 

 

ライニングの色味も違う?

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ライニングカラーがちょっと違うんですよねーこのペア。

 

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写真だとわかりづらいんですけど、黄色とオレンジ!ぐらいには違います。

そして例の如く上の二つに比べればこれぐらいならマジで全く気にならないというレベルですね。

 

もしリジェクト理由として見つかったのがこの部分ぐらいだったら、首藤も「どこがリジェクト品なのか理由がわからないぐらい綺麗です!いい買い物しました!」  って言ってますわたぶん。おしゃれインスタグラマーの仲間入りしてタピオカ飲んでますよ。

 

まとめ

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ということで如何だったでしょうか。

これ程までにリジェクト品足る理由が揃ってるリジェクト品も珍しいんじゃないでしょうか。笑

 

しかしながらなんだかんだ言いつつも、それでも全然かわいいなぐらいには思ってるのでしっかり履いてあげたいと思いますよ。

ちょっと履くまでに手がかかるやつですが、リジェクト品で値段なりなので、まあ良しとしましょう。この靴は悪くない。ちゃんとコンディション相応の値段で首藤のところに来たんです。可愛がってあげねば!

 

短所も受け入れて初めて相棒というものですよ!(とか言って手放したらごめんな)

 

 

楽天で見つけようあなただけのALDEN!(キリッ

 


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この記事を書いた人

薄給のくせに年間100万円以上を服や靴につぎ込む30代子持ちサラリーマンです。
ハインリッヒディンケラッカーを筆頭とする東欧靴やオールデン、パラブーツなどを中心に歴代50足以上の革靴を買い漁ってきました。
主に大好きな革靴の紹介や靴磨き、ファッションレビューなどを暑苦しく語るブログです。

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